親子でクッキング 描いて楽しい、食べて美味しい、「お絵かきパンケーキ」の作り方 MAMA 2019.03.14

「私もお料理のお手伝いがしたい!」
「僕も一緒に作りたい!」
キラキラした目で子どもがキッチンにやってきます。
そんなやる気に満ちた子どもの気持ちとは裏腹に、お母さんの心はというと、子どもに料理をさせるのは危ないし、時間がかかるし、汚れるし・・・。
そんな、子どもに料理をさせることを躊躇しているお母さんたちの為に、食育アドバイザーの私が子どもと一緒に楽しく料理ができるレシピと役割分担をご紹介したいと思います。

親子クッキングのメリット

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親子で料理をすることは様々なメリットがあります。

①親子でコミュニケーションがとれます。
②食材や作ってくれた人へ感謝の気持ちを持つことができます。
③料理が完成した時に、達成感を味わうことができます。
④子どもが食に興味を持ち、好き嫌いを克服します。
⑤料理で五感(味覚、触覚、嗅覚、視覚、聴覚)が鍛えられます。

子どもの頃にお母さんやお父さんと一緒に料理を作った思い出は、子どもが大きくなった時にも記憶に残っているものです。料理は家族を幸せにします。まずは休日や時間に余裕のある日に親子でクッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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親子クッキングを始める前の心構え

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子どもが初めてキッチンに立つときは、危なくてヒヤヒヤしたり、上手にできないことにイライラしたりしてしまいがち。そうならないためにも、まずは簡単な作業からお願いしましょう。子供の手は大人のように器用ではありません。多少の失敗は目をつぶって、お互い楽しく料理ができるように気持ちに余裕を持っておきましょうね。

年齢に合ったお手伝い

1~3歳の子ども なら、「ちぎる」、「丸める」、「洗う」などの手でできる作業から始めましょう。サラダに使う葉物野菜を手でちぎったり、おにぎりをギュッと丸めたりするだけでも、子どもにとっては立派なお料理です。食材を手で触ることによって、色や形や香りを全身で感じ取ることができます。もし子どもが調理道具を使いたがる場合はすり鉢とすりこぎを使ってすりごま作りもおすすめです。

4~6歳の子ども なら、いきなり包丁を使わせるのではなく、まずは「混ぜる」、「野菜の型抜き」、「割卵」、「味見」、「盛り付け」などからお願いしましょう。お料理の段取りや注意点を理解した上で、徐々に「包丁で切る」や「炒める」にもチャレンジさせてみましょう。

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親子でクッキングのおすすめレシピ「お絵かきパンケーキ」

遊び感覚で楽しくお料理ができます。ホットプレートを温める前にお絵かきをするので、火傷の心配もありません。また、材料はホットケーキミックスを使わずに作ります。一から作ることで、小麦粉は国産のものを選んだり、お砂糖はきび砂糖を使ったり、牛乳を野菜ジュースに変えたりと、好みの材料で自由にアレンジできますよ。

【材料(6枚分)】
A薄力粉・・・100g
A砂糖・・・40g
A塩・・・1つまみ
Aベーキングパウダー・・・小さじ1
卵・・・1個
牛乳・・・60ml
純ココア・・・小さじ1
サラダ油・・・適量
ホイップクリーム、フルーツ(お好みで)・・・適量

【道具】
ホットプレート
ボール
泡だて器
チャク付き袋
チョコペン用容器(ケチャップボトルや先を細く切ったしぼり袋でも可)

【作り方と役割分担】
①材料Aをチャック付き袋に入れてしっかり閉めたら、振って混ぜあわせる。
★役割分担:計量は大人。袋を振るのは子ども。

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②ボールに卵を割り入れて泡だて器で混ぜる。
★役割分担:卵を割るのは4~6歳の子どもがチャレンジ。失敗しても大丈夫。殻が入ってしまったら取り出せばよいのです。

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③②に牛乳を加えてさらに泡だて器で混ぜたら、①を加えてダマがなくなるまで混ぜる。
★役割分担:混ぜるのは子ども。1~3歳の子どもは少し力がいるので大人と一緒に混ぜてみよう。

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④生地の1/5程度を別のボールに分けて、純ココアを加えて泡だて器で混ぜたら、チョコペン用容器に入れる。
★役割分担:生地を分けるのは大人、混ぜるのは子ども。

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⑤ホットプレートは電源を入れない状態で、油を薄くぬったプレートにココア生地でお絵かきをする。(フライパンでも可)
★役割分担:大人も子どもと一緒にお絵かきを楽しもう!

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⑥電源を入れて160℃に加熱し、プレートが温まってきたところでイラストを覆うようにプレーン生地を上から流し、表面に穴が空いてきたら裏返して2分程焼く。
★役割分担:火傷に注意しながら4~6歳の子どももチャレンジしてみよう。

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⑦お好みでフルーツやホイップクリームを盛り付ける。
★役割分担:子ども。オリジナルの盛り付けを楽しんでね!

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子どもへの感謝の言葉を忘れずに

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子どもたちが料理をやりたいという気持ちの前提には、「役に立ちたい」、「喜んでもらいたい」という優しい思いやりの心があるのです。料理が完成した時にはたくさん褒めて子どもに感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。

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