花井悠希の朝パン日誌 夜から朝を駆け抜ける!鳥取県智頭町〈タルマーリー〉のパンをテイクアウト LEARN 2022.03.03

出会いというのは不意打ちだ。そんな当たり前の事を改めて感じずにはいられない出会いがありました。それはコンサートで訪れた兵庫県でのこと。小高い山の中腹にある素敵なコンサートホールへ伺ったときのことです。会場の素敵さにただでさえ浮き足立っていた私の前に現れたのは、鳥取の名店〈タルマーリー〉のパン。

パンからフィロソフィを学ぶ!?

鳥取県 タルマーリー

コロナの影響でCDのサイン会などもできないいま。お客様とコミュニケーションが取れる機会は極端に少ないのですが、楽屋に届けてくださった茶色い紙袋に添えられていたお手紙に書かれていたのは〈タルマーリー〉の文字。鳥取県にお住まいのお客様がパン好きの私のために買ってきてくださり、はるばる兵庫県までコンサートを聞きに届けてくださっていたのです!
さすがになかなか行く機会の少ないエリアの情報は私も乏しいところがあるのですが、〈タルマーリー〉は知っていました。これがまたタイミングがすごいといいますか、ちょうどその頃にHanakoと同じマガジンハウスさんで出している雑誌〈casa BRUTUS〉がパン特集号出していて、「旅の目的地にしたいベーカリー」として紹介されていたのが〈タルマーリー〉さんだったのです。 
自然豊かな里山の環境を活かして、自家採取の野生の菌の酵母でパンとクラフトビールを作るというオンリーワンな魅力を放つお店は、近隣で栽培された小麦粉や全粒粉は自家製粉で使い、酵母は掛け合わせてパンにしているものも。味の想像が追いつかず食べる前からワクワクしてしまいますね。あ、ちゃんと独り占めせずメンバーと分け合いましたよ(大人になりました)。

すっかり前置きが長くなってしまいました。でもどれほどこの出会いに感激したのかはお伝えできたんじゃないかと!そんな熱が覚めぬうちに(待てなかったともいう)いただいたその日の夜から食べ始めました。

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