江戸の真ん中で粋なパンを…ロイヤルパークホテル〈粋iki〉
2018.05.07

第21回 花井悠希の朝パン日誌 vol.21 江戸の真ん中で粋なパンを…ロイヤルパークホテル〈粋iki〉

GWも昨日で終わり。このGWの気候はどうにもこうにも爽やかで、緑は一堂にその葉をキラキラさせながら力いっぱい伸び、外に出たくなる気持ちを掻き立てられる心地良さでしたね。

私はというと、コンサート前だったのでそんな余裕もなく東京鎮座。だけど、少しだけ、ほんの少しだけでいいから日常から背伸びする時間も欲しい。朝ごはんの時間くらい優雅に過ごしたい。そんな私の頭に浮かんできたのは、都内のホテル。日常を少しグレードアップさせてくれるようなパンとの出会いを求めて、電車に乗り込みました。
花井 悠希
花井 悠希 / ヴァイオリニスト

「三重県出身。三重県四日市市観光大使。3歳よりヴァイオリンを始める。 2010年4月21日コロムビアよりデビュー。〈1966カルテット〉メンバー。http://columbia.jp/hanaiyuki/

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上質なパンを手軽に…Sweets & Bakery〈粋iki〉

お目当ては、今年1月にリニューアルオープンしたばかりのロイヤルパークホテルのSweets & Bakery〈粋iki〉

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真っ白な空間は透明感がありピカピカ!でもホテルズベーカリーの敷居の高い感じは控えめで、気軽に入りやすい親しみやすさのあるお店です。

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吸い寄せられるようにチョコレートクロワッサンに手を伸ばすワタクシ。

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水天宮らしいパンもスタンバイ。

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みんなみんなキラキラした瞳でこっちを見てくるんだもん。

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えぇーい!みんな一緒に帰るぞー!沢山の子を抱きかかえた帰り道もまた特別な時間です。

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「クロワッサン」と「チョコレートクロワッサン」

二卵性の双子のようなクロワッサンズ。

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「クロワッサン」

ほんわかふんわかタイプのクロワッサン。空気がたっぷりと練りこまれ、隅々まで息づいているから、とてもエアリー。バターは甘みと香りを放ちながらも上品な装いのままに、すっきりとした印象です。余韻もしつこさゼロで、毎日食べられるクロワッサン。

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「チョコレートクロワッサン」

スタンダードなクロワッサン生地とチョコ生地が二層になっているもの。店頭でも目をひくグッドルッキングさで、《人気商品》という称号を欲しいものにしておられました。チョコ部分にシロップが塗られているので、こちらのクロワッサンは第一印象から甘い!

と思いきや、中に忍ばされたチョコレートは、苦みが滲み酸味も顔を出す濃ゆい本格派の味わいで、翻弄されます。こちらもクロワッサン同様空気がたっぷりでとてもふんわり。すっきりしている印象の生地もチョコレート生地と半々だから、より風味豊かです。温めずに頂きましたが、シロップで固められているおかげかサクサクとした食感が長持ちしているので次の日の朝も余裕っ!ちょっとしたことだけどこういうの嬉しくなっちゃいます。

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「洋梨のデニッシュ」

見た目のスイーツ感と裏腹に、パイはクロワッサン生地みたいに甘さ控えめだから、恐れることなかれ。さぁ、おまちかねの洋梨部分へ。

パクリ。こりゃまたなんて爽やかなの!甘さが心地よい酸味を携えてやってきて、前からぶわっと初夏の風が吹いてきましたよ(※イメージです)!

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フレッシュの洋梨を使っているから、洋梨特有のザラッとした舌触りとシャキッとした新鮮さが、甘やかなカスタードクリームの上でハツラツと輝きます。何とももう今のこの季節にぴったり!私にもGWの風を届けてくれてありがとう(涙)!

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「グラハムブレッド」

サクサクペロリと食べられるあっさりテイスト。なのになんだかトキめいちゃう。あ、塩顔男子の魅力ってこんな感じなのかしら?(そうなの?)

ふっと立ちのぼるグラハム粉の芳香は、トーストの焼ける香りと見事な一体感を作り出します。まるでおせんべいのような親しみやすい芳ばしさと、キリっと歯切れよく凜とした後味、両方を兼ね揃えていて社交性十分!向かうところ敵なしではないか!

噛めば噛むほど、プチプチとグラハムや穀物が弾けて芳ばしさが溢れてきます。ちなみに、蜂蜜+バターとの相性は抜群でした!

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「パルメザンフランス」

んーーー!!一口食べて雄叫びをあげてしまいました。なんだこの食感は!なんだこの止めどなく畳み掛けるチーズの主張は!!なんだこのクラクラするほど芳醇な香りは!!!

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トーストして取り出した時、すでにそんな予感はしていたんです。底の方がぶくぶくと泡を吹いていて(表現ね)、そのバターなのかチーズなのかから来ているであろう泡が、どれほどこのパンがリッチなのかを物語っていて、見た瞬間私、生唾を飲んだのです。

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だって、焼いたら抱えきれなくなっちゃって泡になってくるんですよ!?贅沢この上なしではありませんか!

期待に期待を重ね、味覚研ぎ澄ませていかせていただいたのですが、積み上がった期待を超えるポテンシャルの高さに戦きました。

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モーゼの十戒の如く、歯を入れる先はサッと道が拓けたかのように迷いなく進めます。

デニッシュのようにサラサラと繊細に触れてくる口当たり。でもそこにデニッシュのような甘さはどこにもありません。こんなに軽やかなデニッシュ食感だから、バターはふんだんに使われているはずなのに、甘さが見当たらないんです。それはきっと、バターの甘さを凌駕するほどのチーズの芳香と味わいに鼻も味覚も心も持っていかれてしまうから。チーズに酔うとはこのことか!(そんな言葉あったっけ?)

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「パルメザンフランス」という名前だけに、ラストはフランスパンのようなふにゃんとした口溶けで締めくくられる。頭が混乱してしまいそうなほどのハイブリッド系!見た目はそこまで主張強くないのに、脱いだらすごいんですってこのことか!(なんか違う)

朝11時オープンですぐ売り切れちゃうっていうのも納得。これは言葉にできない美味しさでした。ぜひ色んな感情の渦に巻き込まれてみてください。

ふらっと立ち寄れば、いつもの朝をより気持ちいいものにしてくれるホテルベーカリーの魅力、存分に楽しみました。いいゴールデンウィークになったなぁ♪あなたも日頃のちょっとしたご褒美、見つけにいってみませんか?

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