個性を極めたスイーツ百花繚乱! 100種以上のクーベルチュールを使い分け、マニアを魅了するショコラティエとは?吉祥寺の極上スイーツ店4選 FOOD 2017.03.31

本誌でスイーツライターchikoさんセレクト。吉祥寺に根付く定番のお店は、全国区の人気を誇る実力派から、宝石のような美しさのクラシカルなフランス菓子まで、こだわりの詰まった個性派揃いです。

1.〈á tes souhaits!〉

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ブルターニュ地方の四ツ星ホテルでパティシエとしての腕を磨き、数々のコンテストのタイトルを持つ川村英樹氏の店。自身の中に湧き起こるイメージを具現化したスイーツは国産卵やブルターニュ地方独特の塩バターなど使用する素材を吟味している点が美味の秘密。またあまおうやメロン、紅玉など国産フルーツを主役にしたケーキの中でも、和洋の栗を両方使った「モンブラン」は、開店後、1~ 2時間で売り切れることもあるこの店の代名詞。

「モンブラン」(680円)
「モンブラン」(680円)
「タルトタタン」(580円)
「タルトタタン」(580円)
「サントノーレ」(580円)(各税込)
「サントノーレ」(580円)(各税込)
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開店前から行列のできる店だけに、ショーケースの中も瞬く間に空に!4月には近所にジェラート&チョコレートの専門店もオープン予定。

2.〈L 'EPICURIEN〉

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吉祥寺にオープンして早21年。生粋のフランス菓子を作り続ける人気店。スイーツ界の重鎮・金子哲也シェフが作るスイーツは、焼き菓子からキャラメルなどの小菓子、まるで宝石のように美しい生ケーキまで百花繚乱。例えばナッツの香ばしさと軽やかな食感がクセになるヌガーなど、どのお菓子も考え抜かれた味の構成が見事。「伝統菓子も自分で日々発展させている」というシェフの心意気が、長年吉祥寺マダムを虜にしている。

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クラシカルなフランスのパティスリーを彷彿させる店内。開店前から並んでいることも多く、ショーケースのケーキは早々に売り切れることも。結婚式などのギフトなどにも対応してくれる。

「ミルフィーユ」(480円)
「ミルフィーユ」(480円)

パイ生地の香ばしさとしっとりしたクレーム・ムスリームの調和が最高。

店名を冠したスイーツ「レピキュリアン」(470円)
店名を冠したスイーツ「レピキュリアン」(470円)
「プリュノーフーレ」(1,350円)
「プリュノーフーレ」(1,350円)
ヌガー1個(100円)、キャラメル1(個80円)
ヌガー1個(100円)、キャラメル1(個80円)

3.〈chai break〉

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店主の水野学さんが自らインド、スリランカの農園に足を運び買い付ける茶葉は、都内でも指折りの星付きレストランが買い付ける質の高さ。その紅茶をもっと気軽に楽しんでもらいたいと始めたこの店で、一番のおすすめはチャイ。ディンブラをたっぷりの牛乳とスパイスで煮出したチャイは香り高く、どこかフルーティ。また自家製シリアルやサラダ、煮出しミルクティーがセットになったモーニングも好評で店前には朝から行列が!

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店内には茶葉や茶器などの販売スペースもあり。

「オリジナルチャイ」(702円)、自家製ブリオッシュの「フレンチトースト」(918円)
「オリジナルチャイ」(702円)、自家製ブリオッシュの「フレンチトースト」(918円)
「マフィン」は1個(324円~)
「マフィン」は1個(324円~)

黒豆ときなこ、バナナとスパイス、とろけるショコラ、洋なし、紅玉りんご、朝摘みいちごとホワイトチョコレートなど、季節ごとに6種を用意している。

4.〈Ma Prière〉

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パリの〈ストレー〉をはじめ〈ミッシェル・ショーダン〉など名だたる名店で修業したショコラティエの新鋭・猿舘英明さん。彼はここで100種以上のクーベルチュールを使い分け、チョコレートの様々な個性を楽しめるアイテムを展開する。

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中でもエクアドル産、パプアニューギニア産、ベネズエラ産、ドミニカ産、西アフリカサントメ島産のカカオを使ったケーキ「マプリショコラ」は名物。

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また希少なエクアドル産カカオの形状を変えて、同じ産地のカカオをガナッシュやビスキュイなど12層に仕立てたケーキ「ペパデオーロ」520円も必食。

(Hanako1129号掲載/photo:Kanako Nakamura text:Kimiko Yamada)

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