天然素材を使ったヘルシー志向の波も。 まるで“食べる宝石”!?手土産にもぴったりな美しいスイーツ「琥珀糖」7選 FOOD 2020.02.19

お茶席の干菓子として歴史を刻んできた琥珀糖に、新たな波が。モダンなデザイン、何より香りや味わいが多彩に楽しめるのだ。甘いだけじゃない、美しいスイーツとして琥珀糖が今、気になる!そこで今回は、和菓子家・大森慶子さんと和スイーツ研究家の安原伶香さんをナビゲーターにお迎えして、注目の琥珀糖をご紹介します。

手土産にもぴったりな美しいスイーツ「琥珀糖」7選

1.「ハーブが香る琥珀糖の新定番です〈鶴屋吉信 TOKYO MISE〉/日本橋

〈鶴屋吉信 TOKYO MISE〉/日本橋

1803年創業、京都の西陣に本店を構える老舗和菓子店。100年以上愛される「京観世」などの銘菓のほか、モダン和菓子も数多く開発。「琥珀糖」は和菓子文化のすそ野を広げるべく誕生した新ブランド「IRODORI」の中でも人気のアイテム。通販不可。

〈鶴屋吉信 TOKYO MISE〉
■東京都中央区日本橋室町1-5-5 COREDO室町3 1F
■03-3243-0551
■10:00~21:00 元日休

2.「伝統的な遊びと和菓子の融合に惹かれます(大森さん)」〈一心堂本舗〉/押上

「東京こはく」694円
「東京こはく」694円

江戸時代から伝わる、健康を大切に考えて暮らす「養生文化」を継承し、天然素材と伝統製法に着目してお菓子や雑貨を手がけるメーカー。「東京こはく」は7つの図形で構成され、パズルのようにして遊ぶ楽しみも。通販可。

〈一心堂本舗〉
■東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリー ソラマチ4F
■03-6658-8400 押上
■10:00~21:00(施設に準ずる)
■無休

3.「ベリーの甘酸っぱさと3つの食感が新境地!(安原さん)」〈NANASAN〉/滋賀

〈NANASAN〉/滋賀
〈NANASAN〉/滋賀

1932年創業の〈とも栄菓舗〉の若い職人夫婦が「革新7:伝統3」を指標に掲げて2017年に立ち上げたブランド〈NANASAN〉。地域特産の果物・アドベリーを主軸に、伝統に現代感覚を取り入れたお菓子を創出する。ペースト&ラスク「SOU」などもある。通販可。

〈NANASAN〉
■滋賀県高島市安曇川町西万木211-1
■0740-32-0842
■9:00~19:00 元日休

「MIO」10個入り1,500円

4.「愛と夢があふれる世界観。贈り物にもぴったり(大森さん)」〈越乃雪本舗大和屋〉/新潟

「こはくのつみき」1,200円
「こはくのつみき」1,200円
「万華鏡のかけら」1,150円
「万華鏡のかけら」1,150円

日本三大銘菓のひとつとされる落雁「越乃雪」で知られる1778年創業の和菓子舗。若い世代にも和菓子の魅力を知ってほしいとの思いで始めた「おさとうのまほう」シリーズが好評を博す。パッケージのイラストやデザインも家族ぐるみで制作している。通販可。

〈越乃雪本舗大和屋〉
■新潟県長岡市柳原町3-3
■0258-35-3533
■9:00~17:30 日水休

5.「シャンパンを加えた上品な大人の味わい(安原さん)」〈菓匠 花桔梗〉/名古屋

「シャンパン寒氷」1,400円
「シャンパン寒氷」1,400円
「寒氷」1,200円
「寒氷」1,200円

江戸時代、尾張徳川家に和菓子を献上していた〈桔梗屋〉の流れを汲む和菓子舗。「伝統、継承、挑戦」をコンセプトに、若手の職人を中心に現代に通じる新しい和菓子を追求している。国産素材と伝統製法にこだわる寒氷は2005年の創業時から、シャンパン寒氷は2016年から販売。

〈菓匠 花桔梗〉
■愛知県名古屋市瑞穂区汐路町1-20
■052-841-1150
■10:00~19:00 元日休

6.「見た目と味が進化したハイブリッドな琥珀糖(大森さん)」〈harapecolab〉/福岡

「こうぶつのカケラ」2,593円
「こうぶつのカケラ」2,593円
「こうぶつヲカシ」3,000円
「こうぶつヲカシ」3,000円
「2月限定美のこうぶつヲカシ」2,700円
「2月限定美のこうぶつヲカシ」2,700円

食とアートを組み合わせた料理と空間を提供するフードクリエイター集団。「こうぶつヲカシ」は2017年に顧客からの要望で誕生した。こうぶつは15種類もの味とデザインがあり、2月限定商品はダイヤモンドやサファイアなどの宝石を6種類詰め合わせた「美のこうぶつヲカシ」。すべて受注生産のため予約が必須。

■080-3951-1708

7.「熟練の職人技が冴える無二の食感はさすが!(大森さん)」〈御菓子つちや〉/岐阜

「みずのいろ」1,200円
「みずのいろ」1,200円

1755年創業。岐阜県特産の「堂上蜂屋柿」を使った柿羊羹をはじめ、自然の味わいを大切にした季節の菓子をそろえる。「みずのいろ」は、大垣が水の都と呼ばれることにちなみ、職人の手作業による極薄&不ぞろいな形で水を表現し、自然由来のハーブで色を施した。繊細なお菓子のため発送不可。

〈御菓子つちや〉
■岐阜県大垣市俵町39
■0584-78-2111
■8:30~19:00 元日休

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和菓子家・大森慶子さんと和スイーツ研究家の安原伶香さん

左・大森慶子(おおもり・けいこ)/和菓子家。和菓子ユニット「ユイミコ」を小坂歩美さんと共に主宰。巣鴨のアトリエを中心に各地で和菓子教室を開催する。著書に『かわいい和菓子』(講談社)などがある。

右・安原伶香(やすはら・れいか)/和スイーツ研究家。江戸中期創業の和菓子店の十三代目で、和スイーツブランド〈大三萬年堂HANARE〉のプロデューサーとしても活躍中。本誌連載「Now Opening」も好評。

(Hanako1181号掲載/photo : RiE amano, MEGUMI styling : Sumire Hayakawa(KiKi inc.)text : Asami Kumasaka edit : Yoko Fujimori)

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