専門店も続々。 第2次ブームが到来!【全国】パティスリーが手がけるカヌレ8選 FOOD 2021.08.09

カヌレとは「溝のついた」という意味で、ボルドーにある女子修道院で古くから作られていたフランスの伝統菓子。シンプルな製法でレシピも比較的自由。だからこそパティシエの腕がモノをいうと、いま第二次ブームが到来中。

1.〈Pâtisserie PAROLA(パティスリー・パロラ)〉のカヌレ/新橋

〈Pâtisserie PAROLA(パティスリー・パロラ)〉

フランス人シェフ、アレクシ・パロラ氏の故郷ブルターニュ地方の“ボルディエバター”と、岩手県〈しあわせ牧場〉のグラスフェッドミルクをふんだんに使用。濃厚でミルキーな牛乳とミネラル豊富なバターの魅力を存分に生かす濃厚な一品。「驚くほどバターの香りが引き立っているカヌレ」(下井さん)。1個324円。

〈Pâtisserie PAROLA(パティスリー・パロラ)〉
■東京都千代田区内幸町1-7-1 HIBIYA OKUROJI
■03-6807-5622
■11:30~22:00 無休
■10席

2.〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 本店〉のカヌレ/代々木公園

〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 本店〉

土屋公二シェフが平成の頃に作っていたクラシックなカヌレを今年4月に再現。バニラとラム酒の風味を利かせつつ、蜜蝋を使っているため外はカリッと、中はしっとりした味わい。「表面の食感が素晴らしく、翌朝に食べてもまだカリカリ感が保たれていて感動しました」(平岩さん)。1個324円(テイクアウト)。

〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 本店〉
■東京都渋谷区富ケ谷1-14-9
■03-5790-2181
■10:00~20:00(カフェ~19:00LO)無休
■14席

3.〈ホテルニューオータニ〉の東京カヌレ/紀尾井町

〈ホテルニューオータニ〉

カステラの名産地・長崎県の最高級カステラにも使用されている「太陽卵」を使用したカヌレ。チョコレートでコーティングされたプレーンと、渋みが広がる抹茶の2種類が登場。「噛めば噛むほどに、抹茶やバニラのアロマがあふれ出します」(chicoさん)。プレーンと抹茶2個入り1,296円。スイーツのデリバリーも可。

〈ホテルニューオータニ〉
■東京都千代田区紀尾井町4-1 パティスリーSATSUKI
■03-3221-7252
■11:00~20:00 無休

4.〈LA SOEUR(ラ・スール)〉のブルーベリーカヌレ/新宿

〈LA SOEUR(ラ・スール)〉

博多発のカヌレ専門店。定番の「スペシャリテラム」をはじめ、「知覧茶」や、冷やして食べる「生カヌレ」など、バリエーションが豊富。「チョコレートディップやバニラ風味などはよく見かけるが、ブルーベリーは珍しく、しかもおいしい。王道とフレーバー両方を楽しめるお店です」(嶋田さん)。1個345円。

〈LA SOEUR(ラ・スール)〉
■東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店新宿店本館 B2
■0570-025-888(ナビダイヤル)
■10:00~20:00 不定休

5.〈ビスキュイテリエブルトンヌ〉のカヌレ/新宿

〈ビスキュイテリエブルトンヌ〉

ブルターニュのおいしさを伝える焼き菓子専門店。創業以来変わらぬレシピで作るこだわりのカヌレが受賞!表面にしっかり蜜蝋をコーティングして、約1時間かけて焼き上げる品だ。「カリッモチー!の言葉じゃ伝わらないのが悔しい。とにかく美味」(田辺さん)。1個216円。

〈ビスキュイテリエブルトンヌ〉
■東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店新宿店本館 B2
■03-5990-5509
■10:00~20:00 不定休

6.〈Canelé de CHIANTI(カヌレドキャンティ)〉のオリジナルカヌレ/新潟

〈Canelé de CHIANTI(カヌレドキャンティ)〉

6種SETイタリアンのシェフでもある川又真さんが作るカヌレは、全18種と多彩。その中から選抜された、「塩キャラメル」や「黒胡麻」など独創的なフレーバーの6種のセット。「種類が多いのにフレーバーごとに生地を変えて作るこだわりが凄い。見た目もアート作品のよう」(スイーツなかのさん)。6個入り1,600円。

〈Canelé de CHIANTI(カヌレドキャンティ)〉
■新潟県新潟市中央区女池神明3-14-4 NEST Meike Shinmei 1F
■050-8881-5296
■10:00~18:00 不定休

7.〈Sinless Café(シンレスカフェ)〉のシンレスカヌレ古都、シンレスカヌレ東洞院/京都

〈Sinless Café(シンレスカフェ)〉

シンガポール発、日本初のノーシュガーカフェの一品。ここのカヌレは低糖質料理研究家の阪本久枝さんによる手作り。小麦粉や砂糖を一切使わず、通常品より糖質70%オフに仕上げたギルトフリーのカヌレだ。「普通のカヌレと遜色ない甘さと食感に驚きました」(松本さん)。左・300円、右・400円。

〈Sinless Café(シンレスカフェ)〉
■京都府京都市中京区東洞院通二条下ル瓦之町384
■075-256-0033
■11:00~21:30 不定休
■8席

8.〈スギモト菓子店〉のアマゾンカカオのカヌレ、ブルボンバニラのカヌレ/兵庫

〈スギモト菓子店〉

兵庫県丹波篠山で人気沸騰中の、完全予約制菓子店。優しい香りにこだわったマダガスカル産のブルボンバニラビーンズや、焼いた時に臭みのない「あいちの米たまご」など、妥協なく追求された素材の個性が生きている。「カヌレ通からも『今までで一番』といわれるほど」(nanshiさん)。左・370円、右・380円。

〈スギモト菓子店〉
■兵庫県丹波篠山市東吹391-1
■079-506-9520
■受け渡しは13:00~ 不定休完全予約制

“スイーツエキスパート”な21人の審査員。

※順不同、敬称略

(Hanako1199号掲載/photo : Miyu Yasuda text : Kimiko Yamada)

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