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2019.07.21

第15回 発酵と、大豆と、わたし。 7/8〜7/14 なっとう娘の「ねばログ」毎日通信。納豆でつながる、We are the world.

納豆をこよなく愛する23歳「なっとう娘」が送る、納豆のビジュアル、香り、テイストについてコメントしつつ、魅力を語っているコラムです。(あくまでも個人の感想です)日々ライブ配信にて紹介している色とりどりな納豆たちがずらり!身近な存在だけど実は奥が深い納豆の世界へ、あなたも誘われちゃうかも!?ぜひご覧くださいませ!
最近ドはまりしている納豆パスタvol.2@日比谷〈壁の穴〉
最近ドはまりしている納豆パスタvol.2@日比谷〈壁の穴〉

このコラムでは、毎日の配信で食べている納豆1週間分を3つの評価軸をMAXの数値を5として、私の主観で評価させていただいています。あくまでも、その納豆の特徴を表すための数値なので、数値の高い低いに優劣はありません!ご自身の好みに合った納豆探しの参考にしてみてくださいね。

〈3つの評価軸〉
・ねばり(弱い 1↔5 強い)
・納豆のかおり(控えめ 1↔5 濃厚)
・豆のかたさ(柔らかい 1↔5 固い)

上記3つの評価のほかに、各納豆に関する情報と感想として「なっとう娘メモ」を添え、私の思う納豆の魅力を余すことなくお伝えさせていただきます。みなさんと多種多様な納豆の世界を共有できたら嬉しいなと思いコラムという形で発信をはじめましたので、ゆるりと読んでいただけたら嬉しいです!

それではレッツ「ねばログ」!

▽1週間分の納豆配信まとめ動画も公開中!▽

1.キングオブ納豆。「おかめ納豆 極小粒ミニ3」/〈タカノフーズ〉

購入価格:88円(50g×3P)
購入価格:88円(50g×3P)

●ねばり 2.2
●納豆のかおり 3.8
●豆のかたさ 2.3

キングオブ納豆。そう言っても過言ではないだろう日本の全国シェアナンバーワン。日本人に納豆と聞いてまず初めに思い浮かべるパッケージとしてこの「おかめ納豆極小粒ミニ3」が思い浮かべられるであろう。そんな日本を代表する納豆を、フランスのエッフェル塔の前で食べてきた。改めて、いろいろな納豆を食べてきた末にこの納豆食べるとまた特徴を感じられる。なんだか感慨深い気持ちになるものだ。多くの人はこの納豆スタンダードと考える人もいるであろう、しかしこの納豆もあくまでも日本全国約3000種類の納豆1種類。オレンジのパッケージに身を包み安定した既視感の化身といっても過言ではないラベルを開封しながら、私はレペゼン日本納豆をかき混ぜていくと、思ったよりもかなり弱い粘りだったのことに気づく。

そして口運ぶと小さな粒たちが口の中で、納豆としての粘りを保ちながらも納豆の香りを徐々に広げていくのを目を閉じながらゆっくりと感じていく。豆もかなり柔らかく食べやすい。これは納豆会社最大手の〈タカノフーズ〉だからこそ生み出せた結論なのだろうか...こんなにも考えながらおかめ納豆を食べておる人は他にいるのであろうか。

色々と思考を巡らせているうちに、あっという間に納豆のパックは空になっていた。王道の納豆。定期的にゆっくりと味わい、おかめ納豆を通して自分を定点観測していきたい次第である。

2.納豆愛From九州。「九州ふっくら国産納豆」/〈二豊フーズ 株式会社〉

購入価格:128円(45g×3P)
購入価格:128円(45g×3P)

●ねばり 3.4
●納豆のかおり 3.8
●豆のかたさ 3.4

帰国後初の納豆である。もちろんパリでも納豆を毎日食べていたが、やはり冷凍されていない生の納豆とは香りが違ってくる。これと一緒に味噌汁を飲んだらどんなに幸せだろう…そんなことを頭で巡らせながらも、私は混ぜ進めていた。白い泡がどんどんと納豆の豆たちを包み込んでいくのを眺めながら、気持ちが高ぶっているのを感じていた。

この納豆は、九州に住んでいる友人が東京に来る際に私に手渡してくれたものである。いつか私も九州へ行っていろんなローカルのスーパー回り、今まで食べたことのない納豆や九州ならではの甘いタレを楽しめるような納豆に出会うための旅をしたいとそんなことを考えながらパックを開け納豆を楽しむための準備に取り掛かった。

