4人きょうだいは大変だけどたのしい!10歳差育児だからこその魅力とは。|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around MAMA 2019.11.07

この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ? 家族の関係は変化した? 家事やお仕事は? などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。

vol.31「4人きょうだいって、すごくたのしい!」

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ふと、長女がかぜおくんと同じ月齢の頃、私めっちゃ病んでいたなぁと思い返すことがあります。今でも公園で娘の姿をながめては途方にくれていた自分を鮮明に思い出せるのです。
それがかぜおくん1歳5ヶ月の今、毎日かわいいかわいいの連続で、つらさみたいな感情は一切ナシ。その差って何だろうと思うと、やっぱり経験と、きょうだいの存在に尽きるのではと思うのです。

長女の時は、日中はほぼずっと私と2人きり。いつだって我が子とマンツーマンでいるしんどさがすごくありました。
でもきょうだいができると自然とお互いが遊ぶようになって、2人目が生まれたあと、自分の時間が格段に増えたことに感激したものでした。

現在、小6、小4、年長、かぜおくんという年の差バランスの我が家は、年齢関係なくみんなとってもなかよし。(いや、めちゃくちゃケンカもするけど、ってのも付け加えておきます。笑)かぜおくんもしょっちゅう上3人の輪に入ってケラケラ笑っていて、長女とは10歳も違うのに笑いのツボが一緒ってすごいなぁと感心しながら眺めています。
ちなみに、長女は私なんかより全然あやし方も上手。先日「バァ!」と楽しそうな声をあげながらかぜおくんの着替えをしてくれていて、「バァ!」ってなに?と思ったら、服から頭を出すときに「バァ!」、袖から手を出すときに「バァ!」、裾から足を出すときに「バァ!」。
こうすると、イヤがる着替えもたのしくなるでしょ?!っていうからビックリ!その予想外な発想に目を丸くしたのでした。こども目線だからこその思いつき、そりゃかぜおくんにもひびくよね。大人の私には絶対にパっと思い浮かばない感覚!

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さて、先日4人きょうだいのパワーを思い知ったのがこちらのエピソード
。仕事の都合でできれば義母の家にこどもたち4人を泊まらせたくて、「でもさすがにかぜおくんは無理なんじゃない?」と言われたものの、今かぜおくんが家に一人でいるのが一番大変なんです…!とおねがいして、はじめて我が子4人でのお泊まりにチャレンジしたことがありました。
そしたら結果、まったく問題なく過ごせたというのです。
泣くかなぁと不安だった就寝時、ふとん敷いてお姉ちゃんお兄ちゃんと一緒にゴロゴロしてたら自然と眠りについたそう。
翌朝もママの姿が見えずにグズるかと思いきや、普段と変わらず過ごせたようで、「きょうだいってすごいわねぇ。」とお義母さん。たしかに、ちいさなかぜおくんが4人が一緒だったからこそ一晩安心して過ごせたのなら、きょうだいって偉大!

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最近はベビーカーでのお出かけだって心強い。なぜなら、たとえエレベーターやエスカレーターがなくても、前輪はりねんとざいざい、後輪は私か旦那が抱えて、かぜおくんをベビーカーに乗せたまま階段移動ができちゃうから。
その昔、一人目二人目の時なんて、階段しかない場所に愕然として、ひとり孤独にベビーカーを持ち上げて、なんだかとてつもなく切なくなったものです。
それがまさか、我が子たち2人に助けられる日が来るだなんて。あの頃の自分に教えてあげたい!

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そもそも、私が4人もこどもを産むだなんてちょっとも想像していなかったのだけど、今となれば6人家族が必然だったかのように思えるから不思議。
忙しない毎日にキィーーーーッ!と血管が浮き出ることも多々ありながら、かぜおくんを囲んできょうだい4人でなかよく過ごす光景が何よりの癒しです。
そして、なにげない日々の中にきょうだい間でたくさんの学びがあるのかと思うと、あの壮絶な痛みを4回も経験したのも意味があったのかなぁと思えてくるではないか!…ま、もうこれ以上は絶対に無理だけど。

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