1度は訪れたい、進化する老舗。【日本橋】江戸時代・明治時代から続く名店3軒
2019.09.21

日本橋でおいしい体験を。 1度は訪れたい、進化する老舗。【日本橋】江戸時代・明治時代から続く名店3軒

名店がひしめく日本橋エリアに江戸時代・明治時代から続く老舗の絶品料理店がありました。伝統を残しつつ、進化を遂げる魅力溢れる店内でほっとひと息つきに出かけましょう!

編集部 / Hanako編集部

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1.ナイフを入れると花が咲く名作オムライスを生んだ店。〈たいめいけん〉

「タンポポオムライス」2,800円(2階の価格、税込)。

看板メニューの「タンポポオムライス」は、映画のために伊丹十三が考案したも、という話は有名だが、チキンオムライスの上にオムレツをのせるこの形は、「おそらく日本初」だったという。

厨房でフライパンを振る茂出木浩司シェフ。

「健康志向のお客さんが増えてきたので甘さや塩加減を微調整することもあるけれど、昔からのメニューを変わらずに出すことを大事にしたい」と、オムレツを焼くバターはたっぷり。

変化を受け入れつつ、伝統を重んじる姿勢で、この店はこれからも続く。

〈たいめいけん〉
■東京都中央区日本橋1-12-10
■03-3271-2465
■1F/11:00~20:30(日祝〜20:00LO) 
2F/11:00〜14:00LO、17:00〜20:00LO
 1F無休、2F 日祝休
■140席/分煙

2.日本人のために作られたコーヒー文化とブレンド。〈ミカド珈琲店 日本橋本店〉

1階はヨーロッパスタイルのスタ ンド式&テイクアウト。

銀座の輸入食品店で経験を積んだ金坂景助氏は「日本でもコーヒーを気軽に楽しむ日が来る」と、日本橋で自家焙煎した(当時)焙煎豆の卸売とスタンド式でコーヒーを提供。その年に完成した「日本橋ぶれんど」は、今も味が守られている。

「モカソフト」480円。カップにはプルーンのシロップ漬けをのせる。「日本橋ぶれんど」430円(各税込)。

先見の明と行動力があった金坂氏は、コーヒーゼリーや「モカソフト」など、名物メニューを考案。日本人好みの豆を探し求め、1970年代にはメキシコの農園と異例の契約も。そうして集められた豆は丁寧に焙煎され、日本橋の店頭に並ぶ。

金坂氏がデザインしたコースター。

3.手作り「金鍔」の伝統を守り、新しい挑戦を繰り返す。〈太樓總本鋪 日本橋本店〉

「金鍔」1個210円。

今年で創業200年を迎える〈榮太樓總本鋪〉。この店の名物である金鍔は何年経っても変わらぬおいしさだ。金鍔とは、ずっしりと詰まった餡を小麦粉の薄皮で包み胡麻油で焼き上げた香ばしくしっとりとしたお菓子のこと。江戸時代、日本橋魚河岸に集まる人々を満足させた当時の製法は伝え守られ、丸い形も実は当時のスタンダードだ。進化させてきた部分もある。小豆は北海道十勝の農場で直に選んだものに。金鍔と並んで人気の飴には、近ごろマンゴーやあまおうなどのフルーツ味が加わった。常連客を飽きさせない工夫が、長く続く秘訣だ。

10月3日に発売予定の創業200周年記念・榮太樓飴缶はミニサイズでかわいい。江戸時代と現代の日本橋の景色がそれぞれデザインされている。

各330円。
喫茶室を併設。

〈太樓總本鋪 日本橋本店〉
■東京都中央区日本橋1-2-5
■03-3271-7785 
■9:30~18:00 日祝休  

(Hanako1165号掲載/photo : Kenya Abe illustration : naohiga text : Kahoko Nishimura)

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