Hanako×高知家スペシャルイベント開催! 皿鉢料理も、地酒も、ごはんの友も!高知のおいしい料理とお酒をとことん味わい尽くす夜 LEARN 2017.08.11

本誌1137号特集「日本全国おいしいものをめぐる旅」で、高知県を旅したハナコラボメンバー・諸岡なほ子さんと編集長・田島。Hanako.tokyoでは「おいしい高知をめぐる旅」と題し、誌面では紹介しきれなかった取材時のこぼれ話を全8回に渡ってお届けしてきました。今回はウェブを飛び出し、ハナコラボメンバーと高知のおいしい料理を食べながら、取材班が旅の途中で見つけた高知の名店&名品を紹介するスペシャルイベント「ハナコラボミーティング×高知家」を開催。食べて、笑って、また食べて、と大いに盛り上がった会の様子をレポートします!

東京で、高知の魅力をたっぷり味わう!

当日の会場は、銀座一丁目にある高知県のアンテナショップ〈まるごと高知〉2階のレストラン〈TOSA DININGおきゃく〉。東京にいながらにして、高知の食材をふんだんに使った伝統料理が味わえる人気店です。そもそも「おきゃく」とは、高知の言葉で「宴会」の意味。形式張らずにみんなで飲んで、食べて、絆を深めようよ!という、高知県民にはなくてはならない食文化なのです。

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さて、ハナコラボメンバーがロングテーブルを囲んだところで楽しい宴の始まり。取材時のオフショットを交えながら、諸岡なほ子さんと編集長・田島の高知旅の話で盛り上がります。「高知県へ行ったことがある人いますか?」という質問に対し、手を挙げたのは2名ほど。あれれ、意外と少ない!?「高知県は遠くて行きにくそう」「鰹のタタキしか知らない」というコメントがちらほら。それなら、今夜はここでしか聞けない高知の話とおいしい料理に舌鼓を打っていただき、土地の魅力をたっぷり堪能してもらいましょう!

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最初に登場したのは、高知県を知るうえで欠かせない日本酒。実は高知県は、東西にわたり有名酒蔵が点在している日本酒天国で、今回は県内にある全18の酒蔵の人気銘柄を揃えて頂きました。辛口から甘口、微発泡タイプまでと幅広く、どれでも飲み放題ということでメンバーのテンションは一気に上がります。他にも、ゆずや小夏、生姜などのリキュールがずらり。そのまま飲んでもいいし、カクテルにしてもおいしいそう。「どれにしよう?」と迷いに迷いながら、最初の一杯を選んだところで、みんなで乾杯!

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土佐珍味に、豪勢な皿鉢に、舌鼓。

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おいしいお酒で喉を潤したあとは、いよいよ料理スタート!まずは先付の登場。メニューには「ところてん、どろめ、のれそれ」の文字が。メンバー一同「正直、ところてんしかわからない…」と不安げ。「どろめ」とは、いわしの稚魚のことで、そのまま生で食べるのが高知流。身も透き通った鮮度抜群の「どろめ」は喉越しが良く、つるつるっといけちゃいます。「のれそれ」はアナゴの稚魚のことで、にんにくの葉を刻んで白味噌やゆず酢を加えた「ぬた」と一緒にいただく珍味。淡白な甘みと独特の食感がクセになる味わいに、早くもノックアウトです。

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続いて登場したのは、大ぶりの皿に野菜寿司や煮物、酢の物などがてんこ盛りの「皿鉢(さわち)」。収穫祭などで神前に供えられたことが始まりで、今も宴席などの場で親しまれている郷土料理。天然の鮎に、あさひ蟹、川エビの唐揚げ、青さの天婦羅などがあふれんばかりに乗った豪勢な料理に歓声が上がります。素材の旨味がダイレクトに伝わる料理の数々、みんなの箸が止まりません!

