京都の喫茶店とプリンの素敵な関係。 【京都】喫茶店で食べたいプリンアラモード4選。愛され続けるレトロを求めて。 FOOD 2021.09.18

いつでも人気のプリンだけれど、昔ながらの固めのプリンが注目を集める近ごろ。京都の喫茶店で出合えるのは何十年も変わらず作り続けられてきたものから、新たな定番まで。店主たちがそれぞれに工夫を凝らし、愛情を注ぐプリンがそろいます。今回ご紹介するのは、プリンパフェ&アラモードです。

1.いつまでも眺めていたい「プリンパフェ」。〈イノダコーヒ本店〉/堺町三条

かつて東京・銀座にあった〈ケテル レストラン〉のレシピを、90年経った今も受け継ぐ〈イノダコーヒ〉のプリン。ほどよい固さとまろやかな味は、いかにも喫茶の王道だ。パフェでは爽やかなレモンアイスが、プリンの卵の風味を際立たせる。トッピングはフレッシュと蜜煮の果物。これ以上ない正統派の姿が美しい。940円。

〈イノダコーヒ本店〉
■京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
■075-221-0507
■7:00~18:00 無休
■211席

2.澄まし顔のシンプル「プリンアラモード」。〈ミュージアムカフェ ENFUSE(エンフューズ)〉/岡崎

テーマに「ネオ喫茶」を掲げる美術館併設のカフェだけに、プリンも脚付き皿のアラモードスタイルで。固めに焼き上げたプリンに添えられるのは季節のフルーツとアイス、生クリームにアーモンドチュイルという上品な姿。850円。

〈ミュージアムカフェ ENFUSE(エンフューズ)〉
■京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 京都市京セラ美術館B1
■075-751-1010
■10:30~18:00最終入店(18:30LO)月(祝を除く)、年末年始休(美術館に準じる)
■59席

3.プリン好きにはたまらない「ダブルプリン」。〈喫茶フルール〉/長岡京

京都の街中から電車で15分ほどの長岡京にあるレトロ喫茶。昭和44年の創業時から変わらないというプリンは、甘いカラメルソースがたっぷりの懐かしい味。「プリン好きならダブル、アイスも食べたいならアイスプリン、色々食べたいならパフェ」と4種のプリンメニューが用意されているのもうれしい。1,050円。

〈喫茶フルール〉
■京都府長岡京市天神1-8-2
■075-951-6759
■10:00~21:00(20:30LO)月休(祝の場合は火休)
■70席

4.思い出の「クラシック プリンアラモード」。〈喫茶マドラグ 藤井大丸店〉/四条寺町

〈喫茶マドラグ〉(P.58)が「家族で出かけるのが楽しみになる百貨店のレストラン」をコンセプトに開いた3号店。エバミルクを使い固めに焼き上げたポルトガル式プリンに、果物とアイスクリームを添えたアラモードは、子供時代を思い出す懐かしい味とビジュアルだ。968円。

■京都府京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605 5F
■075-744-6624
■10:30~20:00(フード19:15LO、ドリンク19:30LO)不定休
■72席

(Hanako1200号掲載/photo : Yoshiko Watanabe, Haruka Kuwana text : Atsuko Suzuki, Aya Honjo, Mako Yamato)

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