まずは乳製品、醤油、麩をチェック! 旅先ではご当地スーパーへ!【全国】ご当地スーパーで買うべきおすすめ商品9選。 FOOD 2020.12.05

その土地に暮らす人が主に利用する、地域に根ざしたスーパーが各地にある。エリアが変われば食料品や惣菜の品ぞろえも変わる、知られざる魅力が満載!今回は、ご当地スーパーで最初にチェックすべき乳製品、醤油、麩の中から日本全国のおすすめをご紹介します。

【醤油】東日本は濃口、九州は甘口など地域ごとに個性があり、食卓に欠かせない調味料。

1.ばら本醸造 あまくち醤油/佐賀
花の名前が印象的な、唐津ではおなじみの醤油。九州の人の嗜好に合わせて、口あたりまろやかで甘口に仕上げてある。500ml 256円(宮島醤油 0120-836-101)。

2.丸大豆醤油 もろみの雫/石川
国産の大豆、小麦、海水塩を使用。能登スギ材の木桶で熟成させた、コクが自慢の濃口醤油。レトロなラベルデザインはお土産にも喜ばれる。120ml 380円(直源醤油 076-268-1113)。

3.松印醤油/山口
まろやかな甘みとコクがある濃口醤油。1l 530円(一馬本店 0120-22-0018)

【乳製品】搾りたての生乳が原料の牛乳、ヨーグルト、バターはどれもが少量生産の希少品。

1.伊吹ヨーグルト/滋賀
とろっと濃厚でなめらかな舌触り。酸味がまろやかで食べやすい。プレーン450g 340円(税込)(ミルクファーム伊吹 0749-58-0049)。

2.大内山酪農バター/三重
芳醇なクリームの風味を味わえる乳白色のバター。200g 458円(参考価格)(大内山酪農農業協同組合 0598-72-2221)。

3.やまべ牛乳&やまべコーヒー/山形
牛乳昔ながらの伝統製法で低温殺菌する成分無調整牛乳。こっくりとした濃厚な味わい。懐かしのガラス瓶入り。各200ml 150円(参考価格)(後藤牧場 023-664-5004)

【麩】半球型、棒状、輪切りにカットしたものなど。形や食べ方も地域ごとに異なる郷土食。

1.新発田麩/新潟
明治35年創業の老舗の逸品。新潟県新発田市の特産品に選ばれた麩。味噌汁、鍋、すき焼きなどに。4個入り200円(参考価格)(宮村製麩所 0254-20-8220)。

2.文化麩/岐阜
ふーちゃんキャラクターでおなじみ。和洋中の料理に用いるレシピをwebで積極的に提案している。43g 160円(敷島産業 058-324-5131)。

3.棒麩/青森
約30cmの長さの棒状の麩。好みのサイズにカットしてラーメンに入れて食べるのが定番。2本入り200円(お麩の松尾 0172-27-4218)

巡れば見つかる掘り出し物。旅先ではスーパーへGO!

生鮮食品をはじめとするさまざまな食料品や日用品を求めて、誰もが日常的に利用するスーパーマーケット。旅行や出張で訪れた地のスーパーに立ち寄ると、同じ食料品でもパッケージデザインや、商品の見せ方や陳列の仕方がガラリと変わり、新鮮に感じることがありませんか?世界各地のスーパーをはじめ、47都道府県のスーパーを知り尽くし、ご当地スーパーに関する著書がある森井ユカさんに、ご当地スーパーの楽しみ方をうかがいました。

「その土地ならではのお惣菜があったり、地元で愛されている郷土料理を知ることができたり。そこで生活をしている人にとっては当たり前の食べ物やソウルフードが、お隣の県ではまったく知られていないなんてことも。土地の情報がたくさん詰まっているのがご当地スーパーのおもしろさ。個人商店に限らずチェーン系も独自色があり個性豊かです。見た目のデザインが素朴だったり味があったりと、土産物店にはない逸品を探すのも楽しいですよ」

Navigator…森井ユカ(もりい・ゆか)

立体造形家、雑貨コレクター。著書に『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』(ダイヤモンド社)など。

(Hanako1191号掲載/photo:Megumi Uchiyama, Kazuhiro Tsushima text:Yumiko Ikeda)

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