ハンドバック一つで女子旅へ! グルメ女子にぴったりな一軒。鎌倉・小町エリアのおしゃれで美味しいお店! FOOD 2019.01.01

新年のお出かけに、日帰りで鎌倉はいかが?中でも訪れたいのは、美味しいお店が集まる小町エリア。今回は、鎌倉・小町で行きたい美味しいお店をモーニング営業のベーカリーから、夜に行きたいおしゃれなバーまでご紹介します。

【モーニング】〈café vivement dimanche〉知る人ぞ知る“朝ディモンシュ”の楽しみ。

鎌倉 café vivement dimanche

店奥のカウンターからはコーヒーのよい香りが漂う。カウンター前には、堀内さんによる自家焙煎の豆や、コーヒーをおいしく淹れる道具、オリジナルのカップなども並ぶ。

店主の堀内さん。コーヒーを淹れる姿も絵になる人物。
店主の堀内さん。コーヒーを淹れる姿も絵になる人物。

開業24年目。鎌倉からカフェカルチャーを発信してきた堀内隆志さんの店はいつもファンでにぎわうが、8時から11時の朝営業は地元住人中心にゆったりのんびり。

こんがりきつね色でサクサク感が魅力のプレーンなワッフル。
こんがりきつね色でサクサク感が魅力のプレーンなワッフル。

こんがりきつね色でサクサク感が魅力のプレーンなワッフル。焼きたての生地にバターがとろけて、甘い香りが鼻をくすぐる。朝のおめざにもぴったりのメニュー。マキアートとワッフルのセットで500円(税込。8:00~11:00)とお財布にやさしい。

焼きたてのワッフル&コーヒーをセルフスタイルで。いつもと少し違う雰囲気も楽しんで。

(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Kanako Nakamura, Shin-ichi Yokoyama, Yoko Tajiri, Yumi Saito, Michi Murakami, Misa Nakagaki, Yoichi Nagano, Kayoko Aoki, Kaoru Yamada, Mariko Tosa, Shinji Serizawa(ROOSTER), Yusei Fukuyama text:Mutsumi Hidaka, Riko Saito, Hiroko Yabuki, Mao Adama, Yumiko Ikeda, Yoko Fujimori, Emi Tomoi, Mick Nomura(photopic))

【ランチ】シンプルなおいしさにリピート必至!〈Osteria Comacina〉

晴れた日はテラス席も好評。
晴れた日はテラス席も好評。

地元民に愛されてきたイタリアンが移転リニューアル。テラスもある店は、新緑も感じられる快適な空間だ。

木目が基調の店内。
木目が基調の店内。
鎌倉 Osteria Comacina

「偶然いい物件に出会ってしまって……」と笑うのは亀井良真シェフ。厨房にはピザ窯も備え、メニューもさらに充実した。とはいえ「うちは食堂だから」と、開店当時から変わらない名物も健在。

レモンクリームのパスタ1,200円。シンプルなので、あえて噛み応えのある太麺を使用。
レモンクリームのパスタ1,200円。シンプルなので、あえて噛み応えのある太麺を使用。

シンプルなので、あえて噛み応えのある太麺を使用。

アオリイカのカルパッチョ1,000円。鎌倉野菜などグリーンリーフを敷いた上にアオリイカを載せ、白バルサミコで仕上げ。
アオリイカのカルパッチョ1,000円。鎌倉野菜などグリーンリーフを敷いた上にアオリイカを載せ、白バルサミコで仕上げ。

鎌倉野菜などグリーンリーフを敷いた上にアオリイカを載せ、白バルサミコで仕上げ。

「レモンパスタ」や「アオリイカのカルパッチョ」などの定番料理は「飾りの分の予算もメイン食材にかけた方が喜ばれるから」の心から生まれたもの。茹でただけ、切っただけというシンプルな皿が、抜群のおいしさを醸し出す理由はここにある。

デザートの定番ババ500円
デザートの定番ババ500円

イタリアの高級ブランデーを惜しみなく使った大人の味。

(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Kanako Nakamura, Shin-ichi Yokoyama, Yoko Tajiri, Yumi Saito, Michi Murakami, Misa Nakagaki, Yoichi Nagano, Kayoko Aoki, Kaoru Yamada, Mariko Tosa, Shinji Serizawa(ROOSTER), Yusei Fukuyama text:Mutsumi Hidaka, Riko Saito, Hiroko Yabuki, Mao Adama, Yumiko Ikeda, Yoko Fujimori, Emi Tomoi, Mick Nomura(photopic))

