御朱印集めは〈伊勢神宮〉から始めるのが吉?15分で分かる、お寺と神社の違い。
2019.04.13

参拝マナーも必見! 御朱印集めは〈伊勢神宮〉から始めるのが吉?15分で分かる、お寺と神社の違い。

神社とお寺はどう違うの? そんな疑問を解消するために、寺社に詳しいイラストレーターのカワグチニラコさんに教えてもらいました。

編集部 / Hanako編集部

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祀られているものは?

【神社】
古来、日本では自然や身の回りの全てに神が宿っていると信じられ、神社には天あまてらすおおみかみ照大神をはじめとした八やおよろず百万の神のほか、菅原道真など実在の人物が祀られている。それぞれの神について知っておくと、お参りする神社を身近に感じるきっかけにもなる。

【お寺】
仏は、如来・菩薩・明王・天といった種類があり、階層も分かれている。悟りを開いた仏である如来は最高位で、次に続くのが現世に残って修行中の菩薩。祀られている仏によって期待できるご利益なども異なるため、お参りする前に調べてみよう。

神社の入り口は鳥居、お寺は何ですか?

【神社】
鳥居は神域への入り口。神様が通る真ん中は避けて通り、入る前には一礼するマナーがあり、形にも上部が反っている明神鳥居、直線的でシンプルな神明鳥居など様々な種類がある。このディテールに目を向けてみると神社の個性も豊かに見えるはず。

【お寺】
山門はお寺の門の役目。門を境に、俗世と聖域に分かれているのだ。山門や仁王像のある仁王門、勅使門といった種類があり、それぞれ唐門や二重門など様々な建築様式で造られ、建立当時最高の技術が結集されている。門の敷石は踏まないのがマナーだ。

境内にはどんな建物があるの?

【神社】
神社の境内には、祭神がいたり御神体があるとされる本殿や、お参りする場所である拝殿など、それぞれに役割を持った建物がある。そのほかには、主祭神にゆかりのある神様を祀っている、摂社や末社といった神社が造られていることも珍しくない。

【お寺】
仏教とともに寺院建築も中国から伝わったが、様式や構造などが日本風に洗練されていった。塔は釈迦の遺骨が埋まっているとされ、東寺の五重塔が有名。本尊が安置される本堂は金堂や仏殿ともいい、ほかに説教をする場所である講堂などの建物がある。

寺社ならではのものは何ですか?

【神社】
神社には神の使いである動物たちが境内のあちこちにいて、参拝客を和ませてくれる。〝お稲荷さん〟として知られるキツネだけでなく、猿や牛、ウサギなど様々な動物が。神社の守衛である狛犬は、ポーズや表情の微妙な違いを見比べてみよう。

【お寺】
お寺に入ると、お香の匂いに癒されるという人も多いのでは。お香を焚く香炉は仏と会う前のお清めとして設置されたが、現代では無病息災の願いを込めている。門の左右に置かれる金剛力士像は仏敵の侵入を防ぐ守衛。境内に入る前に門をのぞいてみよう。

お参り時にチェックしたいものは?

【神社】
神社の授与品にはそれぞれ由緒がある。神社へ奉納する絵馬は、生きた馬を奉納していた昔の名残。破魔矢は、魔障をはらい幸運を射止める縁起物。お守りは、祭神の名前や霊威を表す文字などを入れたお札を小型化し、持ち歩けるようにしたものだ。

【お寺】
お寺への参拝にも最低限のマナーがある。門や本堂、そして本尊の前に立った時には合掌し、心を整えよう。本堂などに置かれている賽銭箱にはお賽銭を。お線香がある場合、「一心を込める」という意味で一本火をつけお供えする。

御朱印帳って何?

【神社・お寺】
御朱印とは、もとは写経を奉納した証に押されていたもの。現代では参拝の証に筆で書かれた文字に印を押してもらえる。目の前で書いてくれる寺社もあり、思わず見入ってしまう。神社とお寺の両方で扱われ、ブームの今、御朱印帳はカラフルで個性豊かなものが各寺社で手に入る。伊勢神宮から始めるのが吉とされる。

カワグチニラコ

イラストレーター。東寺の帝釈天に魅せられ、仏像ファンに。以来、国内の神社仏閣巡りがライフワーク。共著『イラストでわかる 日本のお寺と神社』(KADOKAWA)など。

(Hanako1148号掲載/illustration : Nirako Kawaguchi text : Kahoko Nishimura)

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