女子旅におすすめ! 金沢旅行で泊まりたいホテル&一棟貸し宿とは?風情溢れる「暮らせる」宿がトレンド。 LEARN 2019.10.22

北陸新幹線開通以降、宿が続々と誕生した金沢。古いオフィスや町家を生かしてモダンに仕上げ、その街の日常を感じられる宿がトレンドに。それぞれのスタイルで「暮らせる」宿をご紹介。

〈かずえや〉主計町茶屋街の中の静かな一棟貸しの宿。/主計町

主計町茶屋街のしっとり落ち着いた街並み。
主計町茶屋街のしっとり落ち着いた街並み。

迷路のように入り組んだ主計町茶屋街の中にある〈かずえや〉。

金沢 かずえや

お茶屋文化を体感できる一棟貸しの町家だ。早朝はまだ誰もいないひがし茶屋街を独り占めし、夜は旦那衆が集まる町家のバーで一杯。特別な瞬間に立ち合えるロケーションだ。隣は検番であるため、昼間は芸妓さんが歌舞を稽古する音色が庭から聞こえ、なんとも風流。

伝統的な町家建築をそのまま生かし、レトロモダン家具でコーディネートしたキッチン付きのリビング。ほかに和室、2階の和室とベッドルームがあり、滞在者が個々の時間を過ごせる広さも一棟貸しの宿の魅力。
伝統的な町家建築をそのまま生かし、レトロモダン家具でコーディネートしたキッチン付きのリビング。ほかに和室、2階の和室とベッドルームがあり、滞在者が個々の時間を過ごせる広さも一棟貸しの宿の魅力。

町家をモダンにリノベーションした空間にはキッチンや食器もあり、調理も可能。料理人を呼びプライベートダイニングとして利用する地元の方も多いとか。

縁側でお茶を楽しむ贅沢も。
縁側でお茶を楽しむ贅沢も。
2階のベッドルーム。
2階のベッドルーム。

2階には寝室などのプライベート空間も。最大5名まで宿泊でき、家族で、女子旅で、様々な用途に使えそう。お風呂は浅野川のちょうど対岸にある銭湯を訪れるのもおすすめ。この地域には昔ながらの銭湯が多く、地元の人との交流を楽しめる。数日の滞在とは思えないほど日常に溶け込める宿なのだ。

〈かずえや〉
■石川県金沢市主計町3-14
■076-264-3201
■全1棟
■1棟2名で利用の場合で1名1泊15,000円~、最大5名利用で1名1泊10,000円~。ホテルパシフィック金沢の電話より予約・問い合わせ可能。

〈KUMU 金沢―THE SHARE HOTELS―〉金沢の伝統を汲み、組む、モダンを極めた宿。/尾山町

金沢 KUMU 金沢―THE SHARE HOTELS―
空間そのものがアート作品のよう。正面はNerholの作品。
空間そのものがアート作品のよう。正面はNerholの作品。

一歩、踏み入れるとその空間に圧倒される。〈KUMU 金沢〉のエントランスは天井いっぱいに組木細工が広がり、築45年のオフィスビルの歴史が刻まれたコンクリートの表情を生かした空間はギャラリーのよう。実際、各フロアには金沢の伝統文化を汲み取った新進のアーティスト作品を飾ったスペースがあり、イベントやワークショップの会場になる予定。

茶を点ててくれる茶人もラウンジに。
茶を点ててくれる茶人もラウンジに。

日常でお茶を楽しむための仕掛けも各所に。エントランス横のティーサロン〈KISSA&Co.〉では茶釜や茶道具が並び、お茶を点ててくれる。

ホテルエントランス横の〈KISSA&Co.〉では気軽にお抹茶(600円)と和菓子(800円~)をいただける。
ホテルエントランス横の〈KISSA&Co.〉では気軽にお抹茶(600円)と和菓子(800円~)をいただける。

3階と5階にある〈TEA TABLE〉では宿泊者がセルフでお茶をいただける。スタンダード以上の部屋では茶会もできる炉が切られた畳敷きのスペースもあり、加賀ならではの美しいお菓子を買い集め、部屋でゆっくり楽しむことも可能。

客室は1室24,000円、4名まで宿泊可能なスーペリア。
客室は1室24,000円、4名まで宿泊可能なスーペリア。

〈KUMU 金沢―THE SHARE HOTELS―〉
■石川県金沢市上堤町2-40
■076-282-9600
■全47室 
■Sスタンダード1室20,000円。2名で利用の場合10,000円、4名で5,000円 1 室15,000円のお手軽な部屋から40,000円のジュニアスイートまで全室バス付き4名まで滞在可能。

(Hanako特別編集『心なごむ、日本の宿へ。』掲載/photo : Makiko Nawa text : Noriko Maniwa edit : Chiyo Sagae)

【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。

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