冬のパン祭り!…〈Boulangerie nico〉
2019.02.04

花井悠希の朝パン日誌 vol.39 冬のパン祭り!…〈Boulangerie nico〉

友人達10人ほどが集い、お家ブランチ。さぁ何を食べようかと話し出すと、平塚に住む友人が〈Boulangerie nico〉のパンを山盛り両手に登場したではありませんか。皆、大歓声!皆でシェアして色々食べるの、大賛成!!

花井 悠希 / ヴァイオリニスト

「三重県出身。三重県四日市市観光大使。3歳よりヴァイオリンを始める。 2010年4月21日コロムビアよりデビュー。〈1966カルテット〉メンバー。http://columbia.jp/hanaiyuki/

花井 悠希
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いいとこ取りの「冬のパン祭り」いざ開幕です(大袈裟)!

ブランチだから、甘いのよりも、お惣菜系パンがズラリでいつもの朝パン日誌と違うテイストなのも新鮮です。

「タルティーヌ」

デーン!重量級の恰幅のよさは裏切らず、惜しみないカレーには、惜しみなくひき肉がたっぷり。そして惜しみないホワイトソースのトロトロゾーン、仕上げに惜しみなく蓮根と茄子のグリルがオンすれば、お口の中に惜しみなく広がるカレーワールドに酔いしれるのみ(惜しみない五段活用)!肉肉しいカレーをまろやかなホワイトソースが和ませるから、そこにお米はないはずなのにドリアのような充実度です。タルティーヌのベースになるバゲットは、噛み心地よく主張も忘れずに、そのずっしりとコンテンツ多めな具材達をあやし、まとめ上げています。きっといいパパになるよ貴方(誰)。

「タルティーヌ」

こぼれんばかりの(否、こぼれまくった)ネギのインパクトがすごいこちらも、ホワイトソースが鍵!というか主役はこのホワイトソースとネギ!シャーロックホームズとワトソンのように最高のバディを見せてくれます(どちらがシャーロックかというのは置いておいて)。トロトロと旨味たっぷりのホワイトソースの中をネギが自由に泳ぎ回り、その香味で爽やかさを生んでいます。焦げ目がつけられ甘さも引き出されたネギとホワイトソースの息の合ったやり取りに頬を緩めていると……出てきた出てきた。ボスよ、ソーセージよ。プリッとその身が脂を放つとホワイトソースがすかさずキャッチ。あれ?その阿吽の呼吸、旧知の仲なんじゃ!?押したり引いたり楽しそう。下で支える包容力自慢のバゲット生地に見守られて、旧交を温めているご様子です(想像力豊かなんです)。

「5種のチーズとくるみハチミツ」

ファーストインプレッションは甘い。はちみつからまずご挨拶されて、後ほどチーズがしっかりやってきます。そうですよね、5種もチーズを使っているんですもの。主張しないわけがありません。そこに大振りのくるみがコリっと歯応えと森の香りを運び、甘じょっぱ香ばしい(長っ)パン。

「リンゴとゴルゴンゾーラ」

バトン状にしっかり焼き込まれカリッと香ばしい表面。ドライされたりんごが細かく刻まれ練り込まれ、甘く甘くパンを占領しています。生地も甘くドライりんごのキャラクターに染まっていると思いきや、出てきましたよゴルゴンゾーラ。

時折表れては香りとコク深い塩気を放ち、甘い世界になくてはならない一筋のアクセントを加えることを忘れません。グッジョブ!(え、古い?)

「パンブリエ」

水の代わりに牛乳で作られているこちら。王冠のようなキリッと端正な見た目に、どこからどうお近づきになればいいのか…(笑)。でも一口食べれば、むしろ親しみやすい味わいに、ふふっと笑みが溢れること間違いなし!

外は見た目どおりのキリッと感ですが、内側はむっちりときめ細やかで、密度高いのに一粒一粒の粉の舌あたりがとてもソフト。包丁を入れる圧力でしゅんと潰れてしまうくらい繊細な気泡がたっぷりで、そのしなやかさを楽しんでいるうち穏やかな甘さにまるっと包まれます。シンプルなこのパンの懐の深さを感じずにはいられません。

「ビエノワ(ミルク)」

(一番右)

歯切れよく軽快に!潔さを感じる生地感と、甘さとミルキーさを強く舌に訴えかけるクリームとのキャラクター対比が面白い子。

「メロンパン」

ふわふわふわふわ、しとしとしとしと。ベースのパンを表現するならこんな擬音。これ以上の言葉は要らないんじゃないかというほどに、ふわふわふわふわしとしとしとしと(2回目)。上を覆ったホロホロ食感のクッキー生地が、一口一口食べ進める度に崩れ落ち、それもこれも愛しい。

「カヌレ」

デザートには「カヌレ」を。バニラビーンズの香り華やかに、洋菓子の品格を漂わせ、私達を誘惑してきます。周りはカリッカリ。しっかり焼き込まれた表面は薄く、パリッと角が立ち、その割れる音すらも華やかです。内側に抱えるは期待に応えるむっちりボディ。とろりんとウェットなむちむちさを振りまかれたら、甘みとラム酒の香りの渦に巻き込まれるのは時間の問題。うっとりしているうちにペロリと一個、また一個と食べてしまいそうな危険なお菓子。

写真を撮って撮って撮りまくり、パンを半分に切って切って切りまくり、夢中で食べて食べて食べまくる。

慌しかったけれど(笑)、みんなで美味しいねと顔を見合わせながら食べるパンっていいもんです。何より、一人ではなかなか食べられない程たくさんの種類を味わえる!!大人数集まるとピザパーティーになりがちだけど、たんまりパンを買い込んでパンパーティー、おすすめです。ホームパーティの一つのジャンルになりそう!

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花井 悠希

次は「春のパン祭り」かな!?

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