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かつて育児ノイローゼだったわたしが、今、子育てにしあわせを感じるわけ|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around Learn 2021.03.23

「ママー、今度の振替休日、ママとふたりでデートしたい!」

長女りねんが通う中学校で、合唱コンクールが土曜日に開催された関係で、突如翌週に振替休日が設けられていることは知っていました。
でも、娘は最近親よりも友だち優先で予定を組むことが増えていたので、この日もてっきり友だちと遊ぶものだと思い込んでいたのが一転。
ま、たしかに、こんなタイミングでもないとゆっくりふたりで出かけるなんてできないし、ひさしぶりに母娘でのデートを決行することにしました。

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早速なにをして過ごすか相談して、まずは映画を観る! そのあとどっかでお昼を食べて、それからショッピング。王道デートプランがすぐにできあがりました。
最後のショッピングで、「ここぞ!」とばかりにいろいろとおねだりされることは容易に想像ができたので、映画くらいは選ばせて~と、最近よく評判を耳にしていた「すばらしき世界」をチョイス。中学生の娘というよりは、夫とのデート向き?と思ったけれど、「むしろ、映画だけ親子3人で観たらいいじゃん!」と勝手にプラン変更。それこそ、この3人で出かけることなんてほぼなくなってしまったし、いい機会かなぁと思ったのです。

さて、迎えた当日。2人目が生まれるまでの2年間はこの組み合わせで出かけることがデフォルトだったのに、いつしか一番めずらしい3人組に。ベビーカーで外出していた頃がつい最近のことのように思えるからこそ、ぐっと背が伸びた娘と肩を並べて歩くのはちょっぴり気恥ずかしかったりします。
階段しかない場所で仕方なく娘が乗った状態のベビーカーを抱えたり、ちょっとした段差に苦戦したり、上下の移動はエレベーターを使わなければならない煩わしさを感じたり、突然泣き出す娘にこっちが泣きそうになったり・・・。
一緒に出かけること自体が本当に大変だったなぁと当時を思い出すだけで胸がじーんとしますが、当の本人はそんなこと知ったこっちゃない様子でひさしぶりの親子水入らずの時間を楽しそうに過ごしておりました(笑)。

映画のあと、夫の政治くんもランチに誘ったら、「たまにはふたりで食べてきたら~」と、いつになくよそよそしく遠慮するのでどうしたのかと思ったら、どうやら、もともとふたりデートだったことに気を遣ってくれたようで。
そんな父ちゃんを「かわいいね」と娘と笑い合って(笑)、お言葉に甘えて母娘ふたりのランチタイム。実は、この日のためにいろいろとお店をリサーチしていたのですが(母もかわいいとこあるでしょ?!)、結局自分が行ったことのあるお店じゃないと落ち着かないなぁと、行きつけのカレー屋さんに。
そしたら「ここ、前も父ちゃんとママと来たね~」と言われて、撃沈。ごめんね、レパートリー少なくて・・・。
でも、そんなことよりもわたしと一緒にランチできることを心底よろこんでくれているのが彼女の表情に見て取れて、「今、そんなに楽しい?!」と思わず聞き返してしまう母でした。
だって、自分がいるだけでこんなにうれしそうにしてもらえることってなかなかないですから。

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さて、メインのショッピングでは予想通りめちゃくちゃ連れ回されまして、あっちのお店~、こっちのお店~、また最初のお店~と、間に試着タイムもちょいちょい挟んで、気づいたら日が傾き始めていました。でも、その様子が妙になつかしく思えたのは、わたし自身も中学生くらいの頃、よく母親を買い物に付き合わせていたから。そういえば終盤になるといつも「麻ちゃん、もうつかれた~」って言ってたな。当時の母のきもちがやっと分かった気がして、さらにいつの間にかわたしも母娘の「母」の方になったことを実感。その上、彼女が買った服はサイズ的にわたしも着れちゃうことが分かって、結果的にふたりで熱く品定めをし、帰路についたのでした。

りねんが撮ってくれたわたしと、わたしが撮ったりねん。ふたりともニコニコだね〜
りねんが撮ってくれたわたしと、わたしが撮ったりねん。ふたりともニコニコだね〜

翌日、政治くんに「きのう相当楽しかったみたいだね」と言われて、「え、なんで?」とたずねたら、「りねんがきのうアサコと出かけたことを思い出して、学校でずーっとニヤニヤしてたって言ってたからさ」とのこと。
そ、そうなの?!と驚いていたら、わたしにも「ママ~きのうはほんっとーに楽しかったね。ママとのお出かけを思い出して今日もめちゃくちゃしあわせだったよ」と目を輝かせて言ってくるので思わず苦笑してしまいました。
だって、先述したとおり「一緒にいるだけでしあわせ」なんて言われ慣れていないので反応に困るといいますか・・・。
しかも、かぞく(主に政治くん)の中で別名「鬼」とか「ヤンママ」とか言われるわたしのどこにその要素があるのか、正直ぜんっぜん理解ができないのです。

でも思えば母になって、わが子たちからまっすぐな愛をたくさんもらうようになったなぁと思います。大人になるにつれ、いつの間にか変にきもちに嘘をついたり、相手の様子を伺ったりする術を身につけてしまったけれど、かつての自分も彼女たちのように100%の熱量でそのきもちを伝えていたのかな、と。

途中、わたしの買い物にも付き合ってもらいました。色合いで悩んで、娘に決めてもらった一枚です。
途中、わたしの買い物にも付き合ってもらいました。色合いで悩んで、娘に決めてもらった一枚です。

ちなみに、りねんに関しては「そんなふうに思ってくれてありがとう」と同時に「ごめんね」の言葉も浮かんでしまうわたし。
なぜなら、キミがまだ幼かったころ、右も左も分からない育児に心が病んでしまい、キミと二人きりになる時間がツラくてたまらなかったことがあったからです。
言葉も通じない、ただ泣くだけ、いつになったら対等にコミュニケーション取れるようになるんだろ?
そんなことばかり考えていた時期があったから、今屈託のない笑顔で「ママ、だいすき~」と言われると昔を思い出して心が痛むことがあるのです。

でも今なら、当時のわたしにこう伝えてあげたい。「思ったよりもすぐに、一緒にランチして買い物して、女友だちみたいな関係になる日がやってくるよ~」って。

「ママ~、りねんがおばあちゃんになっても一緒にデートしようね!
いっしょに車イスとか選ぼうよ」と、そんな遠い未来でもふたりで出かけることを楽しみにしてくれる娘は、今、まちがいなくわたしにとって宝物みたいな存在です。
りねん、ママもひさしぶりのデート、とっても楽しかったよ!

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