高円寺イラスト
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Town & City Guide  高円寺#2 カレーと古着はなぜこうも合うのか。 高円寺南口エリア Learn 2023.09.15

多様な魅力を持つ東京・JR中央線の駅の中でも、ひときわ異彩を放つ高円寺。この町には14の商店街があり、小さくともセンスの光る店がひしめきあっている。世代を超え愛される名店から、これからをリードする新店までをご案内。

今回の案内人

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テリー・エリス(左)北村恵子(右)〈MOGI Folk Art〉オーナー。セレクトショップ〈BEAMS〉で海外バイイングを担当。レーベル「ビームスモダンリビング」「fennica」の立ち上げを経て独立。2022年10月、長年通い続けた町、高円寺に〈MOGI Folk Art〉をオープン。

続いて、二人と同じ、元〈BEAMS〉の店主が営むショップ〈Whimsical〉。ここは、チャンプルーなこの町を象徴する店。店主の角川昌弘さんは大のカレー好きで、神保町の名店〈エチオピア〉のオフィシャルグッズをプロデュース・販売している。また、喜多見の〈ビートイート〉や祐天寺の〈カーナ・ピーナ〉など、名店の味を自宅で楽しめるスパイスセットやレトルトカレーを、日本で唯一、フルラインナップで取り揃える。その他、キャンプ用品や雑貨、古着など、店主がとにかくおもしろいと感じた品々が並ぶ、「人とは違う何かを求めている」人のための店だ。

Whimsical(ウィムジカル)・カレー、スパイス、アウトドアアイテム

Whimsical (ウィムジカル) 店内
オリジナルブランドCURRYMASON®の「バターチキンキーマ」(1,200円)。
オリジナルブランドCURRYMASON®の「バターチキンキーマ」(1,200円)。

カレーの街、高円寺のスパイシースポット。
知る人ぞ知るスパイスレーベル「スペーススパイス」の商品が全種類揃うほか、オリジナルカレーブランドの商品も。さらにアウトドアアイテムや古着など、「気まぐれ」という意味の店名通り、訪れる人にさまざな表情を見せる。

カレーに造詣の深い店主が「高円寺一おいしい」と薦めるのが〈大江カレー〉。鶏肉、魚介、野菜の3種類から好みの2つを選ぶ「あいがけ」も楽しめる。店主の大江健太郎さんは、スパイスの効いたカレー本来のおいしさを大切にしながら、うま味を重ねすぎない引き算で、食べ飽きない一皿を作る。

大江カレー・カレー

「2種カレーセット 鶏肉と野菜」(1,350円)。ほかに魚介も。
「2種カレーセット 鶏肉と野菜」(1,350円)。ほかに魚介も。

店主のこだわりが凝縮した日本人の舌に合う味わい。
新宿の〈CURRY草枕〉で修業し、不定期の間借り営業を経て、2019年開店。スパイスを効かせつつ、玉ねぎ、トマトの旨味と油の香りを味わう、日本人になじみ深い味を追求。自家製甘味ドリンクも。

とこ井・武蔵野うどん

定番にして一番人気の「肉汁つけうどん(並盛・極太麺)」(880円)。
定番にして一番人気の「肉汁つけうどん(並盛・極太麺)」(880円)。

自家製の手打ち麺を自慢のつけ汁で味わう武蔵野うどんの名店
コシが強く噛み応え抜群のうどんは全て手打ちの自家製。太さは極太麺、細麺から選べ、数量限定のひもかわ(極太麺との合盛り)も。武蔵野うどんの定番の魚介と豚肉のだし汁が溶け合うつけ汁で豪快にいただこう。

ほかにも元〈BEAMS〉の店主が営む店はある。古着屋〈Bon Vieux〉。マルタン・マルジェラがエルメスのデザイナーだった時代の古着など、世界各国から買い付けをする。

Bon Vieux (ボン ヴィユー)・古着

Bon Vieux (ボン ヴィユー) 店内
Bon Vieux (ボン ヴィユー) ヴィンテージ
貴重なマルジェラ期のエルメスのスエード/シルクベスト(60,000円)。
貴重なマルジェラ期のエルメスのスエード/シルクベスト(60,000円)。

各国からセレクトされたトラッドな古着が集う。
アメリカ、イギリス、フランスを中心に、ヴィンテージからオールド、現行品まで、店主の大島拓身さんが厳選した上品に装えるメンズドレスファッションを取り揃える。基本土日のみ営業。

川・古着

オーナーが好きなイルカモチーフのオリジナルTシャツ(5,280円)。
オーナーが好きなイルカモチーフのオリジナルTシャツ(5,280円)。
川 アイテム
川 店内

大人がゆっくり古着を楽しめる“滑らかな”空間。
店名の「川」をイメージしたデザインやあしらいが施された店内は、30代以上の男女がゆったりと古着を楽しめる空間。アメリカを中心とした状態の良いヴィンテージもののほか、オリジナルアイテム、アクセサリーも。

Frescade(フレスケイド)・古着

60’sノースリーブドレス28,490円。
60’sノースリーブドレス28,490円。
Frescade (フレスケイド) 店内

個性豊かなファッション好きがオンリーワンを求める。
1960~90年代のケアの行き届いた上質なヴィンテージウェアが並び、幅広い年齢層の服好きのほか、スタイリストが衣装を求めに来ることも。アーティストとのコラボイベントや、インスタライブ等さまざまな発信も見逃せない。

昨年オープンした〈蟹ブックス〉は、「本棚を読む」店。ジャンルやタイトルではなく、本と本の内容のつながりを考えて陳列する書店だ。ここまでは、駅の南口。

蟹ブックス・書店

蟹ブックス 店内
オリジナルZINE(100円)。
オリジナルZINE(100円)。
ホログラムステッカー(330円)。
ホログラムステッカー(330円)。

ユニークな選書と棚作りで人気の新刊独立系書店。
店主は書評家としても知られる花田菜々子さん。人文社会系を中心にさまざまなジャンルの新刊本が独自の視点でセレクトされる。書店閉店後に著者や作家を招いての読書会などイベントも。

パル商店街

高円寺阿波おどりは、パル商店街青年部の「バカ踊り」が起源。
高円寺阿波おどりは、パル商店街青年部の「バカ踊り」が起源。
photo_Tetsuya Ito (MOGI), Miyu Yasuda, Hikari Koki, Yuki Sonoyama illustration_Makoto Motomura text_Hanako

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