「あの人に聞いた、家での最高の過ごし方」 頑張らなくてもいい“植物のある暮らし”。編集者・荒川由貴子さんのグリーンで溢れる部屋の作り方。 LEARN 2020.05.16

快適なおこもり時間を実現する人たちの取材を通して見えてきたのは、「どこに出かけても必ず帰りたくなる家」「長時間過ごすことが楽しい家」という共通項。家での時間を楽しむためのコツを彼女たちから学びます。今回は、弊誌編集部の荒川由貴子が、いい加減でもいい植物との暮らし方をご提案します!

日々、違った表情を見せる植物たちに癒されています。

「もともと私も植物が育てられないタイプで(笑)。いつも枯らしてしまっていた。気がついたのは植物たちにとってベストな環境を作ること。それさえ間違えなければ、勝手にすくすく育ってくれるんです」

東向きの窓辺。カーテンレールを利用して吊るすインテリアも。
東向きの窓辺。カーテンレールを利用して吊るすインテリアも。

現在、南向きの角部屋に住む荒川。東向きの窓辺を植物たちの定位置にした。また、置くのは乾燥に強く、生命力もある多肉植物やサボテン、ガジュマルなどを厳選。「東向きの窓はすりガラスだから直射日光にならず、いい環境になってくれている。おうちで、育った多肉たちを株分けして、植え替えした鉢をずらっと並べると気持ちいい達成感があるんです(笑)」

また、鉢植えだけでなく、切り花も一緒に飾ることでさらにグリーンの窓辺を鮮やかに。「切り花を買うときは、緑の葉の多いものを選ぶのがマイルール。そうすると家の植物たちとナチュラルにマッチする。よく行く花屋さんは学芸大学の〈THE DAFFODILS(ザ・ダッフォディルズ)〉。センスのいい品ぞろえが魅力です」グリーンがあることで、家時間をより気持ち良く過ごせるという。「毎朝、お花の水をとりかえて、どれくらい育ったか植物たちをチェックする時間は、私にとっていちばんのリフレッシュタイム。日々、違った表情を見せてくれます」

【家時間のおとも】深夜ラジオをタイムフリーで愉しむ。

荒川由貴子

無類のAMラジオ好き。タイムフリーで深夜ラジオを聴く時間が最高のおこもりタイム。「ソファに座ってBluetooth接続したスピーカーからラジオを流して過ごしています」

【ベストツール】植え替え用のコップと鉢植え。

荒川由貴子

増えた多肉植物は年に1回ほど植え替え。「スタックできるスコップはホームセンターで購入。ポッド以外に使い終わったキャンドルの容器を鉢植え代わりにしてもおしゃれです」

Profile/荒川由貴子(あらかわ・ゆきこ)

昨年よりHanako編集部に所属。いろいろ吟味した上で、あえてアウトドアテーブルや椅子をリビングで使用中。毎日、フェス気分。

(Hanako1184号掲載/photo:MEGUMI text:Kana Umehara)

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