なっとう娘の「ねばログ」【特別編】フランス旅行記
2019.07.24

第16回 Bonjour!トレビアンな納豆求めて三千里。 なっとう娘の「ねばログ」【特別編】フランス旅行記

今回は特別編!納豆をこよなく愛する23歳、「なっとう娘」が送る、フランスの納豆事情について綴っているコラムになります。身近な存在だけど実は奥が深い納豆のグローバルな世界へ、あなたをお連れします!
鈴木真由子
鈴木真由子 / 納豆インフルエンサー

「『納豆をもっと自由に!』をモットーに”納豆を食べることが仕事”のフリーランス。納豆に関するコラム執筆や納豆会社のSNS運用、飲食店のメニュー開発、大学機関との商品共同開発を手がける。活動の詳細はこちら。」

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今回は特別編!フランスの納豆事情と購入した納豆のなっとう娘的評価を紹介。

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フォークを使い、パリで購入した服に身を包んでフランスを謳歌している様子

今回のコラムでは、フランスの納豆事情と購入した納豆のなっとう娘的評価を紹介しております!納豆に対する評価は、3つの評価軸をMAXの数値を5として、私の主観で評価しているものとなります。あくまでも、その納豆の特徴を表すための数値なので、数値の高い低いに優劣はありません!フランス渡航の際、納豆探しの参考にしてみてくださいね。(シチュエーションがピンポイント笑)

〈3つの評価軸〉
・ねばり(弱い 1↔5 強い)
・納豆のかおり(控えめ 1↔5 濃厚)
・豆のかたさ(柔らかい 1↔5 固い)

上記3つの評価のほかに、各納豆に関する情報と感想として「なっとう娘メモ」を添え、私の思う納豆の魅力を余すことなくお伝えさせていただきます。みなさんとグローバルな納豆の世界を共有できたら嬉しいなと思い、今回特別編としてコラムにまとめさせていただきましたので、ゆるりと読んでいただけたら嬉しいです!

それではレッツ「ねばログ」!

フランスの納豆ナンバーワン取扱店をご紹介。〈京子食品〉@オペラ地区

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オペラ座の近くに位置する、ここ「京子食品」は、老舗の日本食品ストアである。フランスで出会った日本人の方におすすめされて訪れた場所。この地区には他にも、〈K MART〉〈Ace Mart〉など多数、日本食材も取り扱いのあるアジア食材のお店が立ち並んでいる。

初、海外での納豆ハンティング。早速、店内へ。

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なんだか色々なステッカーが張ってある。ドアの近くに立っていた年配の男性が開けてくれた。

店内は日本の食材で溢れており、まるでそこはリトルジャパンだった。日本人の方も多く見られるが、日本人以外の方も見受けられる。個人で商品を購入する方もいれば、飲食店関係の方が買い出しに来ることもあるみたいだ。

納豆棚発見!!!

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まるでコンビニのアイスのような陳列

フランスで手に入る納豆の殆どが、冷凍され日本から輸入したものである。なので、必然的に納豆たちは、冷凍用の棚に陳列され、棚の蓋を開けて納豆を取り出すという行為は、より納豆が貴重で高価なものであるように感じさせる。また、その陳列された様子は日本でみる納豆とひと味もふた味も違った印象を与えてくれるのだ。

おっと...見落とし注意。背後にも納豆!

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ぱっと見、これが納豆だとは思わなかった...

固定概念に縛られるべからず。ここは異国の地での納豆ハンティング。どんなときも油断は禁物だ。背後からふと視線をかんじ、よく目を凝らすと豆乳やおからといった大豆製品と並んで、納豆が鎮座していた。こちらは、スペインで製造が行われている納豆で、この大豆製品の製造販売を行っているそうだ。

いざ購入..!と、その前に。

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なんとっ...日本でもよく目にするようになってまだ日の浅い商品がすでにフランスへ進出しているではないか...
納豆をかごに入れ、意気揚々とレジに向かう前に、納豆の回答も兼ねてぜひしてほしいことがある。それは店内の巡回だ。納豆は納豆棚のみならず、広く分布している可能性あり。と常に心に留めておこう。納豆棚以外で見る「納豆」の文字は、日本で見かけるときの8倍に匹敵する喜びを感じられるからオススメだ。

店内をくまなく見回し、いざ購入。

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ハンティングの喜びと、ワクワクが止まらない鈴木。

今回、特に出会った衝撃の大きかった2つをクローズアップした。なんだか納豆というより、遠足に持っていくスナックを買い出しているような感覚になった。環境とビジュアルがもたらす納豆ハンティングの奥深さ、楽しさは底知れない者だと実感した瞬間だった。

ここからは、納豆ハンティング@フランスの戦利品紹介。

1.異国で感じる母国食材の尊さ。「糸の輝き」/〈かじのや〉

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フランスでの購入価格:2.11ユーロ(約255円)

