心に残る懐かしのパン 有名パン屋さんの店主に聞きました。あなたの「思い出のパン」はなんですか? FOOD 2018.02.21

あの名店の名シェフは、どんなパンを食べ、どんなパンに影響を受けてきたのか。今、人気を集めている3軒の有名パン屋さんのシェフに、心に残る懐かしのパンを聞きました。

1.パン職人の姉妹が営む人気店〈cimai〉/幸手

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姉の大久保真紀子さんは天然酵母のパンを、妹の三浦有紀子さんはイーストのパンを作り、店頭にはタイプの異なる2種のパンが仲良く並ぶ。

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おふたりは、パン屋やカフェでの修業を経て、パン職人姉妹ユニットとしてイベントなどで活動開始。2007年、埼玉・幸手に店をオープンし、天然酵母パンとイーストパン、2 種のパンを販売している。
「黒糖くるみ」1 本720円(税込)などが人気商品。

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ふたり共通の思い出のパンは「バタートースト」。もともとパンが大好きで、よく実家から最寄りのコンビニまで自転車で15分かけパンを買いに走っていたそう。

思い出の味は、ふたりのパン作りの原動力。店で販売するパンのなかでも、自信作はやはり食パンだ。「blanc(トースト向きの食パン)」とネーミングからずばり食べ方を指南。
「厚めに切りトーストにして食べてほしい」との想いから、あえてひとまわり小さめの形状に。店内のカフェスペースでは、食パンによつ葉バターをのせた「厚切りバタートースト」も提供。

写真はイートインメニュー350円。「blanc」は400円(各税込)

2.カンパーニュに出会いが、シェフのパンの幅を広げた〈GARDEN HOUSE CRAFTS〉/渋谷

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パン屋で修業後、食パン専門店の立ち上げに携わり、サンフランシスコの〈タルティーンベーカリー〉で5 カ月間経験を重ね、帰国後現店舗のオープンと同時にベーカリーシェフに就任した村口絵里シェフ。

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思い出のパンは、学生時代のバイト先であり、かつて大阪にあった〈ブランジュリタケウチ〉のカンパーニュ。

あんぱんなど素朴なパンから先駆けまで、幅広いパンを扱い絶大な人気を博していた。「カンパーニュのサンドをお店で出していて、こんなパンもあるのかと…。私のハード系パンの原点です。」

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自身人気店のシェフとなった村口シェフ。バイト時代の経験を糧に、素材にこだわり自らの道を切り開く。有機国産小麦で作るカンパーニュは、店のシグネチャーメニュー。厳選素材に自家製の天然酵母を使用し、唯一無二の味わいを生み出している。

直径23㎝。ホール1,300円、ハーフ650円、クオーター350円(各税込)

〈GARDEN HOUSE CRAFTS〉
■渋谷区代官山町13-1 LOG ROAD DAIKANYAMA5 号棟
■03-6452-5200 
■8:00~20:00/不定休
■店内24席、テラス48席/禁煙

(Hanako1128号掲載:photo:Shinichi Yokoyama(cimai, Zopf), MEGUM(I DOUBLE ONE) text:Etsuko Onodera)

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