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もちろん、ただ食べているだけじゃありません。高知取材の思い出話も引き続きたっぷりと!5日間にわたって高知に滞在した諸岡さんは「食べ物がおいしいだけじゃなくて、家族のように接してくれる温かい人ばかりでした」と振り返ります。「特に印象的なのは女性が生き生きとしていること!役場を退職したあと、一念発起して西土佐にスイーツショップを開いた〈ストリーベイルSANKANYA〉の中脇裕美さんや、地元の集会所でお豆腐を作り続けている『中組絆の会』の方たちなど、年齢を感じさせないパワフルな女性たちに元気をもらいました」とも。ハードな撮影を乗り切った心温まるエピソードから、編集長・田島が体験した中土佐の名物スナック『ロンドナア』での一夜まで、普段はなかなか聞けない取材裏話の数々が。

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次に登場したのは、土佐名物・鰹のタタキ、石鯛、勘八がのった贅沢な刺身の盛り合わせ。それにしても一切れが分厚いと思いません?「たらふく食べて飲んでいってほしい」という高知のおもてなし精神がひしひしと伝わってきますよね。グッドルッキングな刺盛りを前にみんな興奮気味です。

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魚だけではなく、高知には幻の和牛と呼ばれる「土佐あか牛」もあるんです。年間約800頭しか出回らない貴重な和牛で、赤みとサシのバランスがいいのが特徴。今回は赤身の旨みを引き出した「土佐あか牛のローストビーフ」をご用意していただきました。「噛むごとに旨味が広がっておいしい〜」と顔がほころぶメンバー。「土佐あか牛もおいしいし、四万十牛もおいしかったですよ」と諸岡さん。美しい川の水を与えた四万十牛は、高知の自然そのものをいただいている気分になるそう。「おいしいお肉を食べに、高知に行きたいね!」とおしゃべりもはずみます。

宴もたけなわ。いや、まだまだ食べます!

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そして、宴を締めくくるのは「ごはんの友選手権」。〈まるごと高知〉で人気の名品・珍品の「ごはんの友」をずらりと並べ、炊きたての土鍋ごはんの上に乗せて、あれこれ食べ比べしちゃおうという夢のような企画です。さっきまで「お腹いっぱい」と言っていたハナコラボメンバーも白いごはんは別腹(!!)。約20種類の「ごはんの友」を前に「これは辛い系?」「味の想像がつかないけど、おいしそう〜!」と選ぶのに夢中。なかなか席に座りません。何杯でもごはんをおかわりできちゃいそうな勢いです。

最後にアンケートをとったところ、ちょいピリ辛なかつおのオイルフレーツ「土佐赤かつお」がご飯のお友第1位に輝きました。気になる方は〈まるごと高知〉のショップでチェックしてみてくださいね。

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みなさんのお茶碗を覗いてみれば、「ごはんの友」がずらっとたくさん。こんな贅沢なごはんの食べ方、なかなかできるもんじゃありません!

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最後は、高知の特産品を詰め合せた豪華なお土産が一人一人に振る舞われ、会は終了。おいしいごはんと楽しい話に、笑顔があふれる夜となりました。

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海、山、川。美しい自然に囲まれ、おいしい魅力がたっぷりの高知県。参加者からは「今すぐ行きたい!」とのため息まじりの声が。実は、高知県までは飛行機で羽田から1時間ほどのフライト、パックツアーなどでは2泊3日ホテル付きで3万円ほどで行けちゃうそう。「想像してたより安くて近い!」と驚きの声が上がります。特に収穫の季節を迎える9〜10月頃は、旅のベストシーズンだそう。「次の休暇は高知県に行きます!」とすでにあちこちで旅の計画が始まりました。いつかは高知で、ハナコラボミーティング!

(photo : Akiko Mizuno text : Mariko Uramoto)

問い合わせ先

〈まるごと高知〉
■東京都中央区銀座1-3-13
■03-3538-4365 
■10:30〜20:00  無休
http://www.marugotokochi.com/

〈TOSA DINING おきゃく〉
■03-3538-4351
■11:30〜15:00、17:30〜23:00 無休

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高知県のまとめサイト「高知家の○○」
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/matome/

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