スパイスの香りが食欲をそそる! 注目集まる新感覚「まぜそば」3選!今年は「まぜそば派」がトレンドの兆しあり。 FOOD 2019.05.16

だんだん暑くなっている今だからこそ食べたいのは麺料理。この季節は熱い汁ではなく、出汁やスパイスを麺に絡めするっといただく「まぜそば」がおすすめ!まぜそばだけの濃厚さを味わって。

1.〈スパイスラーメン 点と線.〉/下北沢

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札幌発のスープカリー専門店が手掛ける、スパイスラーメンの店。扉を開けると芳しいスパイスの香りに包まれる。

「スパイスまぜそば」900円(税込)基本の辛さは中辛よりやや辛め。辛さ増しは2倍50円~。
「スパイスまぜそば」900円(税込)基本の辛さは中辛よりやや辛め。辛さ増しは2倍50円~。

10種以上のスパイスをブレンドし、香りと辛さを巧みに操るのはお手のもの。ポイントとなるのは野菜。パプリカ、ゴボウ、アーリーレッド(赤色玉ねぎ)など、ビタミンカラーの野菜が丼を彩るだけでなく、ベースのスープに大量の野菜でとったブイヨンを使いコクと深みをプラスしている。

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麺を口に運ぶごとにスパイスが鮮やかに弾け、野菜の旨みと合わさり幾重にも味わいが広がり余韻を残す。食べ終わる頃には発汗作用でスカッと気分爽快に。

〈スパイスラーメン 点と線.〉
スープカリー店〈Rojiura Curry SAMURAI.〉は下北沢店などがある。
■東京都世田谷区北沢2-14-5 2F 
■11:30~15:00LO、18:00~22:00LO 不定休 
■14席/禁煙

(Hanako1161号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Yumiko Ikeda)

2.〈肉そば ごん〉/虎ノ門

「シビレまぜそば」は、1,200円(昼のみ税込)。ともに小盛りの追い飯が付く。
「シビレまぜそば」は、1,200円(昼のみ税込)。ともに小盛りの追い飯が付く。

「肉の味に負けない蕎麦を」と、試行錯誤を重ねて完成したのは、山芋を練り込んだコシの強い中太の蕎麦だ。メインの具には、豚肉と味噌や豆板醤を合わせた肉辛味噌。さらに、九条ネギ、卵黄、魚粉、刻み海苔がどっさりとのってくる。ポイントとなるのが、香り、辛み、清涼感のタイプが異なる3種の山椒のブレンドで、これがあとからジワジワと効いてくる。

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混ぜることで肉味噌の旨みをまとった蕎麦は、肉のまろやかな甘さを感じさせつつ、次第に山椒の刺激へと変わる。基本の「1シビ」でも心地よい刺激を味わえるが、山椒好きなら「3シビ」を。

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〈肉そば ごん〉
途中で昆布酢をかけても美味。
■東京都港区西新橋2-13-3 西新橋2丁目ビル1F
■03-5501-2938
■11:00(土11:30)~14:30LO、17:00~22:00LO(土21:00LO) 日祝休 
■33席/禁煙

(Hanako1161号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Yumiko Ikeda)

3.〈むぎとオリーブ〉/銀座

「濃厚卵のまぜSOBA」840円(税込)
「濃厚卵のまぜSOBA」840円(税込)

店名にも用いている、〝オリーブオイル〞が技アリの一杯。オーダーごとに、選び抜いた3種の醤油をブレンドしたタレとオリーブオイルを合わせ、茹であがった麺を手早く和え、丼にうつして具をのせ運ばれてくる。結んだナルト、長芋はオリーブオイルで素揚げにしたもの。

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食後感が極めて軽やかなのは、ベースのタレや香味油に使っているオリーブオイルの力だそう。まぜそばイコールこってりのイメージが変わる!?オリーブオイルのエシャレットオイルほか、「濃厚卵のまぜSOBA」には粉チーズ、リンゴ酢などが用意される。

(Hanako1161号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Yumiko Ikeda)

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