新鮮な海の幸など、素材を生かした定食が絶品!身体も心も満たされる大磯の〈日日食堂〉とは?
2018.06.06

「一汁三菜」の質素なイメージが覆される!? 新鮮な海の幸など、素材を生かした定食が絶品!身体も心も満たされる大磯の〈日日食堂〉とは?

豊かな自然に恵まれビーチスポットとしても人気の大磯。そんな大磯ならではの新鮮な海の幸をはじめ、素材を生かしたおいしい定食が楽しめる食堂をご紹介!「一汁三菜」の質素なイメージが覆される、ごちそう定食とは?

編集部 / Hanako編集部

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先人の知恵が育んだ体が喜ぶ一汁三菜のカタチ。

「今が一番おいしいので、ぜひ」と薦めてくれた「かますの照り焼き」。

かますの照り焼き(単品880円)をメインに、クミンとカレー粉入りおから、昆布とお揚げの炒め煮の小鉢とおだしスープを添えた夜ごはんセットは1,500円。

塩焼きや開きなら食べたことがあるけれど、照り焼きとは!?食べてビックリ。箸を入れれば、ほわっと身の柔らかさが伝わり、一口食べれば、白身の上品な味わいに、夢中で食べ進んでしまう。新鮮でないとこうはならないはず。聞けば、車で5分ほどのところにある漁港に週半分は仕入れに行くとか。

大磯の漁港。ここで魚介を購入。

あまりいいものがないときは、小田原まで足を運ぶのだという。「鮮度がいいと、料理するのが楽しくなります」と、料理長のささきちえこさん。この照り焼きやミックスフライなどに、小鉢2品、ご飯とおだしのスープがついた「夜ごはんセット」なら、過不足ない一汁三菜のバランスのいい献立になる。

ここは神奈川県大磯にある〈日日食堂〉。もとは電気部品の工場だったという240㎡の広々した空間に、器などを販売するギャラリー、漆工房、食堂が同居する。

この建物全体が〈今古今〉と名付けられた地域のコミュニティスペースだ。まるで、おばあちゃんちに来たみたいな、どこか懐かしい雰囲気が漂う。

「昔ながらの手仕事や知恵を取り入れて、豊かな暮らしを、というのがコンセプトなんです」と、〈今古今〉代表の坂間洋平さんが言う。料理も「機械に頼らず、昔ながらのやり方で丁寧に作り、本来の姿でアウトプットしています」。食堂は「毎日(日日)がよくなるように。明日が今日よりよくなるように」という願いを込めて、〈日日食堂〉と名付けられたそうだ。夜はゆっくりとお酒を味わえる店舗となる。

冷凍した水のペットボトルを氷代わりに入れ、厳選した日本酒を冷やし中の昔の氷の冷蔵庫。

注文を終えると、料理が来るまでの間、建物の中を自由に動き回り、展示中の作品を見たり、漆の工房を覗き込んだりも可能である。もちろん、食べ終えてからでも大丈夫だ。

坂間さんの名刺には「今古今代表」以外に、「日日食堂の見習い」という肩書きが付いている。ギャラリーの器を選んだり、健康な卵を探したりという種々雑多な仕事のほかに、料理の手伝いもこなす。地元産のお米を用い、土鍋で炊くふっくらご飯(玄米ご飯もあるが、こちらは圧力鍋で)に、手間暇惜しまず素材を大切に作られたおかず。日本人のDNAが大喜びする内容だ。気持ちを込めて丹念に作られているだけに、食べたあとの満足度が高い。

右・二十四節気のごはん。車麩のフライ、上にジャガイモとタマネギのすり流しをのせた茶碗蒸し、春キャベツとディルの春巻きなど。左・大磯のかます、すずきのミックスフライ(日替わり)、セットで1,350円。

一汁三菜というと質素食の代表のように思うかもしれないが、とんでもない。〈日日食堂〉で食べてみてよくわかる。これは、先人たちの知恵が結集した、日本人の体に一番フィットする最強の食事なのである。

〈日日食堂〉
ランチの定番は、二十四節気のごはん1,200円、ライスコロッケとスープ950円に日替わり4種。夜ごはんは、お昼と同様に定食と、もうひとつ3,500円のコース(前日までの予約)。
■神奈川県中郡大磯町大磯55 
■0463-71-5741
■11:30~14:30LO、17:30~20:30LO、土15:00~17:30 月火休 
■23席/禁煙

(Hanako1156号掲載/photo : Norio Kidera text : Michiko Watanabe)

編集部

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