いよいよ苺狩りシーズン到来。 苺狩りの聖地!2019年行きたいのは、静岡・久能山「石垣いちご」発祥の〈常吉いちご園〉 FOOD 2018.12.24

いよいよ待ちに待った苺狩りのシーズンが到来!今回は、久能山にいちごがもたらされたそもそもを物語る「石垣いちご」発祥の〈常吉いちご園〉をご紹介します。

日本で初めて石垣を利用して、いちごの栽培を始めたのがここ!

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その昔、山と海に挟まれた土地に石積みの棚田を工作していた久能山。いちごの苗がもたらされた明治期、日本で初めて石垣を利用して栽培を始めたのが〈常吉いちご園〉だ。「いちご狩りに訪れる人々のために、軸が赤くなるまで畑で完熟させる」と4代目の川島常雄さんは言う。

いちごジャム作りの名手でもある川島さんの母、川島さんの母、敏子さん。
いちごジャム作りの名手でもある川島さんの母、川島さんの母、敏子さん。

味と香りの良さがピカイチ!人気品種「かなみひめ」とは?

いちごを詰めて運ぶ木箱に花を添えて。
いちごを詰めて運ぶ木箱に花を添えて。

ハウスに近づくとふわりと包まれるえも言えぬ甘い香り。お日様に温められた石垣の熱とイワシや鯖の骨など工夫を重ねた有機肥料で育てられたいちご「かなみひめ」は健やかに育つ。

形は不揃いでも味と香りの良さがピカイチと川島さんが選んだ品種の一つ「かなみひめ」。軸まで赤くなり、先の色が少し抜けた頃合いが、食べごろの完熟。
形は不揃いでも味と香りの良さがピカイチと川島さんが選んだ品種の一つ「かなみひめ」。軸まで赤くなり、先の色が少し抜けた頃合いが、食べごろの完熟。

パクリと畑で味わえば、香りと甘みの濃さに驚く。ここに来て食べる価値あり!小さな感動をお約束。

手作りされるフレッシュないちごジャム800円
手作りされるフレッシュないちごジャム800円

〈常吉いちご園〉

静岡常吉いちご園徳川家康を祀る久能山東照宮の鳥居の中にあるいちご栽培農家。明治期に参拝客が激減したとき、松平家が外来いちごの苗をここにもたらした。
■静岡県静岡市駿河区根古屋407
■080-4222-2463
■10:00~17:00(土日祝10:00~)
■入園料1,500円。要予約。いちご狩りは6月上旬まで。

(Hanako TRIP『1泊2日からの元気をもらう、週末旅。』掲載/photo:Kenya Abe text:Chiyo Sagae)

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