至福のおやつで、知るきっかけに。 【2021年】気になる最新サステナブルスイーツ。生産者と繋がるシューアイスも。 FOOD 2021.08.21

SDGsやサステナブルへの関心が急速に高まりつつある2021年。プラントベースのお菓子も注目され、環境への配慮とおいしさ&楽しさを両立するスイーツが増えていることこそ、今年らしさ。今回は、2021年最新サステナブルスイーツ店2軒をご紹介します。

1.〈BGM COFFEE&VIBES〉野菜の端材を活かした“季節を感じる”カヌレ。/広尾

〈BGM COFFEE&VIBES〉

一ツ星フレンチ〈Ode(オード)〉の生井祐介シェフが店のお隣に開いたコーヒーショップ。2種のエチオピアをブレンドしたコーヒーに合わせるのは、店内のキッチンで作る焼き菓子。中でも「レストランで出た野菜の端材を使った、サステナブルなカヌレ」(chicoさん)が話題だ。

〈日本サステイナブル・レストラン協会〉に加盟するシェフが考案したカヌレは、厨房で出る端材を乾燥させたパウダーを生地に加えたもの。例えば人参や春菊、今なら沖縄原産ピーチパインや時にはフキノトウが入ることも。ほのかに素材の気配を感じ、常に味の変化が楽しめる。“食の循環への喚起”をスマートに発信する、この店らしい味わいだ。

〈BGM COFFEE&VIBES〉

カヌレ1個400円。骨董の絵皿で出されるのもうれしい趣向。写真は明治期の九谷焼の一枚。夏はエスプレッソをトニックで割った、喉越し爽やかなエスプレッソトニック600円とともに。
■東京都渋谷区広尾5-1-31 1F
■03-6447-7926
■8:00~22:00 不定休
■6席

2.〈PUFFZ 渋谷店(パフズ)〉マダガスカルへ思いを馳せる、生産者と繋がるシューアイス。/渋谷

〈PUFFZ 渋谷店(パフズ)〉

ザクザクと香ばしいシューにバニラクリームがみっちり入ったシュークリームが人気のベイクブランド〈PUFFZ〉。夏限定の新作は、ハンドクラフトアイスクリームブランド〈HANDEL SVÄGEN〉のピュアなミルクアイスとマダガスカルの「アグロフォレストリバニラ」との出会いから生まれた贅沢なシューアイス。

「FARMER TO YOU」をテーマに掲げ、「売り上げの一部がマダガスカル大使館を通してNGO/NPOに寄付される、現地の農家と繋がるバニラ」(chicoさん)。仕上げにバニラのサヤを砕いたパウダーをかけた芳醇なバニラアイスと、生地との相性も抜群。至福のおやつが、マダガスカルの熱帯雨林を知るきっかけに。

〈PUFFZ 渋谷店(パフズ)〉

バニラが甘く香り立つ、マダガスカルバニラのシューアイス630円。「FARMERTOYOU」のロゴ入りパッケージで。イートインのみ、8月31日(火)まで販売。
■東京都渋谷区渋谷2-23-16 東口地下広場 B2
■03-6324-2739
■7:00~19:30LO 不定休
■44席

“スイーツエキスパート”な21人の審査員。

※順不同、敬称略

(Hanako1199号掲載/photo : Kiichi Fukuda, Miyu Yasuda text : Yoko Fujimori)

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