“今年最も優れているパティシエ”と称されたシェフが来日! ドイツ家電〈Miele〉×ファブリツィオ・フィオラーニ、独創的スイーツを披露。 FOOD 2019.06.26

ドイツのプレミアム家電ブランド〈Miele(ミーレ)〉が、2019年度『アジアのベストペストリーシェフ』に輝いたファブリツィオ・フィオラーニ氏を招き、6月21日(金)、22日(土)にスイーツ・イベントを開催。世界中で愛される〈ミーレ〉の調理家電と、個性豊かなクリエイションで人々を魅了するフィオラーニシェフの競演!その様子をレポートします。

〈Miele Experience Center 表参道〉で行われたスイーツ・コラボ。

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〈Miele(以下、ミーレ)〉は、創業から120年の歴史をもつドイツのプレミアム家電ブランド。「Immer besser(常により良いものを)」をコンセプトに、飽きの来ないシンプルなデザインと、20年の使用を想定した耐久性にこだわって作られており、日本にも多くのファンをもちます。

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〈ミーレ〉は、世界最高峰の美食レストランを決定する『世界のベストレストラン50』と提携し、公式パートナー契約も結んでいます。

同賞にはアジア版である『アジアのベストレストラン50』もあり。今回はその部門賞『アジアのベストペストリーシェフ』に輝いたファブリツィオ・フィオラーニ氏を招き、ミーレ製品を使ってデザートを作るイベント『Fabrizio Fiorani @ Miele』を実現しました。

2019年度『アジアのベストペストリーシェフ』を受賞したフィオラーニ氏。

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ファブリツィオ・フィオラーニ氏はイタリア・ローマ生まれ。これまで数々の星付きレストランで腕を磨いてきました。

その後「ハインツ・ベック」開業メンバーとして来日し、2015年にはブルガリ 東京・大阪レストランのペストリーシェフに就任。〈イル・リストランテ ルカ・ファンティン〉をはじめ、同ホテルのレストランやラウンジで、洗練された一皿をふるまってきました。

今年『アジアのベストペストリーシェフ』に選ばれたのも、日本の国産素材の魅力を深く理解し、料理のフィナーレを飾る独創的なデザートが評価されたことにあります。

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現在はローマに拠点を移し、レストランのアドバイザーやイベント登壇など忙しい毎日を送るフィオラーニシェフ。

今回のコラボ・イベントでは、シェフの200以上のレシピから選ばれたペストリー4種の試食ほか、ミーレ製品を活かしたデモンストレーションも行われました。
ここからは、シェフ渾身のペストリーをひとつずつご紹介していきましょう。

見せ方が秀逸!遊び心のあるクリエイション。

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コロンと丸い、ひと口サイズの「シューティラミス」。コーヒークラックランというクッキー生地をのせ、ミーレのオーブンで焼き上げたものです。
サクサクとしたシュー皮の中にはバニラ風味のマスカルポーネクリームと、コーヒークリーム入り。どちらも銘柄の異なるチョコレートが入っています。

ホワイトチョコレートに記されているQRコードにアクセスすると〈ミーレ〉の公式Instagramが開く、というシェフの遊び心もあり。

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このシュー皮の絶妙な火加減、じつはオーブンの自動プログラムで焼き上げたそう。
「ボタンひとつ押すだけでちょうど良く焼いてくれる」とフィオラーニシェフも感心した様子でした。

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たっぷりナッツが入ったシャーレをお皿代わりにした「レモンジェリードライフルーツのヘーゼルナッツケーキ」。香り良く焼き上げたヘーゼルナッツケーキをドライフルーツグレーズに浸して全体をコーティング。デコレートされた砂糖漬けのレモンが程よい甘みと酸味をプラスしてくれています。

こちらはシェフがかっぱ橋で購入した” ふた付きの金型”で焼いたもの。ふた付きの場合、オーブンの火力が強くないとうまく焼けないそうですが、「〈ミーレ〉のオーブンのクオリティに驚いた」とコメントしていました。

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グラスをひっくり返したさまが目を惹く「逆さまアップルパイ」。土台となるパイ生地の上には、シャキシャキの食感が楽しいタタン・アップルに、バニラジェラート、くるみをのせて。グラスの底にはバニラビーンズたっぷりのキャラメルババロアが固められています。

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食べる時はグラスを返すのですが、これはシェフ自らサーブ。ひと手間かけるアイデアは、お客様の関心や注目を集めるため。通常デザートはコースの最後に出されるもの。だからこそ、「食べる喜びや楽しみをふたたび思い出してもらうように」と工夫を凝らしています。

デモンストレーションはアツアツの「ショコラ・スフレ」。

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〈ミーレ〉のオーブンを使ったデモンストレーションも間近で見ることができました。
リコッタチーズに卵、砂糖、カカオのシンプルな材料で作られるシェフの「ショコラ・スフレ」は、小麦アレルギーの方でも安心して食べられます。
手前に見える球状のチョコレートはヴァローナ社のパール・ショコラ。スフレ生地の間に入れて濃厚さをプラスします。

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ここまで作業したら、あとは〈ミーレ〉のオーブンまかせ。
火力が強く、均等に当たるので、天板のどの位置でもふわっと膨らむそう。

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美味しそうに焼き上がりました!

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表面にかかっているのは粉糖だけではありません。粗塩をほんの少しトッピングし焼成しています。フィオラーニシェフのペストリーは甘さ控えめで、どれも少しだけ塩が入っているのがポイント。粒の大きな粗塩を使うことで味に深みやまろみを出すのが目的なのだとか。

フィオラーニシェフも幼い頃から使っている〈ミーレ〉製品。

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イベント後、フィオラーニシェフに〈ミーレ〉製品について聞いてみると、「じつは長い間、母が愛用しているんです」と懐かしそうに話してくれました。

シェフ自身も幼い頃から慣れ親しんだ〈ミーレ〉のオーブンで、よくタルトやケーキを焼いていたそう。今回、最新型オーブンを実際に使ってみて、「最高のクリエイションはシェフの腕と質の良い材料、高品質な調理器具が揃わないと完成しない。〈ミーレ〉のオーブンはクリエイションの質をグッと高めてくれる」と絶賛していました。

Instagramやショールームもチェック。

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母国ローマのみならず、日本、マカオ、香港、上海などアジアでの活躍も目覚ましいファブリツィオ・フィオラーニシェフ。
今後の活動については、公式Instagramをチェックしてほしいとのこと。

fabrizio.fiorani公式Instagram

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そのシェフが絶大な信頼を置く〈ミーレ〉の製品は、今回の会場となった表参道ほか、目黒、神戸にある直営ショールームで実際に触ることができます。こちらにもぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

〈Miele Experience Center 表参道〉
■ 東京都港区南青山 4-23-8
■0120-310-724
■11:00~18:00
■水休 (祝日の場合、翌日休)
公式サイト

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