ふわっとしたねばりと豆を優しくしたから箸で持ち上げるようにして、口へと運ぶ。甘い味と香りが一瞬で広がり、「九州ならではの納豆」として、私を楽しませてくれる。ようこそ東京へ、そんな気持ちを抱きながらも一粒一粒を嗜むように頂いた。
こういう地域性の出る納豆は、本当に愛おしいし、なにより納豆を介してその地域の特色を垣間見て勝手ながらも繋がりを持てているような気がして嬉しいのだ。これからも、たくさんの地域と納豆で繋がっていきたいと思ったそんななっとう娘の初夏であった。

3.異国で感じる母国食材の尊さ。「糸の輝き」/〈かじのや〉

フランスでの購入価格:2.11ユーロ(約255円)
フランスでの購入価格:2.11ユーロ(約255円)

●ねばり 3.0
●納豆のかおり 2.3
●豆のかたさ 2.3

これはフランスにて、日本食の売っている「京子」と言うストアで購入した納豆である。日本への帰国とともにすでに4つの夜を超えていた。冷凍されていた納豆は、冷蔵庫で何日も寝かすことが美味しくなる秘訣だと気づいてから私は冷凍納豆をおいしく食べると言うことに対する自信に満ち溢れていた。フランスで購入した時のことを思い出しながら混ぜ進めていく。「糸の輝き」と言う商品名とは裏腹に、粘り気は1つの大きな塊となって太くよく伸びる粘り気だった。

口に掻き込むと、香りと豆の固さともに少し控えめな印象だった。しかしこのくらい印象の方が、異国でもあるフランスではより親しんでもらいやすいのだろうか、納豆好きな日本人の私としては少し物足りなさを感じながらも、グローバルに展開していく中ではこのような事態も発生し得るのないのかもしれないなどと考えながら食べ進めていた。早く納豆が世界中で食べられる日を夢見ながら、私はフランスで購入した納豆を16時間のフライトを経た後の地、日本で嗜んでいた。

4.サクッと買えるご褒美に。「ローソンセレクト まろやかな味わい ひきわり納豆」/〈マダフーズ 株式会社〉

購入価格:78円(40g×3P)
購入価格:78円(40g×3P)

●ねばり 3.5
●納豆のかおり 3.4
●豆のかたさ 4.6

今日はよく頑張った…そんな日のご褒美に手軽に手に入れることのできるコンビニの納豆。且つひきわりがおいてあるところがなお嬉しいポイントである。「ローソンセレクト」と言うブランディングの響きと、私の愛してやまない「超細か~いきざみ」を作っている〈ヤマダフーズ〉さんが製造元ということも相まって、期待が高まる。”コンビニエント”という概念のありがたさを噛み締めつつ、納豆を開封する。

開封すると、ひきわりのしては控えめな納豆の香りをふわっと香らせる。箸を握りながら私はこう思う。ひきわりの粘りが強いところも好きだ。私の納豆魂がそう叫んでいるのを感じながら淡々と混ぜ進めていく。タレを加えると、ダシの香りが加わり、より普段サクッと食べるあの納豆の香りへと近づく。

タレを加えたことで少し柔くなった納豆を口へと誘う。口当たりのファーストインプレッションがしっかりしていることを、舌の触覚を通じて感じる。そして咀嚼し始めたところでセカンドインプレッションとして、やはり粒の噛みごたえが満足感高く、楽しませてくれる固さであることを再確認する。ひきわりにしては大分納豆の香りが控えめになっており、納豆臭すぎないというところが特徴と言えるだろう。コンビニで手軽に手に入れられる、ひきわり納豆。頑張った日のご褒美に、心と体に嬉しいこちらの逸品を選択肢に入れてみては?

5.オーガニック納豆を考える。「有機納豆 国産大粒納豆」/〈株式会社 ユーアンドミー〉

購入価格:262円(40g×2P)
購入価格:262円(40g×2P)

●ねばり 2.1
●納豆のかおり 2.9
●豆のかたさ 3.5

この納豆を出している、〈ユーアンドミー〉と言う会社はいろいろな有機納豆を出している。なかなかオーガニックストアに足を運ぶことのない私だが、多種類の納豆を探すようになってからオーガニックストアと呼ばれるお店にも足を伸ばすようになった。やはりオーガニックとなると少し値は張るが、その分期待も高まる。私の尊敬する納豆の巨匠、石井さんも、ここ〈ユーアンドミー〉の黒大豆と白大豆の納豆をおいしいと紹介していた。

