小林涼子 AGRIKOFARM 桜新町
2022.05.25

SDGs17項目フルコミット! 循環型屋上ファーム。 俳優の小林涼子さんが手がける〈AGRIKO FARM (アグリコファーム) 〉が、桜新町に開園。

「婚姻届に判を捺しただけですが」や「花嫁未満エスケープ」ほか、多くのドラマに出演する俳優の小林涼子さん。かねてから農業に関心があり、生まれ育った世田谷で農業をやりたいと決心。日本国内でははじめて「アクアポニックス栽培」の屋外型施設を、〈OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町〉の屋上に開園しました。

国内初「アクアポニックス栽培」の屋外型施設。

水族館と畑が合わさったような、癒し効果抜群の「アクアポニックス」。
水族館と畑が合わさったような、癒し効果抜群の「アクアポニックス」。

「以前から、俳優業のかたわら、リフレッシュもかねて知人の農業をお手伝いしていたんです。でも、家族が体調を崩したことでお手伝いができなくなって。その経験から、いくら続けたい気持ちはあっても、体を壊すと離農せざるを得なくなってしまうことを実感しました」(小林涼子さん)

かつて農業は、その家の子どもが継ぐものでしたが、近年後継者不足で辞めざるを得ない農家があとを絶ちません。そこで「農業にも“バリアフリー”を!」と、立ち上がった小林さん。生まれ育った世田谷の地でAGRIKO FARMをスタートさせました。

アクアポニックスの循環システム。
アクアポニックスの循環システム。

農地を確保することが難しい世田谷で、どう農業をはじめよう?
そんなときに出合ったのが、「アクアポニックス」でした。
魚の泳ぐ水槽の上で野菜が育っていくという、不思議な栽培方法です。

「魚の食べたエサの残りや排泄物は、バクテリアが分解すると、野菜の栄養になるんです。水槽から組み上げた栄養満点の水を野菜たちが吸収すると、その水は浄化されて、キレイになった水がまた水槽に戻るというシステムです」(小林さん)

通常の水耕と比べて、80%の水を節約できるのだそう。世界的な水不足が謳われるなか、今後ますます注目されそうな方法ですよね。

水槽で日々成長するイズミダイ。
水槽で日々成長するイズミダイ。
シェフが収穫したばかりのリーフレタス。
シェフが収穫したばかりのリーフレタス。
水槽で日々成長するイズミダイ。
シェフが収穫したばかりのリーフレタス。

魚が元気に育つために、野菜には農薬・化学肥料などはまったく使用していません。
野菜のためにも魚に抗生物質などは与えず、自然に近い環境をつくり出しています。

魚、バクテリア、野菜、それぞれが元気に過ごすことのできる環境は、まるで小さな地球を再現しているようです。

SDGs17項目に、フルコミット!

プラスチックではなく竹を使用することで、経年劣化を楽しむことができる。
プラスチックではなく竹を使用することで、経年劣化を楽しむことができる。
竹林での伐採風景。
竹林での伐採風景。
明治大学 理工学部 建築学科の学生と、アクアポニックスを制作している様子。
明治大学 理工学部 建築学科の学生と、アクアポニックスを制作している様子。
プラスチックではなく竹を使用することで、経年劣化を楽しむことができる。
竹林での伐採風景。
明治大学 理工学部 建築学科の学生と、アクアポニックスを制作している様子。

「今回、起業するなら可能な限りSDGsにフルコミットしよう!と思って、取り組みについては熟考しました。アクアポニックスの設備に使用している竹は、竹害に悩む地域から譲り受け、設計は明治大学 川島範久先生をはじめ3つの研究室の皆さんに協力してもらいました」と、小林さん。

「社会に出ると失敗は許されないから、この経験が少しでも学びの機会になってくれたらうれしい」と、ゼミ活動の一環となっている点も魅力です。

太陽光発電と、24時間いつでもチェックできるアプリなどの活用で、在宅勤務を可能としている。
太陽光発電と、24時間いつでもチェックできるアプリなどの活用で、在宅勤務を可能としている。

