ここは東京?田んぼの真ん中に突然現れる超イケてる洗練イタリアンをチェックせよ!
2018.01.29

ツレヅレハナコの電車メシ_File7 ここは東京?田んぼの真ん中に突然現れる超イケてる洗練イタリアンをチェックせよ!

ぽっかり予定が空いた1日。どこか知らないところへ行ってみませんか?電車で行けて、日帰りできて、もちろんおいしいものがあるところ。そんな気楽な旅が大好きな食いしん坊・ツレヅレハナコが、お腹いっぱいになる楽しい1日電車旅をご案内します!

☆前回「新チャイナタウン西川口が熱い!中国度100%の巨大鉄鍋で発酵白菜スープを堪能。」編はコチラ
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第7回は千葉・房総半島へ!

ツレヅレハナコ / フリー編集者

「寝ても覚めても、おいしい料理とお酒のことばかり考えている編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)他。漫画原案に『みつめさんは今日も完食』(小学館)。〈Instagram〉turehana1」

ツレヅレハナコ
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「海沿いをブラブラして、おいしい魚介でも食べたいわあ」。そのくらいの軽い気持ちで遊びに行けるのが千葉・房総半島。鈍行で行けば地の果てのように遠い(旅情があるとも言う)けれども、うまいこと特急に乗れば東京駅からもあっという間ですよね。

とはいえ、私の勝手なイメージでは、「あくまでも素朴な食堂で、刺身やら煮魚やらを食べる」のが千葉の魚介事情。今回、こんなにオシャレでおいしいものが食べられるなんて、思ってもみなかったのです…!

「ぶらっと千葉へ魚介を食べに行こうかと思って」と友人Yに話したところ、「じゃあ、東浪見に行くといいよ。オススメのレストランがあるから」。東浪見…まず読めないのですが、それは地名??

|はじめまして、とらみ駅です!|

「とらみ」と呼ぶそうで、「東京から、わざわざ行く価値がある店だから!」と大絶賛。恐縮ながら初めて聞くローカル駅ですが、そこまで言うなら行こうじゃないの!というわけで、東京駅から特急「わかしお」に乗り、上総一ノ宮駅まで約1時間。そこから外房線で一駅行くと、東浪見駅に着きます。ザ・無人駅!おそるおそる駅を出ると、田んぼが広がっていたりと、なかなかのどか。このあたりはサーファーの皆さんにはおなじみらしく、「サーファー通り」なる海沿いの大きな通りもあるそうです。

|千葉には「菜の花」という産直もやたらいっぱいあるらしい。|

目指すレストランまでは駅から徒歩10分ほど。でもいきなり産直ショップ「味の里」の前を通りかかったので吸い込まれます(大好き産直!)。

|最近、野菜もお高いですものねえ…。|

観光客的な人は皆無らしく、お客様も地元民の方が多いよう。安い…そして新鮮!まだ着いたばかりだというのに買いまくる私。

|これをササッとつくれるのあこがれるわ…。|

レジ前には、千葉と言えばおなじみの飾り巻き寿司が当然のように置いてあります。さりげなく桃柄の巻き寿司とか、かわいすぎるんですけど…!

畑の真横で買えるすばらしきイタリア食材たち

|通り過ぎないよう要注意!|

産直から歩くこと数分。突然現れるのが、レストラン「青〈AO〉」!

|ここはどこ的なすばらしきラインナップ。|

店内に入ると、いきなり驚きなのがめくるめく物販スペース。どの商品を見ても、東京の意識高い系うまいもんセレクトショップレベル……すごいな!先ほどの産直ショップから徒歩数分とは思えない異文化な品ぞろえ。

|めちゃ太。ゆで時間は15分とかだったような。|

ヴィチドーミニのパスタ(東京の太麺ブームのきっかけになったような伊パスタ)が、普通に売っている…コレ一時期、品薄でしたよね。

|ブリヤ・サヴァランが畑の真横に!|

ショーケースの中には、これまたうまげなイタリア総菜やチーズ、自家製ロースハム!ぎゃー、すばらしい。テイクアウトのみにも対応しているそうです。

|落ち着いた店内。窓からの借景は畑!|

すでに入り口だけで、ただものではない感を察しまくりなのですが、こちらのオーナーは元割烹の2代目だったという片岡晃一さん。「地元の食材を使ったレストランを地元でやりたい」と2年ほど前にご夫妻でオープンしたそうです。

