名エッセイに登場するおいしいお店4軒。【京都】小説片手に過ごしたいグルメスポットへ!
2019.09.17

本の中の京都。 名エッセイに登場するおいしいお店4軒。【京都】小説片手に過ごしたいグルメスポットへ!

京都歩きで案外悩んでしまうランチ。仰々しい京料理ではなく、ふらっと入れる店が知りたい。小説片手にでも過ごせそうな、気軽だけど本当においしい店が見つかりました。

編集部 / Hanako編集部

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1.永江朗『65歳からの京都歩き』「私が並ぶのは大晦日の〈花もも〉だけ」
〈手打ちそば 花もも〉/御所南

ざるそば 770円(税込)

「敷居の低い店でいたい」と話す店主・百瀬洋貴さんは、母の打つそばで育った信州人。負けず嫌いの性格から試行錯誤を重ね、殻付きのそばの実を自ら剥く現在のスタイルに。使う分だけ都度石臼挽きする二八そばは、香りがよく快い喉ごし。

永江朗『65歳からの京都歩き』(京阪神エルマガジン社/1,380円)

2011年から京都にセカンドハウスを構えるライターの永江朗さん。本人が歩いて見つけた小さなおすすめなど、好奇心旺盛なシニア層に向けた情報はのんびり歩きたい女子にもお役立ち。無理して行列に並ばない永江さんも、大晦日の〈花もも〉には喜んで並ぶ。

〈手打ちそば 花もも〉
■京都府京都市中京区丸太町麩屋町西入ル昆布屋町398
■075-212-7787
■11:00~18:30(売切れ次第終了) 月(祝は営業)、第4日休 
■18席/禁煙

2.丹所千佳『京をあつめて』「美味スパイラルが止まりません」
〈SEction D'or〉/岡崎

タンドリーチキン 1,900円(税込)。要予約。

料理はタンドリーチキンただひとつという潔さ。店主の永松秀高さんが作り上げたレシピは一度食べた人をたちまち虜にする味わい。加えて季節ごと8~10種の付け合わせ野菜の力強いこと。添えられる仏産のパンと共に。

丹所千佳『京をあつめて』(ミシマ社/1,500円)

京都出身・在住の編集者が綴る、京都の春夏秋冬。季節の移ろいを感じながら、おいしいもの、かわいいもの、楽しいものをエッセイに落とし込んでいる。なかでも食べ物についての記述は、ガイドとしても活躍する熱量だ。〈セクションドール〉へは、ある春の日に訪れた。

〈SEction D'or〉
■京都府京都市左京区岡崎西天王町84-1 M & M’s APARTMENT 1F
■075-752-2249
■11:30~13:30頃LO、17:30~20:30頃LO 不定休 
■8席/禁煙

3.鷲田清一『京都の平熱 哲学者の都市案内』「祇園界隈にある気取るところのない名物」
〈権兵衛〉/祇園

970円(税込)

1927年創業の〈権兵衛〉。京都で「たぬきうどん」ときたら「きつねうどんのあんかけ」。柔らかいうどんに甘く炊いたお揚げをのせてだしの効いたあんをかける、東京のそれとは別物だ。「シンプルなお揚げをのせた『きざみ』は京都でも通好みです」と店主の味舌輝明さん。どちらも京都のうどん屋なら定番だ。

鷲田清一『京都の平熱 哲学者の都市案内』(講談社学術文庫/980円)

京都出身の哲学者が、温かな眼差しで地元を見つめ、「京都の平熱」を描く。「しっぽくとあんかけとにしんそば」の項では、《素うどんをすすってから、逝きたい》と語り、祇園の街では〈権兵衛〉を推した。子どもの頃、たぬきうどんは風邪をひいたときのご馳走だったそうだ。

〈権兵衛〉
■京都府京都市東山区祇園町北側254
■075-561-3350
■11:30~20:00 木休 
■50席/禁煙

4.小林由枝『京都でのんびり 私の好きな散歩みち』「お母さんの言葉が心地いいです」
〈小きみ〉/上七軒

お昼の和定食 1,000円、夜の定食 2,000円(各税込)

花街のひとつ、上七軒の芸妓さんだったお母さんが作るおばんざいはどれも優しい味。焼き魚やおでんなど、その時々で選べるメインに、造りなど5~6種類のおかずが付く定食は身も心も満腹にしてくれる。

小林由枝『京都でのんびり 私の好きな散歩みち』(祥伝社黄金文庫/743円)

2006年の発売以来ロングセラーとなっている一冊。京都出身のイラストレーター、小林由枝さんが紹介するとっておきのお散歩コースには、神社仏閣、寄り道のカフェなど、ガイド本には載っていない小さな発見がたくさん。実際に散策してみたくなるイラストブックだ。

〈小きみ〉
■京都府京都市上京区真盛町742
■075-462-7697 
■11:00~13:30、18:00~22:00頃、毎月25日のみ10:00~売り切れ次第終了 不定休 
■12席/喫煙 

(Hanako1176号掲載/photo : Natsumi Kakuto, Noriko Yoshimura, Yoshiko Watanabe text : Kahoko Nishimura, Mako Yamato, Atsuko Suzuki)

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