「人目に触れずに散っていく花を減らしたい」。フラワーアーティスト・前田有紀の『フラワーロス』への取り組み。
2019.07.13

前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第42回~ 「人目に触れずに散っていく花を減らしたい」。フラワーアーティスト・前田有紀の『フラワーロス』への取り組み。

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第42回は、お花屋さんの問題にもなっている『フラワーロス』への取り組みについてのお話です。

前田 有紀 / フラワーアーティスト

「10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉」を立ち上げる。」

前田 有紀
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なかなか梅雨明けしなかったここのところ。部屋で過ごす方も多かったでしょうか。お店に立ち寄ってくださったお客様からも、「雨なので、花でも飾ろうかなと思って」という声が多く聞かれました。

私は花の仕事をしているため、自宅ではいつも花を飾っていますが、出かけられない日々が続くとお花を眺めて「あぁいいなぁ」と癒されています。我が家で花瓶に収めているのは、仕事に使って戻ってきた草花たちも少なくありません。まだ綺麗だけど、鮮度が落ちてお客さんに売る事はできないお花たちは、最後まで自宅で飾って楽しむようにしています。

”フラワーロス”という言葉は、花屋で働き始めてから意識するようになりました。花屋の仕入れから数日経った花は、買ってもらってもすぐに枯れてしまうので、鮮度の問題から店頭に並べずに下げる必要があります。

また、撮影や装飾に使ったお花は、短い期間仕事に使って、まだ綺麗でも役目が終わる花たちもたくさんあります。それでも、お客さんには鮮度のいいお花を手にしてほしいという思いが強く、そうなると売れ残った花は捨てざるをえない。多かれ少なかれこの切なさはどんな花屋さんも抱えている感情だと思います。

私のブランド〈gui(グイ)〉では、”フラワーロス”にも色々な形で取り組んでいます。たくさんのお花を使う装飾や撮影の仕事では、撤収の際にクライアントさんになるべくまだ飾れそうな花を持ち帰ってもらい、ドライフラワーになるものは、自分たちのアトリエでドライフラワーにして作品作りに活かしています。また、花のかけらの一部はアクセサリーに形を変えてほんの少しでも残していけるようにしています。

そして、撮影などで役目を終えた花たちを撮影して作品作りもしています。

今週末は、”フラワーロス”をテーマの一つに掲げた〈gui〉の花の展示会「into FLOWERS」も開催予定です。「週末だし、花でも飾ろうかな」と1人でも多くの人が行動することで、人目に触れずに散っていく花を減らす事ができると思っています。

コツコツできる事から取り組んでいきます。週末の自宅に一輪の花を飾ってみませんか?

☆前回の記事「鎌倉の隠れた名所〈瑞泉寺〉で、家族と紫陽花巡りへ。」はコチラから
☆連載「前田有紀の『週末・気分転〈花〉』」一覧はコチラから

前田 有紀

次回は7月27日(土)にお届けします。お楽しみに!

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