ザクザク&ホロホロな食感がやみつきに。 人気ベーカリーが作る絶品スコーン4選!【東京】朝ごはんやおやつのお供に。 FOOD 2021.02.11

イギリスを代表するスイーツ・スコーン。シンプルな作りながらも奥深い味わいで大人気!おうちでの朝食やアフタヌーンティーが充実すること間違いなしです。

1.〈ahiru snack〉の「プレーンスコーン」

「プレーンスコーン」。
「プレーンスコーン」。

店名の通り、スナックの営業もされていて、生菓子から焼き菓子まで作られている面白いお店なのです(現在、スナックは貸切営業のみ)。営業日はInstagramで要確認なのですが、日曜日のお菓子の日を目指して行ってきました。

ホックホク!全粒粉の粒が目にも口にも香ばしい。生地全体にゆるやかな甘味があるので、何もつけずそれだけでも十分おいしいです。ホクホクと口内をバウンドするにつれ甘みの微笑みがこぼれだし、しみじみとした旨味となってゆっくりと満ちていきます。そこにクリームチーズと〈Equal〉の「森林ノ牧場のバターミルクジャム」を合わせてみました。クリームチーズのねっとりしたコクと遅れてやってくる酸味に、一瞬舌に触れたそばからキャラメルの旨みがかけぬけるミルクジャムがあらゆる角度から甘みとコクの変化球を繰り出します。

2.〈エディアール〉の「紅茶とクランベリーのスコーン」

「紅茶とクランベリーのスコーン」
「紅茶とクランベリーのスコーン」

パリで150年の歴史を誇る高級食料品店〈エディアール〉が伊勢丹新宿店にパン屋さんをかまえているのをご存知ですか?パン売り場とは別の所にお店があるので私もこれまで見逃してしまっていたのですが、この季節にぴったりかも!?と思いのぞいてみました。

こちらのスコーンはパンよりもクッキー寄り(当社比)。こんがり焼けた表面がサクッと軽快に崩れるとほろほろさらさらと目の細かい生地がほどけ溶けていきます。粒子が細かいから、みっしり詰まっている生地なのに圧迫感がなくて、口どけの良い上質なクッキーを少し落ち着かせたようなしっとりした口溶けです。

そして粒子の小ささに合わせるように紅茶の茶葉も細かいものがたっぷり。赤い缶に入った紅茶のイメージも強い〈エディアール〉。さすがの香り高さです。高貴で重厚感のある茶葉の香りが鼻いっぱい肺いっぱいに広がりもううっとり。

3.〈PATH〉の「スコーン」

「スコーン」
「スコーン」

朝から夜まで“美味しい”を届けてくれるお店、〈PATH〉。勝手知ったるあの「スコーン」だと思ったら、大間違いです。バターのリッチさにクラクラ、立ちくらみを覚えます(座ってるけど)。確かにスコーンを自分で作ってみるとバターをいっぱい使う記憶がありますが、こんなにバターを感じるスコーンは珍しい。

外側カリッを突破すると、内側のふかふかふぁさふぁさ部分から絶え間なく滲み出るバターの豊かな香りと甘みが口内と鼻腔いっぱいにふわりと広がります。甘みといってもいたって自然体な甘み。甘さの角がない穏やかな味わいは、ジャムやクリームを引き立てることはもちろん、スープやシチューなどに合わせれば、そのリッチな風味がお料理にプラスされ、より満たされたものになることでしょう。お食事に合わせられるスコーンって初めて。

4.〈うぐいすと穀雨〉の「チョコスコーン」

「チョコスコーン」
「チョコスコーン」

〈うぐいすと穀雨〉は静けさと落ち着きのある雰囲気が魅力的なパンとコーヒーのお店。

歯に当たるカリッとした食感ににやり。このクッキーのようなカリッとがたまらないんですよね。スコーンってお店によって本当に性格が違う。もさって食感からほろほろ、サラサラ、んぐんぐ(!?)などなど。これはザクザク!口腔に響くザックザックという音に、魂が鼓舞されるようでなんだか元気をもらえます。

まぁまぁ、と全粒粉の香ばしさで包まれると、大きく入ったチョコレートがほのかに酸味と苦味で本格派な顔を見せて、このチョコスコーンの懐の深さを見せてくれました。

(photo&text:Yuki Hanai)

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