本業は研究員、副業は写真。5万人以上のフォロワーを持つ、週末フォトグラファーの実態とは?
2019.06.12

【副業女子に突撃インタビュー】第4回 本業は研究員、副業は写真。5万人以上のフォロワーを持つ、週末フォトグラファーの実態とは?

働き方改革で脚光を浴びている、“副業”。収入アップが見込めるのはもちろん、キャリアアップにつながって起業することだって夢じゃない!ただ、興味はあるんだけど、何をすればいいのかわからない……なんて人も多いはず。そこで、副業をエンジョイしている女性たちにインタビューしてきました。この記事をヒントにして、副業を始めてみませんか。

編集部 / Hanako編集部

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“研究”と“写真”というふたつの職を両立させるには。

“週末フォトグラファー”こと舘野愛さんは、多数のクライアントを抱えている人気写真家のひとり。ところが写真の仕事は副業で、本業は研究員だといいます。

「平日は都内の病院で博士研究員としてフルで働き、週末や平日の夜八時以降に、写真の仕事をしています。
週に1度はイベントに撮影で呼ばれたり、商品撮影の仕事が入っています。そして、2カ月に1回は旅の撮影の仕事にも出向いています。去年だけでも韓国、ニューヨーク、ハワイに行きましたね」。
聞いているだけでうらやましくなる話ですが、4年前までは写真は趣味だったとのこと。
それをどのようにして副業にしたのか、そして研究と写真という毛色の違う仕事をいかに両立しているかを詳しく聞いてきましたよ!

インスタグラムをきっかけに、写真の仕事がスタート。

「ドン・ペリニヨン」のサイトに掲載された写真

■写真の副業はいつから始めましたか?
「写真を始めたのは22歳頃なのですが、4年前から仕事をもらえるようになりました。
きっかけはインスタグラムです。たまたま私は、インスタグラムがリリースされた日から登録していて、写真を投稿しているうちに一気に5,000人くらいまでフォロワーが増えたんです。
そこからインスタグラムが公式ユーザーとしてフォローしてくれて、1日1,000人くらいフォロワーが増えていき、気づいたらフォロワーが5万人くらいになっていたんです。
そしたら突然、フランスの〈モエ・エ・シャンドン〉から『ドン・ぺリニヨンを撮ってほしい』とダイレクトメッセージが来たんです」

「フランス語でメッセージが来ていたので、最初は『なにこれ?』みたいな感じで驚きましたね(笑)。
そこから英語で送り直してもらって『あなたの世界観が好きだから、ドン・ペリニヨンもあなたの光と世界観で表現してほしい』って依頼されていることに気がついて。
私の作品を5枚提出したら、ドルで給料が振り込まれて(笑)。作品はドン・ぺリニヨンのサイトに掲載されました」

■写真の仕事は、本業に支障をきたさないですか?
「インスタグラムでの写真のお仕事は、週末にまとめてやっているのでそれほど負担になりません。
メーカーから商品が自宅に送られてくるので、それを1週間以内に自分の好きな場所で撮るようにしています。
また、本業でイラストレーターやフォトショップを使っていたので、レタッチも手早くできるのが大きいですね」

■副業の収入はいかがでしょう?
「助かっていますね。インスタグラムの仕事であれば、1枚につき報酬が入ってくるので、毎週アップするといいお小遣いにはなります。
今のスタンスを保ちつつ、海の近くの茅ヶ崎に引っ越してきたので、ワンちゃんの写真とかを撮っていきたいです。飼い犬の写真って撮ってほしいという方が多いけど、プロのカメラマンに頼むとなるとかなり高いじゃないですか。
そういう方のために格安で撮っていきたいですね。あとは、〈キャノン〉の「EOS学園」の講師にもなっています。私のような写真はどうやってとるのかのレクチャーをしていく予定で、これからはそういったお仕事にも力を入れていきたいです」

写真で培ったバランス感覚が、論文を書くときに役立つ。

■副業が本業に活きてくることはありますか?
「写真を撮るというのは“バランス”が命なのですが、そのバランス感覚が論文を書くときに活きてくることがあります。
モノを撮るにしても、ただ正面からとっても全然オシャレに写らない。なるべく無駄なモノを減らしていって、商品を目立たせることが大事です。
それは研究でも同じ。たとえば膨大な実験を行って論文を書いているのですが、論文に乗せられない実験もあるわけです。
ただ、これを乗せるとバランスが悪くなって、一番言いたいことが伝わらない。無駄なところを省略できるようになり、読み手が必要な情報だけを乗せることができてきたと思います」

■副業をしてから変わったことはありますか?
「時間の使い方が上手になったと思います。本業しかやっていなかった時期があったのですが、その時はとりあえず長く研究室にいたほうがいいと思っていたんです。
朝の9時から夜の12時までずっといたこともありましたね。そこを自分自身で区切りをつけることができなくて、まわりの目だけが気になっていたんですよね。
結婚してからは、それではいけないと思って。プライベートな時間や家でほっとする時間も必要だなと思ったんです。そこからは研究室を7時に出るようにしたんです。
そのあとは家で写真の仕事をしたりとか。いまのほうが忙しいけれども、ストレスがなくなりましたね」

■写真を撮っていて楽しい瞬間は?
「ポートレートを撮るのが好きなんですけど、被写体をしてくれる女性がもっと喜んでくれる写真を撮りたいですね。
モデルの人に『こんな風に撮ってくれてありがとう!』と言われる瞬間が一番楽しいですね。撮った人が笑顔になってくれる写真を撮りたいなって思います」

副業をするには、ある程度の器用さと楽観する姿勢が必要。

■最後にこれから副業を始める女性に向けて、アドバイスはありますか?
「まわりの働く仲間に理解してもらうことが重要です。私の場合はまわりの仲間と仲がいいので『写真の仕事行ってくる!』ってなったらこころよく送り出してくれたりするんです。
ただ、現状にたどり着くまでには長い年月が必要でしたね。ちゃんと結果を出せているからこそ、応援してもらえているのはありますね。
自分にとって居心地の良い職場にするというのが、副業をする人にとっては重要なんだと思いますね」

「あとは、ある程度の器用さと楽観する姿勢が必要だと思います。『絶対に本業をしっかりとやらないといけない』っていう人は副業は難しいんじゃないかな。
全部全力でやっているつもりですけど、後でやれることは後でやったりしていますし。取捨選択をして仕事をすることも大切だと思います」

(edit:yuma tsujino text:osamu sasaki)

☆副業インタビュー第3回『ニュース副業で美容部員に!「美容にずっと携わりたい」という思いから始めた副業の目標とは?』ははこちらから。

編集部

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