デートも盛り上がる! シェフズテーブルが魅力!【都内】カウンター席でシェフの技も堪能できるフレンチレストラン。 FOOD 2019.05.16

シェフの巧みなパフォーマンスをも楽しめるオープンキッチンスタイルなら、デートも盛り上がること間違いなし!今回は、シェフズテーブルが魅力の都内にある極上フレンチ3軒をご紹介します。

1.和食の繊細さが溶け込む新スタイルのフランス料理。〈Fukushima〉/都立大学

店内はコの字型カウンターのみ。炭火台を眺めて楽しめる趣向だ。
店内はコの字型カウンターのみ。炭火台を眺めて楽しめる趣向だ。

福島隆幸シェフが提供するのは炭焼きを主体とした繊細なフレンチ。

シグネチャー料理「菜園」には自然農法野菜やエディブルフラワーを約30種も使用。野菜の個性に応じて調理法を変えた色鮮やかな一皿。
シグネチャー料理「菜園」には自然農法野菜やエディブルフラワーを約30種も使用。野菜の個性に応じて調理法を変えた色鮮やかな一皿。
「岩手県漆原牧場の短角牛炭火焼き」
「岩手県漆原牧場の短角牛炭火焼き」

ここでは肉&野菜を中心に漁港直送の鮮魚を折りまぜたおまかせ9品のコースを用意する。自慢は全国から選りすぐった生産者の食材。京都の上村さんの有機栽培野菜や滋賀・新保さんの熟成牛など、食材をダイレクトに伝えたコースには「近江牛の生肉タルタル」「菜園」など名物も多数。

(Hanako1143号掲載/photo : Kanako Nakamura text : Kimiko Yamada)

2.パリ7区〈レストランES〉オーナーシェフ・本城昂結稀さんおすすめ!〈フロリレージュ〉/外苑前

本城昂結稀/パリ7区〈レストランES〉オーナーシェフ。2002年の渡仏後料理を学び、パリ、南仏、スペイン、デンマークと各地の厨房でフレンチの最前線を廻る。13年の開店後、翌年ミシュラン一ツ星を獲得。
本城昂結稀/パリ7区〈レストランES〉オーナーシェフ。2002年の渡仏後料理を学び、パリ、南仏、スペイン、デンマークと各地の厨房でフレンチの最前線を廻る。13年の開店後、翌年ミシュラン一ツ星を獲得。

ヨーロッパ修業に旅立つ前に日本に一時帰国した本城さんと現〈フロリレージュ〉のシェフ川手寛康さんは、白金〈カンテサンス〉でともに働いた友人だ。

料理が紡ぎ出される過程を観ながら食事をする空間はまるで劇場のよう。
料理が紡ぎ出される過程を観ながら食事をする空間はまるで劇場のよう。

「フルオープンの厨房を囲むカウンターで、料理人が直接お客さまに料理の説明とサービスをする注目の店。料理人がきびきびと働く姿を見ながらの食事もお客さまに喜ばれる」と本城さん。

コースのみ。ランチ6,500円と12,000円、ディナー12,000円。
コースのみ。ランチ6,500円と12,000円、ディナー12,000円。

初来店のお客さまにお出しする「サスティナビリティー、牛」は経産牛(12~13歳の雌牛)の赤身に手をかけ、味わい深いひと皿に仕上げる川手シェフの定番料理だという。食を取り巻く社会状況(食品ロスの多さ)への警鐘を、これだけ洗練された料理で伝えるシェフの腕と意識は破格。

(Hanako 1123号掲載/photo : Shiro Muramatsu(chefs), Hiro Nagoya(restaurants) text & edit : Chiyo Sagae)

3.ゼロから生み出し、構成される世界で一つだけの特別なコースを。〈銀座 極/THE GRAND GINZA〉/銀座

多目的ラウンジ〈ザ・グラン銀座〉の一番奥。12席のカウンターで、ライブ感あるパフォーマンスが楽しめる。
多目的ラウンジ〈ザ・グラン銀座〉の一番奥。12席のカウンターで、ライブ感あるパフォーマンスが楽しめる。

メニューは置かず、リクエストに応じて食材を仕入れて料理を提案。オリジナルのコースを組み立てるオーダーメイドのシェフズテーブル。フレンチをベースに、和洋中を自在に横断するイノベーティブな料理を、シェフがカウンター越しにプレゼンテーションする。

ボタン海老のミキュイキャビア添え。ソースには海老の頭の肝を使用。料理は20,000円のコースからの一例。
ボタン海老のミキュイキャビア添え。ソースには海老の頭の肝を使用。料理は20,000円のコースからの一例。
日本の飛騨牛は薬味とともに塩窯焼き、フランス産バザス牛はフォアグラ&トリュフを合わせて、食べ比べ。
日本の飛騨牛は薬味とともに塩窯焼き、フランス産バザス牛はフォアグラ&トリュフを合わせて、食べ比べ。

京都・東山の本店〈高台寺 極-KIWAMI-〉でも好評を博しているこのスタイルは、3日前までの要予約で、昼10,000円~、夜20,000円~、上限はなし。ベジタリアンやハラルにも対応してくれる。記念日を祝ったり、ゲストを招いて、唯一無二のコースを味わいたい。

〈GINZA SIX〉
■東京都中央区銀座6-10-1 
■03-6891-3390(GINZA SIX総合インフォメーション、受付時間10:30~20:30)
■ショップ・カフェ(B2~5F)10:30~20:30、レストラン(6F・13F)11:00~23:30※営業時間は一部店舗により異なります 不定休 

〈銀座 極/THE GRAND GINZA〉
フレンチ。注文に応じて組み立てる、オーダーメイドのコースを提供する。3日前までの要予約。コースのみ。ランチ10,000円~、ディナー20,000円~。ワインの持ち込みの可否と料金:1本3,000円。 
■03-6280-6129
■13F

(Hanako1142号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Hikari Torisawa)

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