●ねばり 3.0
●納豆のかおり 2.3
●豆のかたさ 2.3

これはフランスにて、日本食の売っている「京子」と言うストアで購入した納豆である。日本への帰国とともにすでに4つの夜を超えていた。冷凍されていた納豆は、冷蔵庫で何日も寝かすことが美味しくなる秘訣だと気づいてから私は冷凍納豆をおいしく食べると言うことに対する自信に満ち溢れていた。フランスで購入した時のことを思い出しながら混ぜ進めていく。「糸の輝き」と言う商品名とは裏腹に、粘り気は1つの大きな塊となって太くよく伸びる粘り気だった。

口に掻き込むと、香りと豆の固さともに少し控えめな印象だった。しかしこのくらい印象の方が、異国でもあるフランスではより親しんでもらいやすいのだろうか、納豆好きな日本人の私としては少し物足りなさを感じながらも、グローバルに展開していく中ではこのような事態も発生し得るのないのかもしれないなどと考えながら食べ進めていた。早く納豆が世界中で食べられる日を夢見ながら、私はフランスで購入した納豆を16時間のフライトを経た後の地、日本で嗜んでいた。

2.フォーカスポイントに座布団一枚!「からしも旨い」/〈かじのや〉

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フランスでの購入価格:1.91ユーロ(約231円)

●ねばり 1.8
●納豆のかおり 2.4
●豆のかたさ 2.6

タイトルからしてからしの推しがすごい。そのストレートなタイトルから思わず手が伸びる人も多いだろう。あえてこのからしと言う役所に目をつけたと言うところも面白い。早速開封すると、薄いシートの下に透けて見える納豆の上に、タレと通常のサイズより明らかに大きいからし私が私を迎える。そして私はそのからしを手に取りラベルに書いてあった「練りからしが当社比2倍量」と言う言葉を思い出す。しかもなんと3種の辛子を贅沢にブレンドしているらしい。気になりが過ぎる。

早速シートを取り納豆を箸でかき混ぜる。こんなにもタレからしを入れることが楽しみになった事は今までない。納豆の粘りが出てきたところでタレからしを入れる。通常からしは入れずにタレの味で楽しむ。なぜならからしはもともと納豆の臭みを控えめにするために付けられているものだからである。タレとからしを入れさらに混ぜる。

見るからにイエロー味がかった納豆全体を眺めながらも口に運んで行く。口に入れると同時にからしのマイルドな辛さが広がる。粒は柔らかく、間違いなくネギが合うなぁそんな妄想している時、ふとピリッとした辛さが後から追ってやってくる。さすが特製のからしなだけあって、今までにない新鮮な味わいである。そんな味に感心しながらのりと卵を入れても美味しそうだと妄想がどんどん膨らむそんな楽しい新しい楽しみ方の納豆である。

3.売り方が異国な感じ好き。「おいしい水戸納豆」/〈JFC(UK)LTD.〉

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フランスでの購入価格:6.40ユーロ(約774円)

●ねばり 3.6
●納豆のかおり 3.1
●豆のかたさ 3.2

フランスの冷凍コーナーでひときわ目立つこの納豆。「おいしい水戸納豆」と表記されているストレートな商品名。6パック入りとお徳用サイズで、なかなか見ることのないこの販売スタイルに私も、いま海外の納豆棚を目の前にしているのだと高揚を隠せずにはいられない。商品名以外の部分はすべてフランス語、英語など多数の言語で商品説明が記載されている。全く日本語での記載がないところも潔くて良い。

袋開けて純白のパックを手に取り、蓋を開けて豆をタレとともにかき混ぜていく。タレが納豆の味わいに深みを出し、うまみを引き立てている。小粒すぎない小粒の豆感もgood。醤油感の強いおかず納豆で、白米とのりが欲しくなるようなそんな罪深い納豆。冷凍した納豆は冷蔵庫で何日か置いて発酵させると、より味が引き立つことが今回のフランス滞在でわかった。(種類にもよっては日にちを置かない方が美味しい場合もあると思うので、悪しからず。)

4.スパニッシュ納豆。「NATTO」/〈Sojhappy〉

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フランスでの購入価格:2.50ユーロ(約302円)

●ねばり 0.4
●納豆のかおり 4.7
●豆のかたさ 4.0

なっとう娘史上初、スペイン産の納豆である。これはフランスのオペラ座の近くにある「京子」と言うお店に置いてある納豆。冷凍で日本から輸入しているため冷凍コーナーに納豆が置いてあることが多いのだが、この納豆だけ冷蔵のコーナーに置いてあった。危うく見落とすところだったが店員さんに自分の「なっとう娘」の活動を説明したところ、納豆コーナーまで案内してくださり、見つけることができた。

NATTOと描かれたパッケージはどこかポップでかわいらしい。またタッパーのようなプラスチックのパックに入っているのもビジュアルとして、異国の食べ物且つスーパーフード感が漂っていて新鮮極まりない。若干中のビニールの蓋が開けにくいのが難点だが、フランスで購入し食べた納豆の中で一番美味しかった。

