地元・湘南の小麦を使った伊勢原のおすすめベーカリー〈ムール ア ラ ムール〉とは?
2018.10.31

小麦本来の味わいと香りがたまらない! 地元・湘南の小麦を使った伊勢原のおすすめベーカリー〈ムール ア ラ ムール〉とは?

地元・湘南の小麦を使い、小麦本来の味わいと香りが味わえるパン作りを続ける伊勢原のおすすめベーカリー〈Moulus a la Meule(ムール ア ラ ムール)〉。「湘南小麦プロジェクト」と名打った取り組みや、気になるパン作りをご紹介します。

編集部 / Hanako編集部

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小麦の畑と食卓を結ぶ、湘南小麦プロジェクト。

「創麦師」。粉を挽き、パンを焼く人。それが〈ムール ア ラ ムール〉店主・本杉正和さんの肩書きだ。

本杉正和/1982年生まれ。ホテルで製パン業に携わり、前身の〈ブノワトン〉入店。師匠高橋幸夫さんの思いを継ぐ形で2009年に〈ムール アラ ムール〉として店を再オープン。

そんな人になってほしいというのが、亡き恩師、〈ブノワトン〉高橋幸夫さんの遺志でもあった。

2010年、同じブーランジェである奧さんの夏子さんとともに、〈ブノワトン〉の後を引き継いで〈ムール ア ラ ムール〉を開店してから、「パンを通して日本の農業を元気にしたい」という恩師の願いを実現すべく歩んできた。

夏子さんのご両親の労作、低農薬野菜の無人マルシェ。マルシェもまた、恩師の願いの一つだ。

地元・神奈川の小麦でパンを作ろうという「湘南小麦プロジェクト」もその一環だ。「目下、契約農家さん数軒にパン用の小麦を栽培していただいていますが、それを恩師が立ち上げた工場のミルパワージャパンで精麦し、製粉したものの総称が湘南小麦です」と、本杉さん。湘南小麦を用いたパンは、噛みしめるほどに小麦の香りが口の中に広がり、大地の力を感じる。

小麦からパンまで、すべての過程に愛情を注ぎ、育むパン。

上左から、ブランオーレ160円、チーズフランス130円、バターロール140円。中左から、田舎あんぱん200円、くるみのプチパン130円、ブリオッシュクリームパン200円。下・ノアフィグ270円。すべて湘南小麦使用。

店は火水木が休みだが、その間も工場は稼働。「私には1日も休みがありませんが、仕事と趣味の境界がないので楽しんでやってます」。工場には大きな石臼が6基。粉に熱を加えないように、そして、小麦本来の味わいと香りを残すよう、ゆっくり挽く。「少し粗めに挽いています」。品種だけでなく、石臼にもそれぞれクセがあって、粉の仕上がりに微妙な違いをもたらす。ブーランジェである本杉さんは、小麦の特質を損なうことなく、どうすれば生かせるのか、明確につかんだ上で製粉する。その魅力を丹念に伝えることで、湘南小麦がいろんなパン屋さんで使われるようになってきた。また、一般の人にも活動を知ってもらいたいと、麦踏み塾などを開催。その輪は着実に広がりつつある。

農家と消費者を結ぶ架け橋、「湘南小麦ブロジェクト」、まだまだ発展途上である。

Moulus a la Meule

Moulus a la Meule

  • ベーカリー
  • 神奈川県

(Hanakoto特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』/photo:Taro Hirano text:Michiko Watanabe)

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