ひたすら高まる期待を納豆とともに、かき混ぜ口へと運ぶ。タレの味が独特で少しえぐみを感じるような味わいだと私の舌が教えてくれる。大豆の粒感が噛むと同時に少しプリッとしている。なるほど、このタレもオーガニックなのだと考えると、普段添加物に気をつかっている方も心置きなくなったら楽しめる商品なのだと、なんだか少し嬉しい気持ちになった。納豆のイベントをしていても、タレの添加物について聞かれることが多い。こうやって少しずつでもオーガニックの食材がより世間に浸透していくことを願いながら、最後まで美味しく頂いた。

6.スーパーの独自ブランドと私。「北海道 やわらか納豆」/〈あづま食品株式会社〉

購入価格:118円(40g×3P)
購入価格:118円(40g×3P)

●ねばり 3.3
●納豆のかおり 3.5
●豆のかたさ 3.4

「ああ、ここのスーパーって納豆配信始めてから来たことなかったんだ。」納豆棚に注目するようになってからは、そんな視点でスーパーへ買い物に来て気付くようになった。今回この納豆を購入したのは、〈サミット〉というスーパーである。確かに自分の行動範囲内になかなか〈サミット〉が無いことに気がつく。ちなみに今回この東陽町にある〈サミット〉に来たのには理由があった。

私の納豆友達、“なっとも”である方から私の大好きな東北の方で販売されている納豆を見かけたと、目撃情報が舞い込んできたからだ。私は、東北orオンラインショップでしか出会えないと思っていた納豆を東京の納豆棚で拝める日が来るとは...と胸を高鳴らせ駅からスーパーへと向かっていた。お目当ての納豆であった、「太子納豆」をゲットしつつ、もう一つカゴへインした商品が今回紹介させていただいている「北海道やわらか納豆」なのである。

帰宅後、納豆を食す準備に取り掛かる。パックを開け、かき混ぜていくと、ある程度の強度を持った粘り気が発生し始める。だしの香りが風を切る箸の下でふわっと香り、食べるまでの気持ちをより高まらせてくれる。一口食べると、だしの香りがかなり強く甲高く華やかな印象を受ける。豆感も主張が強すぎないので、ひたすらだしの香り高さが独走しているような納豆であった。思いっきりだしの香りは甲高いものに限る。という方にオススメの納豆。

7.スイートメモリアル納豆。「お城納豆 マミ3」/〈株式会社 丸美屋〉

販売価格:138円(40g×3P)
販売価格:138円(40g×3P)

●ねばり 2.7
●納豆のかおり3.1
●豆のかたさ 3.2

これはライブ配信中にとってもテンションの上がった納豆の1つである。九州のお友達から頂いた納豆をずっと冷蔵庫で大切に保管しておき、いざ今日食べようと冷蔵庫から引っ張り出してきたものだった。するとその日初めて私のライブ配信を見てくださったフォロワーさんの1人が、「それは私が毎日食べている納豆なんです!!!」と興奮気味に伝えてくれた。私もとてもびっくりし、たまたま友達から頂いて、ずっと楽しみに冷蔵庫でキープしていてたまたま今日食べる納豆なんです。そう自分で口にしながらも、あまりの奇遇にびっくりしていた。

いざ納豆パックを開封すると、からしは入っておらず「お城納豆のタレ」というタレのみが入っていることを確認した。からしなしという戦法は、かなりのタレに対する自信があると伺えた。豆を混ぜ進めていき糸引きが少し少ないの事を感じながらも、今回の主役であるお城納豆のタレを投入した。タレが納豆に注がれると同時に、少し甘い香りが漂った。この時点で甘い香り方が漂うと言う事はかなり味も甘めに仕上がっているのであろうと推測する。

予想は的中。今まで食べてきた納豆史上、最も甘いと言っても過言ではない唯一無二の存在感だった。しかし、いやらしいような甘みではなく、ちょっと箸休め的に食べる納豆と言われて出されたらそう思って食べられる具合に、優しくもしっかりとした甘さでうまくまとめられた納豆だった。これはフォロワーさんが毎日食べていると言うのもうなずける。九州の方々に愛されてきた納豆なのだろう。そんな九州の方たちの納豆愛を感じながら食べることのできた思い出深い納豆となった。

●「7/1〜7/7 なっとう娘の「ねばログ」毎日通信。人生初!ヨーロッパ納豆デビュー。」はこちら。
●連載『なっとう娘の「ねばログ」毎日通信。』まとめページはこちら。
●毎朝8:30〜納豆ライブ配信中のインスタグラムはこちら。 @nattou_musume_

鈴木真由子
鈴木真由子 / 納豆インフルエンサー

「『納豆をもっと自由に!』をモットーに”納豆を食べることが仕事”のフリーランス。納豆に関するコラム執筆や納豆会社のSNS運用、飲食店のメニュー開発、大学機関との商品共同開発を手がける。活動の詳細はこちら。」

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