Hanako女子のお悩みをズバッと解決! 「18歳から成年に。何が変わるの?」〜食いしん坊弁護士、そうこ先生のお悩み相談室〜 LEARN 2022.04.21

弁護士・菅原草子が、愛してやまない食の話とお役立ち法律情報、Hanako読者からきたお悩みを解決する連載。第25回はいまさら聞けない18歳の成年についてと、東北の絶品カツ料理の店をご紹介します。

今月のお悩み:いまさら聞けないシリーズ「18歳から成年に。何が変わるの?」(K.Tさん フリーター)

2022年4月から、そう、まさに今月から、日本の成人年齢が18歳に引き下げられました。信じられます?「成人=20歳(ハタチ)」というイメージが強すぎて、まだ実感が湧かないような。だけど、そんなことも言ってられない。法律が変わってしまったのだ。じゃあ実際、私たちにどんな影響があるの?ということで、18歳、19歳のみなさん!そのご家族たち!そして18歳、19歳がお客さんになることのあるお仕事の方も!?ぜひこの機会にご確認あれ。

そもそも、成人、成年、とは、簡単にいうと、自分の行動には自分で責任を取ることのできる一人前だということ。様々な場面で親の同意なく決定することができます。今回の法改正により、成人になった18歳以上のみなさんは、これまでは親の同意が必要だった…

・携帯を契約する
・一人暮らしの部屋を借りる
・クレジットカードを作る
・ローンを組む
なんていうことが、自分の意思だけでできるようになります。

一方で、注意も必要!自分で責任を取ることができる=取らなくてはならない、ということ。実は未成年には、未成年者取消権というものが法律で定められています。子どものうちはまだ考えが及ばなかったり間違えちゃうこともあるよね、ということで、例えば自分で契約を結んだとしても、取り消すことができるのです。その権利のおかげで、これまで18歳、19歳の人の方が高額な商品を購入してしまった場合は「キャンセルします!」と言えたのですが、今回の法改正により、取り消すことはできなくなってしまいます。そのため、若者がよくわからないままに契約上のトラブルに巻き込まれないか、などと心配されているところです。本人にも周りにもしっかり確認してほしいポイントだなと思います。

ちなみに!大人になったんだから許されるでしょ、と思うであろうお酒やたばこは、別の法律で20歳からと決まっています。お間違えないように~(お酒なんて20歳になれば死ぬまで飲めるんだから、ハタチになるまでは飲まない方がいい!と、最近飲酒量の上限を超えたのか胃腸が悲鳴をあげている私は強く伝えたい)。

結論:「18歳から自分で決定できることが増えるけど、責任も増えるので、トラブルには注意。大きな決断をするときはよくよく考えて、周りにも相談してみましょう。まだまだ甘えていいのだから。そして、酒・たばこは20歳から!」

今月の食いしん坊ご飯~カツを求めて三千里、真のカツ愛が試されます編〜

最初に言います、すみません。今回ご紹介する2軒、とっても行きにくい場所にあります。だがうまい!カツ愛にあふれる貴方なら、きっと辿り着けることでしょう。
1軒目は、私のソウルフード、〈ひらた〉のかつ丼カレー@宮城県遠田郡涌谷町。仙台よりさらに車で1時間ほど北上した片田舎にそいつは潜んでいます。カツカレーではない、かつ丼カレー。卵であまじょっぱくとじてあるカツが乗ったカレーなのです。昔ながらの食堂のカレー×かつ丼って、想像しただけでお腹の空く最高のコンボだよね。原稿を書いている夜中1時に出前お願いしたいです。
2軒目は、並ぶの嫌いな私が1時間半待って大満足の〈仁亭〉の焼きかつ@福島県郡山市。揚げじゃないの焼きなの。油のべとべと感がなくて、こんがりさっくさく。看板メニューの「仁亭風焼かつ」は、大きくて薄めのお肉の間にとろとろのチーズがサンド。これ、重いものは嫌いと言いながらチーズはいくらでもウェルカムな、女子の好きなやつ。はい好きです。サラダもモリモリ食べ放題で、2種類のオリジナルドレッシングがまたおいしい。かつが出てくる前に野菜食べすぎてお腹がいっぱいに…なっても大丈夫です。お料理すべて、パックにいれて持ち帰れます!なんて良心的。満足感しかない。
というわけで、ゴールデンウィークは、かつハントしに東北を訪れてみてください!

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