タレはついていなかったので、タレ無しのストレートで食べた。粘り気はさらっと糸はあまり引かないタイプで、納豆の香りが最高に引き立っている。小粒もしっかりとした粒感で、冷凍解凍後少し冷蔵庫で寝かしておいたのが良かったのかもしれない。スペイン産の納豆。なかなか食べる機会がないと思うので、納豆好きとしては、ぜひフランスに足を運んだ際に、この〈Sojhappy〉のNATTOを手に取り食べてみていただきたいと思う。

5.冷凍納豆との付き合い方。「有機納豆」/〈納豆屋〉

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フランスでの販売価格:2.70ユーロ(約326円)

●ねばり 3.5
●納豆のかおり3.4
●豆のかたさ 3.9

初めて目があったのは、フランスの冷凍庫だった。「はじめまして。ボンジュール。」と言う気持ちでカゴへと入れる。冷凍の状態から冷蔵庫に入れ、何時間か置いて解凍する。

いざ開封。黄色のラベルをはがしパックを開ける、それと同時にタレに何か入っていることを確認した。タレに何が入っているかを確認するのに裏の表示を見るがフランス語のシールが貼ってありわからない。フランス語のシールをはがし日本語で探す。どうもこれは昆布エキスらしい。どんな味わいになるのだろう。そんな期待で胸を膨らませながら納豆の味をかき混ぜていく。そこにタレを加えさらに混ぜ進めていく。混ぜている段階からタレの香りと伸縮性のある粘度を感じ始める。よく伸びる粘りを愛情たっぷりの眼差しで見つめながらひと口食べる。

口に入れた瞬間のタレによる旨味の広がりがすごい。これはきっと昆布エキスの働きだとすぐに脳裏をよぎった。徐々に旨味の後に甘いタレの味わいを感じる。そんなタレの存在が大きいせいか雨ですか豆の存在も香りも全て持っていかれる感じが否めない。全体的に納豆の香りは強くないが、口の中の納豆が食道へと向かう口の中が終わりかけの時にたまに鼻から抜ける納豆の香りが、個人的にグッとくるポイント。

6.要修行納豆「水で戻す納豆」/〈株式会社上州農産〉

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フランスでの販売価格:9.90ユーロ 約1,197円(80g×1)

●ねばり 0.0
●納豆のかおり 0.9
●豆のかたさ 1.1

水で戻す納豆...フリーズドライや干納豆は今まで食べたことがあったが、このタイプは初めてだった。賞味期限もえげつなく長い。ある種の非常食ではなかろうかとさえ思えてくる。

まず、どう他のフリーズドライや干納豆と違うのか、戻す前の状態で食べてみた。うん。たしかにこれは何か違う。物足りなさというか、このままで食べるものではないんだな。ということだけははっきりと分かる、水で戻して食べたほうが美味しいのだろう。

水に浸して4時間待つ。水分を含み、少し生の納豆に近い姿形になってきた。いざ混ぜてみると、あまりにもサラサラ過ぎて粘り気が出ないではないか...説明通りの配分で作成したが、なかなかうまく行かなかった。味わいも、少し失敗してしまったこともあり、これを納豆として食べるなら何も食べないでもいいかな...と思ってしまう出来栄えであった。笑 1袋1,000円近くしたので、すべての量を使い切るまでに1度は成功したい所存である。研究を重ねる所存。

7.納豆関連商品界のルーキー「プチポリ納豆」/〈カンロ株式会社〉

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フランスでの販売価格 : 2.70ユーロ 約326円(18g×1)

●ねばり 0.1
●納豆のかおり 3.7
●豆のかたさ 5.0

日本でも、この商品をよく見かけるようになってまだ記憶に新しい印象である。そんな納豆関連商品界のルーキーが彗星のごとく、フランスの地でも胸を張って並んでいた。日本のものをそのまま陳列しているのかと思いきや、左上に「NATTO」ときちんと英語で表記されているではないか...日本で並んでいるプチポリ納豆と異なることに興奮し速攻で購入した。フランスの方はきっと粘り気がない分、この様なフリーズドライのほうが好まれるのであろう。いつかその実験もしてみたい。まだまだ納豆のグローバル進出は可能性で満ち溢れていた。

「フランス旅行記」あとがき

今回、フランスへの渡航は「納豆を広めるための市場調査」という目的で訪れてきました。合間を縫って、観光したり町並みを楽しみただ一言「最高」でした。美味しくて安いチーズ、道に広げられたビストロのテーブルと椅子、そこかしこに溢れる音楽、都心に突如現れる開放的な公園。そんな環境の中で、のびのび笑顔が絶えず、生活している人々。どこを切り取っても最高で、今まで訪れてきた国(12カ国)の中でトップレベルで好きだと思いました。いつかフランスで納豆パーティーができるよう、これからの活動も楽しみながら頑張りたいです。

今月のスペシャル

今欲しいものが見つかる!“ご褒美買いリスト”特集今欲しいものが見つかる!“ご褒美買いリスト”特集
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