元AV女優・現社会学者×尼さんが、女子の悩みについて対談!「既婚者との関係を断ち切れません。」
2020.01.08

【恋愛編】 元AV女優・現社会学者×尼さんが、女子の悩みについて対談!「既婚者との関係を断ち切れません。」

仏教の教えを伝え、人々を導いてきた尼僧・掬池友絢さんのお話を、あまたの女性の悩みに斬り込んできた作家の鈴木涼美さんが聞きました。Hanako読者のお悩みと向き合った、ふたりの答えとは。

編集部 / Hanako編集部

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Q.自分から好きになった相手でも、振り向いてくれたとたんにその人のことが気持ち悪くなってしまうんです。直したいです。(メーカー25歳)

浄土宗蓮馨寺副住職・掬池友絢(右)/浄土宗蓮馨寺副住職。大学卒業と同時に僧籍を取得、その後生家である蓮馨寺を手伝いながらアメリカへ留学。現在は仏教組織で国際関連の業務を担当する。仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動を行うほか、2カ月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む日」で女性向けお話し会の講師も務めている。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。 社会学者、作家・鈴木涼美(左)/1983年、東京都生まれ。大学在学中にAVデビュー。東京大学大学院修士課程修了後、日本経済新聞社を経て現在は執筆活動などを行う。近著は『すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない』(マガジンハウス)。

A.
鈴木:これ、私もすごくよくわかります。

掬池:相談者様と同じタイプなんですね。鈴木さんはどう対処しているのでしょうか。

鈴木:何度となく繰り返して、ついに私は相手のことが好きなのではなく、手に入れるまでの恋愛そのものが好きなんだと理解しました(笑)。

掬池:鈴木さんは自分についてよく考えたから気がつけたんですね。相談者様も「どうしてそうなってしまうのか」「何のために〝直したい〟のか」、改めてよく考えてみてください。「一度好きになった相手に対して好意がなくなっても、まだ諦めたくない」という気持ちは「執着」のようにも受け取れます。それは手放してもよい感情です。

鈴木:恋している間に自分が作り上げた理想の姿で相手のことを捉えていると、手に入った時点で急にリアルな部分が見えてくるんですよね。付き合ってから、日常が始まるわけですから。

掬池:自分のことを好きになった相手を見下してしまう視点があるのかもしれないですね。私自身も大切にしている言葉で、法ほうねんしょうにん然上人が説いた「還愚」という言葉があります。これは自分の愚かさを自覚することです。卑下することともまた違います。おごり高ぶらずに自分自身を知れば、その自分に好意を持った相手への印象も変わるのではないでしょうか。

Q.既婚者との関係を断ち切れません。このままではいけないと感じてはいますが、彼を超える人に出会えず諦めがつきません。(IT企業営業32歳)

A.
鈴木:幼い子供にルールを伝える時、加害者と被害者が明確に存在するルールを理解してもらうのはたやすいと思うのですが、加害者と被害者が不明瞭だと善悪の判断を下しづらい。今自分に起きていることを客観的に理解するためにも、「このままではいけない」と感じているのはどうしてなのか、改めて考えてみてはどうでしょうか。不倫って仏教的には、どうですか?(笑)

掬池:仏教的に言ってしまえば、不貞はよろしくないですね(笑)。「諦める」って、マイナスの言葉として捉えられているけれど、仏教では「明らかにする」という意味です。対象をきちんと知り、理解した上で手放す。よく「諦めちゃダメ」って教えられますが、それだけじゃない。できないことはできない。自分に合わないことは合わない。状況を明らかにすれば、結論を下せるはずです。

鈴木:普段私の元に集まってくる、ここではお話しできないような悩み事も仏様の言葉に解決の糸口を見つけられそうな気がしてきました(笑)。

(Hanako1180号掲載/photo : Maruo Kono illustration : Chiiko Hoshino text : Satoko Muroga, Rio Hirai)

編集部

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