第48回 散歩のレシピ 鎌倉〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉の前野一平・尚美さんへ会いに/第48回 なかしましほの散歩のレシピ FOOD 2022.09.20

料理家・なかしましほさんが、気になるお店とその方に会いに行く本誌連載「散歩のレシピ」。今回は海を眼前にする七里ヶ浜駅と鎌倉高校駅の間という絶好のロケーションにある、クラフトアイスクリームのお店〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉へ訪れました。

遠くに見える富士山や江の島、サーフィンを楽しむ人たち。時には風が強く、荒れて真っ白な海や、目が開けられないくらいまぶしい夏の日なども、葉山〜鎌倉〜江の島を結ぶ海沿いの国道134号線を、買い出しに、ドライブにと利用しています。
そんな江の島を望むエリアは、多くの人が湘南をイメージできる場所かもしれません。こうして日々表情を変えるこの道が私は好きです。

アイスクリームはコーンとカップの2種類。キッズサイズのコーンも用意。アイスクリームシングル480円(キッズサイズ300円)、ダブル600円(キッズサイズ350円)、コーン+50円(キッズコーン+30円)。
アイスクリームはコーンとカップの2種類。キッズサイズのコーンも用意。アイスクリームシングル480円(キッズサイズ300円)、ダブル600円(キッズサイズ350円)、コーン+50円(キッズコーン+30円)。

コロナ禍でさすがに人気が少なかったこのエリアが再びにぎわい始めた昨年のこと、江ノ電の路線で海を眼前にする七里ヶ浜駅と鎌倉高校駅の間、という絶好のロケーションに何やら建設中の建物が現れました。これは絶対すてきなお店ができるはず! とわくわくしていました。そして今年の1月11日、レストランやコーヒーショップが集まるビルの一角に〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉がオープンしました。IT関連の企業で働いていた前野一平さんと、製菓学校を卒業後さまざまなカフェやコーヒーショップで経験を積んだ尚美さんのご夫婦がはじめたクラフトアイスクリームのお店です。

フレーバーは常時約10種類ある。
フレーバーは常時約10種類ある。
尚美さんが手渡し。
尚美さんが手渡し。

たっぷり日差しが入る店内で、海を眺めながら一年中アイスクリームが楽しめます(ただしくいしんぼのトンビには気をつけて!)。常時8〜10種のフレーバーが並んでいて、「特別な材料だけではなく、手に入りやすくおいしい食材も好んで選ぶ」と話すおふたり。
学校給食でも親しまれているという、足柄産の「きんたろう牛乳」で作られるさっぱりやさしい味の「ミルク」、キャラメルに似たさくさく食感のキャンディ菓子を混ぜ込んだ「トフィーピーカンナッツ」、完熟バナナの「バナナマンゴー」「台湾パイナップル」などなど、1種食べてもう1種と追加されるお客さんも多いとか。さっそく常連になったご近所の方もいらっしゃるそうです。
私もアイスクリームをごほうびに早速、ウォーキングを始めたいと思いました。ゴールにこんなおいしいものがあれば頑張れそうです。

〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉で出会ったもの。

絵のような風景。お店の大きな窓から見える湘南の海。サーフィンをしている人を眺めながら食べるアイスクリームは格別。「毎日見ても飽きない風景です」と前野一平さん。
絵のような風景。お店の大きな窓から見える湘南の海。サーフィンをしている人を眺めながら食べるアイスクリームは格別。「毎日見ても飽きない風景です」と前野一平さん。

今回訪れたのは、鎌倉〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉

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〈ホリデイ アイスクリーム ストア〉
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-4-11 トライアングル七里ヶ浜B1 │地図
営:11:00〜18:00
休:水曜
湘南の海が広がる江ノ電の七里ヶ浜駅から徒歩3分ほどの、カフェ、レストランが入るビルにお店を構える。

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