京都で初めての“分散型ホテル”。5棟でひとつのホテル〈ENSO ANGO〉で、新しいステイを。
2019.09.02

5棟を気ままに行き来。 京都で初めての“分散型ホテル”。5棟でひとつのホテル〈ENSO ANGO〉で、新しいステイを。

京都はこの数年、宿泊施設のオープンラッシュを迎えている。しつらえだけでなく、滞在方法までも工夫するなど、新しさに敏感な京都だから実現した宿のカタチを見てみましょう。今回は、5棟を相互利用できる“分散型”が新しいホテル〈ENSO ANGO〉をご紹介。
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5棟を相互利用できる“分散型”が新しい。

次々とホテルがオープンしている京都で最近増えているのは、アーティストがコンセプトやデザインを手がけるホテル。なかでも、規模とクオリティがずば抜けていたのが、昨年秋にオープンした〈ENSO ANGO〉だ。

京都 ホテル ENSO ANGO

京都で初めての〝分散型ホテル〞として、四条通と五条通の間のもっともにぎわう中心市街地に5棟同時に開業して人々を驚かせた。

京都 ホテル ENSO ANGO
内田デザイン研究所が手がけた麸屋町通 Ⅱのコンセプトは「伝統と現代を行き来する場の精神性」。中庭を望むロビーには内田繁氏がデザインし、世界の美術館にも収蔵されている茶室と立礼卓が配置されている。

一般的なホテルで宿泊者が過ごす場所といえば、客室と少しの共用スペースに限られていることが多いが、「5棟でひとつのホテル」と考えるこの宿では、宿泊者が各ホテルのラウンジなどを相互利用できるシステム。好きなホテルでくつろげ、ラウンジの軽朝食は別棟でも食べられる。

京都のクラフトやカルチャーに触れる。

京都 ホテル ENSO ANGO
富小路通 Ⅱのバーの壁面の照明デザインは、アトリエ・オイが清水焼を用いて制作した。併設のレストランの照明も、京都の和傘店〈日吉屋〉とのコラボレーション作品。

棟のデザインを手がけたのは、陶作家の安藤雅信、現代美術家の日比野克彦、スイスのデザイン事務所アトリエ・オイ、建築家の寺田尚樹、内田デザイン研究所と、豪華メンバーたち。伝統工芸を用いたインスタレーションや、ホテルのために制作した新作など、見どころが満載で一度の滞在では見尽くせないほど。

京都 ホテル ENSO ANGO
日本で初めて実現した、アトリエ・オイの空間インスタレーション。美濃和紙で作られた造形物は陰影が美しい。書棚にはスイスの大使館から寄贈された建築・デザイン書が並ぶ。

各棟のラウンジにはお菓子や飲み物を常備されて、ホテルに仕事を持ち込むノマドワーカーたちにも好評だ。

京都 ホテル ENSO ANGO
また各部屋には〈一保堂〉のお茶、〈鳩居堂〉の文箱、アトリエ・オイが岐阜の陶器会社と制作したオリジナルデザインのカップがしつらえられている。
京都 ホテル ENSO ANGO
麩屋町通 IIのタタミサロンで行われる禅メディテーションは、ホテルで最も人気のあるアクティビティ。建仁寺塔頭両足院の副住職・伊藤東凌氏から直接教わることができる。宿泊者以外も参加可能。

ほかにも様々な分野の講師を招き、お茶や坐禅といったアクティビティも開催。個人ではなかなかアクセスできない京都のカルチャーに触れられることから、京都を何度も訪れているリピーターにもおすすめだ。

〈ENSO ANGO〉

富小路通 Ⅱ(京都府京都市下京区富小路通高辻下ル恵美須屋町187)ほか下京区中心に5棟からなる。富小路通 Ⅱにはスペイン・バスク地方の料理が楽しめる〈La Rotonda〉併設。
■075-585-5790(予約直通) 
■全16~86室 
■1室2名22,500円~ 

(Hanako1176号掲載/photo : Norio Kidera text : Ai Kiyabu)

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