コーヒだけじゃもったいない! 喫茶店なのにカツ丼?カフェなのに本格カレー?満腹になれる東京のカフェ&喫茶店 FOOD 2018.06.28

喫茶店やカフェは小腹が空いた時のための軽食はあるけれど、ガッツリお腹を満たす時にはちょっと…なんて思っている人も多いはず。満腹になる且つゆったりコーヒー休憩も叶える喫茶店&カフェをご紹介します。

1.朝食から夜食まで、下町の胃袋を支える店〈ロッジ赤石〉/浅草

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先代の故郷である長野県の赤石岳をモチーフに、ランプシェードやレンガの壁など店内のインテリアも山小屋風。壁には店主が自宅の納屋から見つけてきた古時計が並び、1つだけが今も時を刻んでいる。

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ホテル料理人を経験した店主が腕をふるうナポリタン800円やカツ重1,050円(各税込)などを、朝から明け方まで食べられる駆け込み寺だ。ナポリタンの味の決め手は、信州産トマトを使った〈ナガノトマト〉の濃厚なケチャップで、ピリッとスパイシー。注文後に揚げ始めるカツはかつおだしで仕上げて丼に。優しい味わいが通に人気のメニューだ。

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ショーウィンドウには「パリジェンヌ風ヌイユ」など気になるメニューも。

(Hanako1144号掲載/photo : Tomo Ishiwatari text : Kahoko Nishimura)

2.カレーを目指して寄るにも、バル、カフェとしての利用も。〈usubane〉/自由が丘

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カレーの名店〈ジジセラーノ〉が、惜しまれつつ15年の歴史をとじた。同地に店を立ち上げたのは、喫茶店や農場で働きつつ10年来の熱烈なファンだった薄羽皓一朗さん。大好きなカレーの味を守りたい一心で弟子入りし、スパイスの配合や手順を師匠からみっちり学び味を引き継いだ。

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くて辛い絶妙なバランスが人々を虜にする。バナナやトマトをトッピングして、オーブンで焼いて仕上げる、前店の名物「焼きカレー」も健在だ。薄羽さんの自信作は、ガーリックとハーブをガツンときかせたポークがインパクト大の「ローストポークカレー」1,500円。豚肉の表面をカリッと焼き上げた香ばしさが食欲をそそる。

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つまみとアルコールでバル感覚で利用したり、こだわりのロースターから仕入れるコーヒーを目当てに行くなど、使い勝手がすこぶるいい一軒だ。豆は〈CHANOKO COFFEE ROASTERY〉〈帷子珈琲〉〈GP Coffee Roaster〉を使用。カウンター席の奥にテーブル席がある。

(Hanako1143号掲載/photo : Michi Murakami text : Yumiko Ikeda)

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