日本橋 Pâtisserie ease
2021.06.24

パンの王様といえば… 【東京】パンマニアもハマった「クロワッサン」4選。口に広がるバターの風味を感じて。

近年高まるバター人気。クロワッサンはパンの中でもバターの風味をダイレクトに感じられるのが魅力的です。サクサクの食感とバターの風味を思う存分楽しんで!

1.〈Pâtisserie ease〉/日本橋

「クロワッサン」
「クロワッサン」
美しく、均等な巻きは誠実の証。
美しく、均等な巻きは誠実の証。
「クロワッサン」
美しく、均等な巻きは誠実の証。

こちらの生地はシャリシャリシャリ。薄氷を踏んだときって表面にシャッと繊細なヒビが入りますよね?それに似た崩れ方です(伝わりづらいわ)。意外にもスイーツ系ではなくお食事系クロワッサンの顔をしています。そうそう、要は塩顔系(意味違)。
かじったその場で深呼吸すれば、もうその先にはバターの予感しかありません。とはいえ、絶妙に香ばしさが届いてくるのは小麦の仕業かな?シンプルだけどきっちりとした仕事が見える端正なクロワッサンです。

(photo&text:Yuki Hanai)

2.〈Scene KAZUTOSHI NARITA〉/麻布十番

クロワッサン378円(税込)。生地を長くのばし、通常より巻き数を多くするからこそこの形、食感に。
クロワッサン378円(税込)。生地を長くのばし、通常より巻き数を多くするからこそこの形、食感に。
成田一世シェフ。クロワッサンを手に。
成田一世シェフ。クロワッサンを手に。
クロワッサン378円(税込)。生地を長くのばし、通常より巻き数を多くするからこそこの形、食感に。
成田一世シェフ。クロワッサンを手に。

世にも劇的なクロワッサン。漂うブールノワゼットの香りが序章。褐色の皮が枯葉のように崩れ去ると、クライマックスはいきなり訪れる。細かく割れた無数の小片それぞれから甘く快い汁がじゅわじゅわとにじみだす衝撃。驚く間もなく、内部のシルキーな膜にやさしく舌をからめとられる大団円。この体験はパンというより劇だ。食べ手は息を飲みながら舞台を見つめ、ドラマティックな「シーン」を目撃させられる。

〈Scene KAZUTOSHI NARITA〉
パンのほか、ケーキやプチガトーも提供。予約制によるアシェットデセールも現在準備中。クロワッサンは9:00と13:00に焼き上がる。
■東京都港区麻布十番2-3-12 1F
■03-6435-4180
■9:00~20:00 不定休

Navigator…池田浩明(いけだ・ひろあき) パンラボ主宰。パンについてのエッセイ、イベントなどを柱に活動する「パンギーク」。著書に『食パンをもっとおいしくする99の魔法』『日本全国 このパンがすごい!』など。

(Hanako1193号掲載/photo&text:Hiroaki Ikeda)

3.〈PATH〉/代々木公園

「クロワッサン」
「クロワッサン」
こんなにサクサクっとジューシーなのに、待っていた内側はもーっちり。もっちりと柔らかな生地が重なり合い、その間に旨みを蓄えているのがミエミエです(褒め言葉)。
こんなにサクサクっとジューシーなのに、待っていた内側はもーっちり。もっちりと柔らかな生地が重なり合い、その間に旨みを蓄えているのがミエミエです(褒め言葉)。
「クロワッサン」
こんなにサクサクっとジューシーなのに、待っていた内側はもーっちり。もっちりと柔らかな生地が重なり合い、その間に旨みを蓄えているのがミエミエです(褒め言葉)。

お皿の上にひらりと着地したクロワッサンのかけらを食べてみたら、その隠せない旨みに期待が加速します。ほんのちょびっとの量でもバターの豊かな味わいが舌に響くんですもの、期待せずにはいられません。さぁいよいよ、禁断の?魅惑の?夢にまで見た!?“ガブリ”、いっちゃいましょう。

バターの芳醇さが前に出ていようとも、そこにでしゃばり感はなく、言うなれば持ってうまれたカリスマ性?自分でカッコつけようとしなくてもカッコいいみたいな。シンプルに美味しい。隙を見て甘さや塩気も前に出ようとはせず、みんな手を取り合ってONE TEAM(1度は言ってみたかったの)。均整のとれたまあるいバランスなんです。こだわって選ばれた混じりけのない素材は、丁寧に積み重ねていくとこんな味になるんだなって。美味しさを決して押し売りせず、こちらに感じ方を委ねて楽しむ余裕を与えてくれる、そんな落ち着いた味わいなんです。好きなときにゆっくり味わおうねって。確かにパンって本当はそうでなくっちゃね。

(photo&text:Yuki Hanai)

4.〈A.K Labo〉/吉祥寺

「クロワッサン」。
「クロワッサン」。
たっぷりの空気も一緒に巻かれています。
たっぷりの空気も一緒に巻かれています。
「クロワッサン」。
たっぷりの空気も一緒に巻かれています。

一口かじればその軽快な音に心躍ります。ザックザクで、バターがしみしみです。たっぷりの空気と一緒に何層にも折り重なった「クロワッサン」は、ザックザク食感で軽くって、最後の最後にやっと少しだけねちっと残ります。だけどその味わいは軽さの真反対。齧り付くその唇の脇からバターのエキスが滴るのではと錯覚するほど、ジューシー。どっしりとコクと油分が腰を据えているのに、この軽い食感だからヘビーになりすぎずあくまでもライトに味わわせてくれます。軽やかにリッチ、いいとこ取りな子です。

(photo&text:Yuki Hanai)

編集部
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