女性でもぺろり。 味は料亭の割烹級!?素材のおいしさをシンプルに生かした東京のラーメン屋さん3軒 FOOD 2018.08.19

ラーメンは好きだけどこってり感が罪悪感に…そんな女性の悩みも、この3軒なら問題なし!まるで割烹料理のような、上品ですっきりした味わいが魅力のラーメン屋さんをご紹介。

1.『ミシュランガイド東京』に掲載された中華そば専門店。〈中華蕎麦 三藤〉/自由が丘

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駅から徒歩10分。住宅街に佇むのは『ミシュランガイド東京』に掲載された中華そば専門店。割烹を思わせる落ち着いた店の雰囲気は、女性でも気兼ねなく入れるように。店内は、お客さん視点の配慮が隅々まで行き届いた気持ち良い空間が広がる。

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澄んだスープの「中華蕎麦 醤油」のポイントはだし。和食から転身したシェフの三森正幸さんが北海道産真昆布でとっただしを、小豆島産の杉樽で仕込んだクセの強い醤油とブレンド。醤油に火を入れないことで香ばしさを残した和風のスープは、コクがありながらもあっさりで、やさしい仕上がり。シンプルを突き詰めた具材は、かいわれ菜と2種類のチャーシューのみ。鳥取の大山鶏のもも肉と、岩手の岩中豚の肩周りが、スープの旨味を引き立てる。

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「今もまだ模索中。少しずつ変更を加えながら改良しています」とシェフ。自由が丘の上品な中華蕎麦は、いまだ進化が止まらない!

(Hanako1120号P27掲載/photo:Yoichi Nagano text:Junya Hirokawa))

2.懐石料理のお椀をイメージした一杯。〈麺処 銀笹〉/銀座

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黒を基調としたシックな店内。

「銀笹塩ラーメン」850円(税込)
「銀笹塩ラーメン」850円(税込)

懐石料理のお椀をイメージしたというラーメン。鶏ガラと豚骨をベースに北海道産の真昆布を加え、さらに追い昆布で調えた、ふくよかで品のある味が女性客をひきつける。名料亭で修業をした店主だからこその技が冴える。桜エビ入りの鯛つみれも名脇役。

(Hanako1153号掲載/Kayoko Aoki, Akira Yamaguchi text : Yumiko Ikeda)

3.シンプルだからこそわかる素材のうまみ。〈自家製麺 伊藤 銀座店〉/銀座

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丼にはスープと麺、上にネギをのせただけ。スープの核となるのは九十九里産の2種の煮干し。料亭で使うレベルのものを惜しみなく使い、最後のひと口まで深く濃い風味が続く。パツッとした歯切れのよさが印象的な自家製麺も秀逸で、口福へと導く一杯。

(Hanako1153号掲載/Kayoko Aoki, Akira Yamaguchi text : Yumiko Ikeda)

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