路地裏theワールド!【番外編】 本場の味を再現、銀座の路地裏で出会う『世界の名スイーツ』。 FOOD 2022.04.18

国内外の名スイーツがそろう、銀座の路地裏。遠くへ旅に出られないいまこそこだわりの品々を食べながら、その生まれ故郷に思いを馳せたい。

【日本】日本の果物を贅沢に使った、上品な和スイーツ。〈銀座 青果堂〉/銀座4丁目

旬のフルーツで作る和スイーツのお店。看板のどらやきは、数品種あるイチゴなど約10種が並ぶ。創業90年を超える果物問屋を中心に全国の農家から仕入れるため、その時季になかなかお目にかかれないものや珍しい品種も多く登場する。お土産なら、3日持つ「硝子寒天」もおすすめ。白ブドウのゼリーに果物と食用花を合わせた一品で、華やかな香りと果実のみずみずしさに癒される。

〈銀座 青果堂〉
■東京都中央区銀座4-4-1
■03-6263-0708
■11:00~21:00 無休

【台湾】現地で親しまれている、タロイモの名物菓子が日本に!〈連珍(れんちん)〉/人形町

港町・基隆(ジーロン)にある本店は1912年創業の老舗。昨冬に、創業者の孫である程(てい)さんが名物のタロイモスイーツに特化した専門店を日本に出店した。この場所を選んだのは、老舗が集う雰囲気に台湾らしさを感じたからだそう。お菓子は台湾から仕入れたタロイモを使い、店内でイチから手作りする。シュークリームなどの季節限定品が出ることも。

〈連珍(れんちん)〉
■東京都中央区日本橋人形町2-10-11
■03-6810-9189
■11:00~18:00 不定休ベンチあり

【イタリア】イタリア各地の郷土菓子を求め、スイーツ好きが集う。〈Litus(リートゥス)〉/新富町

シチリアやロンバルディアを渡り歩き、南北のお菓子を学んだ塩月紗織さんがオープン。シチリアを思わせる白を基調とした店内には、8種ほどの個性豊かな生菓子と焼菓子が。本場の味にこだわり、チーズやブロンテ産の高級ピスタチオなどの材料はほぼ現地のもの。3月の国際女性デーに食べられる「ミモザ」など、季節感ある品と出合えるのもここならではだ。

〈Litus (リートゥス) 〉/新富町

〈Litus(リートゥス)〉
■東京都中央区新富2-9-6
■03-6275-2797
■11:00~18:00 不定休
■ハイテーブルあり

(Hanako1207号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi, Jun Nakagawa text : Yoshie Chokki, Wako Kaneshiro edit : Yoshie Chokki)

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