【タイ・ベトナム・ペナン】 さっぱりラクサに牛肉フォー、濃厚カレーラーメン…人気アジア料理店の旨辛エスニック麺3選 FOOD 2018.08.17

夏バテ予防にもうってつけのスパイシーな麺。マレーシア・ペナンのさっぱりとした魚ダシの「アッサムラクサ」や牛すじをのせたベトナムのフォー「ブンボーフエ」、タイのココナッツミルク×カレースープが濃厚な「カオソイ」といった、都内の人気アジア料理店のおすすめ旨辛エスニック麺3選をご紹介します。

1.〈ペナンレストラン〉の「アッサムラクサ」/芝公園

MG_1736_atari

ラクサと聞くと濃厚なカレースープを使った麺を思い浮かべる人が多いのでは。ペナン出身のロバートさん一家が経営するこちらの店で食べられるのは、魚のダシから取ったクリアなスープの「アッサムラクサ」。

「アッサムラクサ」980円
「アッサムラクサ」980円

常時食べられるのは、東京ではここだけだとか。

具は赤タマネギにパイナップルやハーブ、魚のほぐし身など。酸っぱさ、甘さ、辛さ、旨味がからみ合う、唯一無二の複雑な味に仕上がっている。レンゲにはエビを発酵させたコクのあるソースが。少しずつ混ぜて味を変えながら食べるのがまた楽しい。さっぱりしているので、ペナン料理を堪能した後のシメの麺としても最適。

MG_1750_atari

マレーシア風の“焼き鳥”「サテー」3本480円も人気メニューのひとつ。甘辛いピーナッツチリソースがクセになる。

〈ペナンレストラン〉
家庭的な雰囲気が落ち着く店内。座敷席があるのもうれしい。
■東京都港区芝2-4-16 加藤ビル1F
■03-3456-3239
■11:00~13:30LO、17:00~22:30LO 日休 
■25席/喫煙

2.〈チョップスティックス〉の「ブンボーフエ」/吉祥寺

MG_1625_atari-768x512

日本では乾麺を使うのがポピュラーだけど、ベトナムでフォーといえば生麺が当たり前。こちらは「世界一おいしい日本の米でフォーを作りたい」というオーナーの思いのもと、生麺フォーを日本で初めて製麺したお店。丁寧に煮込んだ牛すじ肉をのせた「ブンボーフエ」は、太めの丸麺「ブン」を使用。こちらももちろん自家製麺で、モチモチとした食感が最高。

MG_1656_atari-768x768

スープは化学調味料無添加で、利尻昆布と羅臼昆布で旨味を補う。野菜も国産のみを使用と、素材にこだわりが。

スープはレモングラスとチリで作ったチリオイルを使い、しっかりとした辛さに仕上げている。「マムトム」という発酵海老味噌のコクのある味もクセになるポイント。

MG_1638_atari-768x768

ランチタイムはプラス200円で生春巻き&お茶がセットに。

〈チョップスティックス〉
ランタンが並ぶかわいい店内。高円寺にも支店あり。
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-4 
■0422-20-6060
■11:30~23:00LO(平日15:00~17:00はクローズ) 不定休 
■18席/禁煙

3.〈タイ料理研究所〉の「カオソイ」/渋谷

MG_1158_atari

ここで味わえるのは、本場そのままのタイ料理。メニューには個性的な地方料理もちらほら。麺で人気なのが、チェンマイ名物のカレーラーメン「カオソイ」。

「カオソイ」1,100円
「カオソイ」1,100円

小皿に添えられたレモンを搾って酸味を加えてもおいしい。シメには「ジャスミンライス」220円を投入しても。

茹でた卵麺とサクサクした揚げ麺の2種が入っているのが特徴で、2つの食感を楽しめる。ココナッツミルクが入っているので、辛さは比較的マイルド。生姜やパクチー、赤タマネギなどの具材がいいアクセントになり、甘辛いスープのおいしさを引き立てる。麺を食べ終わってスープがあまったら、ライスを入れて食べるお客さんも多いとか。お腹に余裕があればぜひ!

濃厚なカオソイの食後にぴったりの「ココナッツアイス」600円(各税込)
濃厚なカオソイの食後にぴったりの「ココナッツアイス」600円(各税込)

〈タイ料理研究所〉
JR渋谷駅南口から徒歩5分と好アクセス。
■東京都渋谷区桜丘町24-8 新南平台マンション102号室
■03-6455-3229
■11:30~14:30LO、17:00~22:00LO 無休 
■22席/禁煙

(Hanako1161号掲載/photo : Mariko Tosa text : Yasuko Mamiya)

Videos

Pick Up