|片岡さん。オープンキッチンになっております。|

|こちらは平日のランチメニューとアラカルト|

前菜もパスタも大満足!ここまでわざわざ来る価値ありランチ

ランチはパスタを中心にしたセットのほか、アラカルトでもオーダーできるそう。自分でも作れそうな都心の適当パスタランチ(小さいサラダがついて1400円とかのやつ!)には、絶対お金を払いたくない私ですが、こちらのメニューはあからさまにおいしそうだわ~。

|満足感ありまくりの地元野菜たち。|

まずは、ランチセットにつく「地野菜のそうざいプレート」から。すべて近隣の畑で作られる野菜だそうで、生野菜の味がビシッと濃い!うれしいのがマッシュルームやなす、かぼちゃなど火を入れた野菜も盛り合わされていること。きゃー、テンション上がるぜ!

|一口でうっとりできるマッシュルーム感。|

感動したのが、プレートに付く小さな温かいスープ。これでもかという濃度のマッシュルームをポタージュにしてあり、「どう考えても良いオイル」なオリーブオイルをたっぷりと。良いオイルは調味料!

|これは昼からワインいくでしょう!|

|美しいうえにおいしい。すばらしい。|

アラカルトから「本日の魚のカルパッチョ」を。今日の魚は地元でとれた真鯛!カルパッチョにしてはかなりの厚切りで、添えられているのはホロ苦いプンタレッラ。ケッパーなどのソースやたっぷりのオイルをのせて口に運べば、「うー、おいしいねえ…」の言葉しか出てきませんなー。

|菜の花と地元の豚がまたよく合うんだわ…。|

私のパスタは地元の「いすみ豚」を使った白いラグー。千葉の名産であり旬ド真ん中の菜の花と合わせてあります。うどんのようにコシのある麺が肉汁を吸い込んでめちゃうま!

|野菜が足りないとか言い始める人は食べてはいけません。|

同行している友人Yは、チーズと黒こしょうだけのシンプルなカーチョ・エ・ペペ。やはりパスタは太くてもちもち…このパスタ、もしかしてと思ったら、最近話題の浅草の製麺所「開花楼」の手打ち麺でした!まさか、畑に囲まれたお店でこの組み合わせが食べられるとは……衝撃すぎる。

グリルなどの肉料理や、自家製ハムなどのシャルキュトリーもおいしそうなのよねー。今回はランチでしたが、ディナーでもガッツリいただいてみたい!また近々に来ようと、さっそく策を練る大満足のお店でした。

ちょっと足を延ばして伊勢海老とラクダの町へ!

|こちらものどかなたたずまい。|

おなかも一杯になり、また外房線に乗って向かったのは御宿駅。童謡「月の砂漠」の舞台になった海岸があるとのことで、駅前や周辺のいたるところにラクダモチーフが!

|ひたすらラクダ推し!|

海岸の砂浜には巨大なラクダ像があるのですが、あっさり撮り忘れました。ぜひお近くに行った際には、散歩がてら見てみてください~(ほんとにでかい!)。

|改装したそうで、とってもキレイ!|

友人Yのオススメ第2弾は、地元食材を販売している「白鳥丸」!もともとは魚屋さんだったそうなのですが、店内にはレストランもあり、新鮮な魚介定食なども食べられます。ここでランチして近所の海を散歩して、夜は「青 AO」でディナーとかいいなあ(妄想)。

|奥にレストランが併設されています。|

|御宿といえば伊勢海老!|

店内にはとれたての魚介類がずらりと並ぶ。鮮度がめちゃめちゃ良いうえに安い!

|金目が1200円ですってよ、奥様!|

私は、思わずサヨリを1㎏(!)買ってしまいました……だって1000円とかありえんわ。産直で買った大量の野菜や卵もあるので、すごい荷物ですが悔いなし!今度はキャスター付きのトランクで、みんなで来なきゃなあと妄想をふくらませつつ、特急「わかしお」に乗り、ぶいっと東京へ戻ったのでした。

今回訪れたお店

〈青 AO〉
■千葉県長生郡一宮町東浪見2606-1
■0475-38-7049
■11:30〜14:00LO、 17:30〜20:00LO(21:30頃閉店)、月休
※時間外の営業については要問い合わせ

〈白鳥丸〉
■千葉県夷隅郡御宿町浜2163
■0470-68-3031
■9:00~19:00




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ツレヅレハナコの電車メシ
☆前回「新チャイナタウン西川口が熱い!中国度100%の巨大鉄鍋で発酵白菜スープを堪能。」編はコチラ

※今回紹介した内容は取材時のもので現在は異なる場合があります。

ツレヅレハナコ

次回は2月21日(水)更新予定。お楽しみに!

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