あふれ出すチョコレートを知る物語。 今年注目のコーヒー&ティーフレーバーのチョコレート4選。贅沢なペアリングを楽しもう! FOOD 2022.02.04

2022年も、数多くのショコラティエが手掛けたおいしくて美しい個性豊かなチョコレートが登場。その魅力を知るキーとなるつ4の物語をご紹介します。今回ご紹介するテーマは『カフェタイムの重要性。』世界中の人が楽しむカフェタイム。好みのコーヒーやお茶を淹れて、誰かと飲めば団らんの和が広がる。

カフェタイム

【A】〈フレデリック・ブロンディール〉

フレデリック・ブロンディールは、自らが目利きしたカカオの焙煎もするショコラティエ。今季はコスタリカ産カカオ豆とコーヒー豆を一緒に焙煎し、ミルクチョコレートでコーティングした「コスタリカコーヒー」と、カカオの香りを天然海塩の旨味で引き立てた「フルール・ド・セル」の2種が入ったボックスが登場。焙煎士だから引き出せた香ばしさもこのチョコレートの特徴だ。A.ミニタブレットアソート(各4枚)2,160円。西武池袋本店、大丸東京店などで期間限定販売(~2/14)
■0465-63-5361(ちぼりインターナショナル)

【B】〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 本店〉/代々木公園

日本茶好きな土屋公二シェフが手掛けたこちらは、ほうじ茶のダークガナッシュ、抹茶のホワイトチョコレートのガナッシュ、玄米茶のダークガナッシュを重ねてダークチョコレートでコーティングした3層のボンボンショコラ。お茶の味わいとカカオの風味がマッチし、より日本茶のおいしさが実感できる。2021年アカデミー・オブ・チョコレートのボンボン部門でシルバー賞受賞の品。B.3種のお茶(1粒)440円。

〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 本店〉
■東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9
■03-5790-2181
■10:00~19:00 無休

【C】〈Minimal -Bean to Bar Chocolate-〉/富ヶ谷

〈丸山珈琲〉と〈Minimal〉がコラボした「カフェチョコ」シリーズの新商品。淹れ方や温度などで変化するコーヒー風味のはかなさをホワイトチョコレートで再現したもの。今回はコーヒーの味わいの複雑さを焙煎によって表現したいと、丸山珈琲代表・丸山健太郎さん自らが焙煎。精緻繊細な味わいの違いをチョコレートに落とし込んだ。
C.カフェチョコノエル・ディアス(浅煎り・中煎り)各1,728円(限定数量がなくなり次第終了)。

〈Minimal -Bean to Bar Chocolate-〉
■東京都渋谷区富ヶ谷2-1-9
■03-6322-9998
■11:30~19:00 無休

【D】〈ローエンシュタイン〉/渋谷

ルフトハンザ航空のファーストクラスでも愛用されるドイツの老舗ブランド。今年登場したこちらは海外のお茶がテーマ。ルイボスティーやアールグレイに加えて、シナモンの華やかな香りを閉じ込めたターメリックシナモンティー、近年注目されるスーパーフード「ビーツ」を使用した紅茶など、厳選した茶葉の味わいを閉じ込めた4種のショコラがアソートに。
D.ティーショコラ(4個入り)972円。西武池袋本店、伊勢丹新宿店など全国主要百貨店・催事場で販売(なくなり次第終了)
■03-5798-3666(ジェイインターナショナル)

『カフェタイムの重要性。』

世界中の人が楽しむカフェタイム。好みのコーヒーやお茶を淹れて、誰かと飲めば団らんの和が広がる。それは誰にとっても大切な時間。2022年はそんな時間をさらに盛り上げる、コーヒー&ティーフレーバーのチョコレートが充実している。口に含むとチョコレートの奥にしっかりと感じられる、コーヒーやお茶の味。お茶請けではなく、チョコレートなのにドリンクの味がして、濃厚な味わいに驚きを覚える人も多い。ペアリングすればおいしさも倍増だ。こうしたチョコが増えた背景には、カフェタイムについて発見があったからだとシェフらは語る。誰かと語らうありふれた日常は、実は貴重な時間だったということを。

(Hanako1205号掲載/photo : MEGUMI styling : Aya Ishiguro text & edit : Kimiko Yamada)

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