4回目の育児でも戸惑ってしまうこと|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around MAMA 2020.09.22

そもそもこの連載は、「4回目の育児ってどんな感じ?」いままでの子育てとのちがいなんかをメインにつづっていく予定だったのが、なんだか最近、上3人の話題ばかりで、肝心のかぜおくんが登場していないことに気づきました。

連載を始めた頃は赤ちゃんだったかぜおくん。早いもので2歳4ヶ月になりました!
連載を始めた頃は赤ちゃんだったかぜおくん。早いもので2歳4ヶ月になりました!

思うのはやっぱり、はじめての育児だからこそ、子育てのあらゆることがなんでも新鮮でなんでも話題になるということ。正直4回目にもなるとすべて経験済みなゆえ、たいして気になることがない(笑)。
当時担当してくれていた編集さんに話したら、それじゃ元も子もないじゃん! と苦笑されそうですね。

でも最近「上3人も、こんな感じだったっけ?」とあらためて思うことがありまして。
それは、かぜおくんが異様に私にくっついて離れようとしないってこと。家の中だとそこまでではないんですが、たとえば、週末2連続で出かけたキャンプにて。

はじめての場所にはじめて会う人も居て、完全に脳内がバグってしまったかぜおくん。
自分を落ち着かせるために大至急私のとなりを陣取り、ピトっと寄り添って離れないのです。そこから私がちょっとでも動こうもんなら「ダメー!」と泣きわめく始末(涙)。

えーーーーっと。キャンプって、大人はやることたくさんあるんですけどー。

自称ママキャンパーとして、テントやタープ設営などは旦那にすべてお任せではなく、自分もかなり戦力になると自負しているため、私自身も動きたくて仕方ないのに…。
とはいえ「かぜおくん、すこしだけ待っててくれない?」なーんてお願いしたところで、首をブンブン横に振られるだけなのです。
結局その日は私のトイレにもついてくるほどで、いやぁ~これにはなかなか参りました。

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面白いもので、こういうときに中1の長女、通称「ちぃママ」としてかぜおくんを手なづける娘を頼ろうとすると「いやだー!」と余計に怒らせてしまい、逆効果だったりします。
まるで「姉貴でお茶を濁すなー!」と言われてるみたいで、おもわず笑ってしまう母。2歳にもなると大人が思ってる以上に状況を理解し出すので、かなり手強いです(笑)。

それから、父ちゃんにたいしてもあからさまにイヤ~な態度を取るときがあって、こちらは姉貴を拒絶するのとはまた違った雰囲気なので不思議に思っていたところ

「男同士、ライバルだと思ってるんじゃないかな」

旦那がポツリと言ったひとことに、なるほどー! と妙に納得。「なんだ、私を取り合っていたのか」とこれまた笑ってしまったのでした。
長男ざいざいには感じたことがなかったけれど(彼はそういう闘争心みたいな感情が無さそう)、たしかにかぜおくんは末っ子ならではの独占欲が人一倍つよい!
父ちゃんまでも敵対視していたのかー、かわいいなぁ~と、最終的には目尻が思いっきり下がる私なのでした。

こんなふうに甘えたりもするのにねー。父ちゃんかわいそ、、(笑)
こんなふうに甘えたりもするのにねー。父ちゃんかわいそ、、(笑)

ちなみに「上3人も、こんな感じだったっけ?」、第2弾があって、それは「食欲」。かぜおくん、ちょっと食欲が異常なんです。
食べ物に対する執着がすごいと言いますか、とりあえず寝起きでひとこと目が「ぶどうは? ぶどう」。
これは、今年の夏にぶどうにハマってしまったことにより、とりあえず朝イチで食べさせろという意味合いでございます。

冷蔵庫に常備していないと朝から大変な騒ぎになるため、できるだけ買うようにしていたのですが、こればっかりはね、季節の移り変わりとともに市場に出回らなくなる代物なため、今からビクビクしている私と旦那です…。まるで、かぜおくんが王様みたいで笑っちゃうでしょ?!

こういうの、本当に今までなかったのだけど、これこそが4人目が為せる技。ほら、おじいちゃんおばあちゃんがやたらと孫に好きなものを食べさせてるあの光景と同じです。

私も実家で「子どもたちに好きなものだけ食べさせないで!」と母によく怒っていたけれど、自分も4人目に同じことしてるのかー、とふと我に返ります。「人のことは棚に上げて!」って、逆に母に叱られそうだな(笑)。

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結局、この原稿を書いてあらためて自覚したのは、やっぱり4人目は孫レベルでかわいいってこと。そして、うーんと甘やかしているってこと。
それを分かっていながら決して羨むことなく、上3人の子どもたちも「かぜおくんかわいー!」って言うんだから、キミたちもなかなかまっすぐに育ってるんじゃないの?! とうれしくなる母なのでした。

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