【テイクアウトスイーツ】【閉店情報あり】〈CHICCHIRICHI〉出会いは50年以上前。古きよき時代の素朴なパイ。

鎌倉 CHICCHIRICHI

メアリーおばさんのパイは店頭販売のほか、常盤にあるカフェ〈樹ガーデン〉などでも楽しめる。パンプキンパイ、カルツォーネもおすすめ。

丸七商店街に知る人ぞ知る名品あり。それが“メアリーおばさんのパイ”。

「メアリーおばさんのレモンパイ430円」と「アップルパイ」450円
「メアリーおばさんのレモンパイ430円」と「アップルパイ」450円

ポートランドのヒューステッド家に伝わるレシピを教わり、店主夫妻が仕込むパイは懐かしいホームメイドタイプ。レモンパイはこんがりメレンゲの下にレモンフィリングがたっぷり。1ホールに1㎏ものリンゴを使ったアップルパイは甘酸っぱい香りと味わいが後を引く。バターを使っていないのに生地はサクサクで香ばしい。

(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Kanako Nakamura, Shin-ichi Yokoyama, Yoko Tajiri, Yumi Saito, Michi Murakami, Misa Nakagaki, Yoichi Nagano, Kayoko Aoki, Kaoru Yamada, Mariko Tosa, Shinji Serizawa(ROOSTER), Yusei Fukuyama text:Mutsumi Hidaka, Riko Saito, Hiroko Yabuki, Mao Adama, Yumiko Ikeda, Yoko Fujimori, Emi Tomoi, Mick Nomura(photopic))

【ディナー】〈STEREO Kamakura vins & cafe〉ワインもコーヒーもフレンチにも本物志向。

格子戸の奥はワインセラー。アンティークの家具を配した店内には鎌倉の風景を描いた水彩画も映え、凛とした中にも心地よい空気感が漂う。
格子戸の奥はワインセラー。アンティークの家具を配した店内には鎌倉の風景を描いた水彩画も映え、凛とした中にも心地よい空気感が漂う。

格子戸の奥はワインセラー。アンティークの家具を配した店内には鎌倉の風景を描いた水彩画も映え、凛とした中にも心地よい空気感が漂う。

都内の有名ガストロノミーで長年働いていたソムリエ・加藤賢一さんが、満を持して自身の店をオープン。

「鎌倉野菜の彩りハーブサラダ自家製パテド・カンパーニュ」760円
「鎌倉野菜の彩りハーブサラダ自家製パテド・カンパーニュ」760円

主役は鎌倉野菜を使ったフレンチ。生産直売の農協連即売所で吟味した新鮮な野菜が鮮やかなひと皿に仕上げられ、ソムリエが選ぶワインと共にアラカルトで楽しめる。

32度で脂身がゆっくり溶け出す融点の低い豚肉を使った「32℃豚の低温ロースト カストリック」2,200円
32度で脂身がゆっくり溶け出す融点の低い豚肉を使った「32℃豚の低温ロースト カストリック」2,200円

口の中で溶けるように旨味が広がる。

発酵バターを使った生地を144層にまで織り上げた「144層パイのイチゴのミルフィーユ」
発酵バターを使った生地を144層にまで織り上げた「144層パイのイチゴのミルフィーユ」

これにはシャンパーニュがおすすめ。

またデザートやコーヒーにもこだわりが。「上質を知る人に喜んでもらえれば」の目論見通り早くも日参するファンが急増中。

(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Shin-ichi Yokoyama text:Kimiko Yamada)

【バー】【移転情報あり】小町きっての隠れ家バーは、細い路地の小さな扉の先に。〈しゃるまん〉

鎌倉 しゃるまん

小町通りの細い路地を、ちょこっと入った2階。思い切って木の扉を開けるとアナログレコードがかかる、ホテルのバーのような空間が開ける。

鎌倉 しゃるまん

その昔、クラブとして華やいだ時代を送ってきたここを、マスターがお母様から受け継いだのは9年前のこと。シンプルで整ったバーカウンターと物静かなマスターの話し方や所作にちょっぴり緊張するも、それもあっという間にゆるりとほぐれる。それはきっとレコード針のパチパチいう音とともに流れる音楽と、その音を包み込むやわらかな空気のおかげ。1970年代、ハワイに住んでいたというマスターがかけるレコードが、これまたサイコーに心地いい。この音だけで何杯もイケちゃいます。

(Hanako1135号掲載/photo:Yoichi Nagano text:Kaori Akazawa)

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