銀座がさらに面白くなる! 銀座の書店店員が選んだ!“銀座”がテーマの本8選。街の歴史から、長く愛される店の哲学まで。 LEARN 2020.04.14

銀座が舞台の本、テーマの本は数多くあります。 その中でも、銀座の書店で働く方々が選んだ銀座がさらに面白くなるおすすめの本をご紹介します。

〈無印良品 銀座〉

1.親子を通して見る街の歴史。『荷風と私の銀座百年』

「著者は銀座の名門バーの主人。父・永井荷風の作品と共に街の移り変わりを知る一冊」。『荷風と私の銀座百年』永井永光著、2,000円(白水社)

2.カフェ文化発祥のルーツを巡る。『銀座の喫茶店ものがたり』

「有名店や穴場の名店まで様々な45の名店を巡る。カフェ散歩のお供に最適です」。『銀座の喫茶店ものがたり』村松友視著、660円(文春文庫)

〈無印良品 銀座〉

〈MUJI BOOKS〉は暮らしに寄り添う本の新しい魅力を発見。「ATELIERMUJIGINZA」の「Library」には貴重なデザイン本も。
■東京都中央区銀座3-3-5
■03-3538-1311
■10:00〜21:00 不定休

Navigator…清水洋平(しみず・ようへい)〈MUJI BOOKS〉の選書を担当。「新しいものを受け入れる先進性と、良い ものは守る伝統性を両立する銀座が好きです」

〈銀座 蔦屋書店〉

3.その道一筋の店主に学ぶ魅力。『銀座が先生』

「ベテラン職人から有名店の店主まで18人が登場。ありそうでなかった銀座ガイドです」。『銀座が先生』岩田理栄子著、1,800円(芸術新聞社)

4.開けば一本の道になる写真集。『Every Building on the Ginza Street』

「蛇腹状の本を開くと夜の銀座通りがまっすぐ続くユニークな作り」。『Every Building on the Ginza Street』ホンマタカシ著、4,800円(limArt)

〈銀座 蔦屋書店〉

本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ「アートのある暮らし」を提案。
■東京都中央区銀座6-10-1〈GINZA SIX〉6F
■3-3575-7755
■10:00〜22:30(施設の営業時間に準ずる)不定休

Navigator…番場文章(ばんば・ふみあき)開店準備から参加し、銀座歴3年強。「国際色豊かな人々が行き交う街からいつも強い活気を感じています」

〈森岡書店〉銀座

5.銀座ならではの食文化の足跡。『銀座のすし』

「街の達人による食の探訪記。銀座のすし屋に入ることはちょっとした旅に等しいことが伝わる」。『銀座のすし』山田五郎著、500円(文春文庫)

6.長く愛される洋菓子店の哲学。『銀座ウエストのひみつ』

「老舗洋菓子店の企業哲学に迫る。銀座は手業の街だと思わせてくれる本」。『銀座ウエストのひみつ』木村衣有子著、1,600円(京阪神エルマガジン社)

〈森岡書店〉

「一冊の本を売る書店」をテーマに、一冊の本から展覧会を行う。
■東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル 1F
■03-3535-5020
■13:00〜20:00 月休

Navigator…森岡督行(もりおか・よしゆき)森岡書店店主。「鮨、天ぷら、おでん、洋食、バー、テーラーなど銀座の繊細な仕事が好きです」

〈教文館〉銀座

7.歴史の名残から最新エリアまで。『銀座を歩く四百年の歴史体験』

「雑誌片手に銀ブラもいいですが、さらに深く知りたい方におすすめ」。『銀座を歩く四百年の歴史体験』岡本哲志著、740円(講談社文庫)

8. 1960年代の胸高鳴る毎日。『銀座界隈ドキドキの日々』

「今から50年前、デザイナー1年生の和田さんがドキドキを体験した街のこぼれ話」。『銀座界隈ドキドキの日々』和田誠著、640円(文春文庫)

〈教文館〉

1885年からある老舗書店。一般書籍のほかキリスト教の洋書も扱う。良質の絵本がそろう6階「ナルニア国」も。
■東京都中央区銀座4-5-1
■03-3561-8446
■10:00〜21:00(日祝、売り場により〜20:00)無休

Navigator…岩本洋一(いわもと・よういち)銀座の教文館に勤めて17年半。現在は一般書籍を担当。『銀座の紙ひこうき』(はらだみずき著)もおすすめの一冊。

(Hanako1183号掲載/photo:Nao Shimizu styling:Yui Otani text:Kana Umehara, Ayumi Shirasaka edit:Kana Umehara)

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