また、ファームの点検や手入れは障がいのある方が携わることで、農福連携農園を目指しています。

「誰でも簡単に管理できる、バリアフリーな農業を目指しているので、アプリでファームの様子を確認できるオペレーションに。農園で働いてくれているプレミアムウォーターホールディングスグループのGifted(障がい者)の方々とは、Google Meetで朝礼をしています。出勤できない雨の日は、みんな『野菜が心配』と、とても優しいんです」(小林さん)

FARM TO TABLEを、世田谷で味わう。

季節野菜のスープは、「枝豆とそら豆のヴルーテ」。
季節野菜のスープは、「枝豆とそら豆のヴルーテ」。
本日の前菜、「花ズッキーニのベニエ」。
本日の前菜、「花ズッキーニのベニエ」。
「池尻大橋TORO PAN TOKYOのパン」。
「池尻大橋TORO PAN TOKYOのパン」。
本日のお肉料理と旬野菜の炭焼きは、「豚肩ロースの炭火焼き」。
本日のお肉料理と旬野菜の炭焼きは、「豚肩ロースの炭火焼き」。
本日のデザート、「グリオットとルビーチョコのムース、山椒と紫蘇のアイス」。
本日のデザート、「グリオットとルビーチョコのムース、山椒と紫蘇のアイス」。
食後のお飲み物に、「ハウスブレンド京都」(差額で別のドリンクに変更可)。
食後のお飲み物に、「ハウスブレンド京都」(差額で別のドリンクに変更可)。
季節野菜のスープは、「枝豆とそら豆のヴルーテ」。
本日の前菜、「花ズッキーニのベニエ」。
「池尻大橋TORO PAN TOKYOのパン」。
本日のお肉料理と旬野菜の炭焼きは、「豚肩ロースの炭火焼き」。
本日のデザート、「グリオットとルビーチョコのムース、山椒と紫蘇のアイス」。
食後のお飲み物に、「ハウスブレンド京都」(差額で別のドリンクに変更可)。

栽培した野菜は、1階〈OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町〉で、ランチコース(3,300円)の一部として実際に使用されています。
朝、シェフが屋上に上がって、食べごろの野菜を収穫しているそうです!

ランチコースは、仕入れ状況によって日々内容が変更になるとのこと。
アクアポニックスから収穫された野菜、「今日はどのメニューに入ってるかな?」と、発見する楽しみもありますよね。

小林涼子 AGRIKOFARM 桜新町

この日のメニューでは、前菜に「カラシ水菜」と「アカ水菜」が添えられていました。

白ワインソースでいただく花ズッキーニのベニエは、もったりとしていて、少し辛味のある水菜と相性抜群!
「この水菜、あのアクアポニックスで育ったんだなあ」と思うと、とってもありがたくておいしくて、胸がジーンとします。

今後、増設に伴い、障がい者雇用をお考えの会社も募集しているとのこと。さらに、屋上のファームを地域の方にも開放していくそうです。
子どもたちの学びの場としても、地域の方の憩いの場としても、アクアポニックスが活躍しているところを想像すると、なんだかうれしくなりますよね。

苗のようにぐんぐん育つ会社になるよう、ロゴの一部には「苗色」を使用。
苗のようにぐんぐん育つ会社になるよう、ロゴの一部には「苗色」を使用。

農家の子どもじゃなくても、自分が農業を継ぐ「子」になればいいと話す小林さん。
農業(アグリカルチャー)+「子」で、AGRIKO。

地球のことを真剣に考えた、地域や福祉とつながる取り組み。
みんながひとつになれるような、新しい農業のかたちがここにありました。

〈AGRIKO FARM〉
公式サイト
インスタグラム

〈OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町〉
■東京都世田谷区新町3-23-8 エスカリエ桜新町 1F
■03 6413 5252
■7:00〜22:00(21:30LO)
■無休
インスタグラム

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山下あい / PR・フリーライター

「インテリア業界でPRを担当したのち、フリーランスへ。ライフスタイルまわりで、コンテンツ制作やライターとして活動。猫と料理が大好き。」

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