働くことと、生きること。 〜女性が輝く5つのヒント〜 vol.4 医療器工場勤務・長村愛里さんの場合。 LEARN 2018.09.27

【記事の最後にはスペシャル動画も!】あのひとは、どうして輝いてみえるの?100人いれば100通りの理由があります。誰かの真似なんてしても意味ないけれど、素敵な女性たちを見てヒントを探すことは、きっとあなたの何かの役に立つはず! 本誌で連載中の「働くことと、生きること」のスピンオフ企画であるこのウェブ連載。今回は貝印の医療器工場で7年間勤めている長村愛里さん。彼女のライフスタイルから、女性が輝く5つのヒントを見つけました。

1.地元の良いお店を知っている。

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貝印の医療器工場に勤める長村愛里さん。岐阜県関市生まれ関市育ちだ。休日に友人と訪れるという地元の名店〈トキワ 1921〉を紹介してくれました。1921年に創業した老舗です。「オフの日に、友達と美味しいものを食べに行くのが好きです。地元にも良いお店がいくつかあって、ここはオムライスが美味しくてお気に入りなんです」。

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創業当時は町の定食屋として愛された店は、現在の三代目に変わってから「オムライス専門店」に。創業時からの味を引き継ぎながら、チキンライスの上で半熟卵をとろりと広げる「のってるオムライス」や、「和風」、「フレンチソース」といったメニューを追加するなど、新しい試みにもチャレンジしているそうです。

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「チキンライスは創業時から受け継いできた味です。ソースは、私なりに考えたもの。今は専門店の方が喜ばれるようで、地元の人はもちろん、少し足を伸ばしてわざわざ食べに来てくれるお客さんもいるんですよ」と三代目店主が教えてくれました。

2.たまに、チャレンジしてみる。

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〈トキワ 1921〉の「のってるオムライス フレンチ」(700円)。「いつもはプレーンな“トキワ”を選ぶけれど、今日は女性に人気というフレンチソースにしました」と長村さん。フレンチソースは、マヨネーズに粒マスタードやブラックペッパーが効いた大人っぽい味わい。ふんわり甘い卵と、チキンライスのケチャップ味によく合います。

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「いつもお気に入りのメニューを選んでしまうからこそ、たまに挑戦してみると新鮮な発見があって面白いですね」。トキワのオムライスは全9種類。友達とシェアして、複数のソースを楽しんでも良さそうです。

〈トキワ 1921〉
■ 岐阜県関市鋳物師屋5-9
■0575-25-2922
■11:30~14:30/18:00~22:00
■火休

3.長く続けている習い事がある。

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ピアノは幼い頃から習っていたという長村さん。少しのお休みを挟んで、最近また再開したそうです。「仕事に慣れてきて余裕ができたので、また始めました。ピアノを弾いているときは無心になれるので、ストレス解消です。幼い頃よりも、のびのびと楽しく弾けているような気がするんです」。再開したことで、新たな魅力を見つけたようです。

4.ひとつの仕事をコツコツと。

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貝印に勤めて7年目。入社以来ずっと、医療用刃物の検品を担当しています。複雑で繊細、さらに種類も多い刃先の最終チェックは、今も人が目視で行なっているのです。「人命に関わるものを扱っているので、責任を感じながら仕事をしています。集中力と判断力が大切ですね」

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貝印で作られた刃物は、アメリカを中心に世界に輸出され、皮膚ガンの検査等に用いる「トレパン」は国内シェア1位を誇るなど、最先端の医療現場でも活躍しています。

5.自分の経験と判断を信じる。

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今では後輩の指導にあたっている長村さんも、最初の頃は迷いや不安があったそう。「検査の作業は、自分の目で見て、自分で判断を下していかないといけません。自信を持てるようになるまで少し時間がかかったのですが、先輩や同僚に助けてもらったので、私も今は後輩になるべく寄り添って指導をしたいと思っています」

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先輩から長村さんへ、そして長村さんから次の世代へ。時間をかけて続けてきたからこそ生まれる新たな視点が、未来を築いていきます。

貝印の公式サイトはこちらから。

( text / Rio Hirai , photo / MEGUMI(DOUBLE ONE) , movie direction / Ryo Kawano, movie producer / Mizuki Kawakubo )

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