前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第21回~ 念願の宮古島で出会った、トロピカルな草花。 LEARN 2018.08.25

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第21回は宮古島で出会った草花をご紹介します。

いよいよ8月も終盤ですね。みなさん、夏休みはどこかにお出かけしましたか?私は、前々から行ってみたかった念願の宮古島に家族で行ってきました。沖縄や宮古島で育つ草花をこの目で見たい!という希望があり、それが叶ってとても嬉しい旅でした。東京では鉢植えだったり、切り花で出回っている花が、南の島では力強く育っていて、そののびのびした枝ぶりに圧倒されました。

今回は、旅で出会った草花をいくつかご紹介しますね!

「ハイビスカス」

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言わずと知れた南国の花♪赤や黄色の単色の大きなハイビスカスは街中でもたくさん見かけましたが、植物園で出会ったこちらのハイビスカスは「フィジーイエロー」という、珊瑚色と黄色が絶妙に混ざり合った素敵な色合いの小ぶりな花。ハイビスカスは見た目の華やかさと相まってとても丈夫な植物なので、沖縄では、畑のそばの防風林として植えられていることもとても多いのだそう。

「ヘリコニア」

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熱帯な色彩とユニークな形が特徴のヘリコニアは、オウムバナ科の花。赤と黄色のカラフルな花は下に垂れ下がるものもとても多く、このタイプは「ロブスタークロウ(ロブスターの爪)」と言われています。確かに茹で上がったロブスターの手先はこんな感じのイメージですよね。

「プルメリア」

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宿泊先の玄関などに必ずと言っていいほど植えられていたプルメリア。甘い香りの可憐なお花が魅力ですが、大ぶりな葉っぱと大胆な枝ぶりも素敵です。

肉厚で長持ちするお花はハワイではレイに使われたりもしていますが、東京で育てるのは手間がかかるものなので、旅先で花に出会えたらラッキーです♪

「クロトン」

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赤、オレンジ、イエローなど、カラフルな葉っぱが特徴の枝ものです。「変葉木(ヘンヨウボク)」という和名があり、広葉系、長葉系、螺旋葉系などがあります。

よく庭先で植えられていて沖縄の方にとっては見慣れた植物ですが、私たちにとってはこれだけ華やかな存在感のある樹木は新鮮ですよね。東京の市場で切り花や鉢物として出回ることもあり、私も装飾の仕事に使う事がとても多い植物でもあります。

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その他にも、タニワタリやドラセナ、アレカヤシ、ネムノキ、ジンジャーなど。

沖縄で元気に育ち、東京の市場にやってきている草花はたくさんあります。8月の終わりのこの週末、近くのお花屋さんで、南国っぽいお花を見つけたら、飾って夏気分を楽しんでみてください♪

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ちなみに息子にも、たくさんの南の島のお花達に触れてもらいました。
ただ「花より団子」の年頃なのか、息子は花よりもフルーツに夢中でした。宿泊した宿の食堂に吊るしてあった島バナナの美味しさの虜になってしまい、バナナから離れようとしませんでした。そんな姿も懐かしい旅の一コマです。

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