木村ミサと本日のティータイム 様々なほうじ茶メニューに舌鼓!駒場の日本茶専門店〈東京和茶房〉へ LEARN 2021.06.22

みなさまこんにちは。木村ミサです。新茶のシーズンも落ち着き、いよいよ市場にたくさん出回ってきました。どの新茶を買おうか、わくわくしながら吟味する時間は楽しいですよね。もちろん「新茶だからいい!」ということではないけれど、やはりシーズンの始まりには心が踊るものです。さて、今回はずっと気になっていた、様々なほうじ茶がいただけるお店〈東京和茶房〉に行ってきました。

駒場 東京和茶房

駒場東大前駅から住宅街のほうへ歩いていくと、なんとあの東京大学のすぐお隣に〈東京和茶房〉はあります。元々フードプランナーをやっていた店主が、その仕事を通して出会ったお茶農家さんを応援したいという想いからスタート。もっとお茶を日常的にいただけるように、カジュアルなスタイルでお届けする日本茶専門店です。

入り口を入ると、ほうじ茶の焙煎機から焙煎された茶葉の香ばしい香りが漂う。お茶にどうしたら興味を持ってもらえるかと考えたとき、コーヒースタンドの焙煎機からの香りに着目し、日本茶でも焙煎機をお店に取り入れたそう。香りの良さや興味を持ってもらえるきっかけになってもらえたらという想いから、入り口でほうじ茶の焙煎をしています。焙煎したての香りが感じられるのは、〈東京和茶房〉ならでは。そんなお店では、ほうじ茶を中心としたメニューや料理、スイーツが充実しているのも推しポイントです。

【本日の1杯目】「ほうじ茶3煎 飲みくらべセット」

「ほうじ茶3煎 飲みくらべセット」924円
「ほうじ茶3煎 飲みくらべセット」924円

まずはほうじ茶の飲み比べセットから。焙煎の深さを変え、浅く焙煎したライトロースト、ほど よい塩梅のミディアムロースト、深く焙煎したディープローストの3種を楽しむことができます。コーヒーのように、深煎り、浅煎りなどが楽しめるのは、お店で焙煎している〈東京和茶房〉ならでは。ほうじ茶はこの連載で何度も紹介しているくらい大好きなお茶ですし、飲み比べは初体験。さて、どんな世界が待っているのだろう。

駒場 東京和茶房

ライトローストからいただきます。さっぱりとしている中にしっかりと旨味もあるのが印象で、どちらかといえば色味も他の2つに比べて淡く、煎茶のような爽やかさが残っているのがおもしろい。夏にぐいぐい飲みたくなるくらい、アイスで飲むのにぴったりなのもいいところ。併せて味変で「飛騨山椒」を一振りしてみると、ぴりっとした山椒でさらに爽やかさが増します。この爽快感、ぜひ味わっていただきたい1杯です。

駒場 東京和茶房

ミディアムローストは1番スタンダードな王道系ほうじ茶。旨味や香ばしさのバランスがちょうど よく、甘みも感じられたり、ライトローストの軽やかさよりも香ばしさはありつつ、さっぱりとした後味がやみつきになります。ほうじ茶が主役な〈東京和茶房〉の、1番王道系だからこそわかる ほうじ茶の真骨頂がここにある。お店の魅力がたっぷりつまったほうじ茶です。

駒場 東京和茶房

そして最後はディープロースト。1番深い焙煎で、コーヒーのような深みのある色味。芳醇さも、 味わいも、コーヒーのような奥行きのあるコクがあるのが印象的。この焙煎度でいただけるほう じ茶は〈東京和茶房〉でしか味わったことのない領域。そんなディープローストは「キビ糖シロップ」で味変。すると一層コーヒーを飲んでいるような感覚に…!甘みがプラスされることで、一層深みのおもしろさに気づく、ユーモアたっぷりの1杯です。

【本日の2杯目】「新茶 さえみどり」

「新茶 さえみどり」864円 ※現在は販売終了
「新茶 さえみどり」864円 ※現在は販売終了

新茶のシーズンだったので、つい目が合ってしまい思わず頼んだ1杯。今年の「さえみどり」はどこも調子がいい印象で、私も家で1番飲んでいます。そんな「さえみどり」は、目を引く鮮やかな水色も大好きなポイント。独特のまろやかさにまるっとした甘みの中にある、新茶の青々しいさわやかさのバランスが最高な1杯です。これをいただくだけで煎茶の魅力に気付けるくらい、ぜひおすすめしたい茶葉がここでいただけるのは幸せなめぐり合わせ。

【本日の3杯目】「豆乳スパイスほうじ茶ラテ」

「豆乳スパイスほうじ茶ラテ」605円
「豆乳スパイスほうじ茶ラテ」605円

〈東京和茶房〉では、ほうじ茶ラテも人気のひとつ。スパイスに目がない私は「豆乳スパイスほうじ茶ラテ」をチョイス。ラテはディープローストのほうじ茶にキビ糖シロップで〈東京和茶房〉らしい仕上がりに。そしてスパイスはシナモン、ナツメグ、山椒、カルダモンという香りが高いスパイスをオリジナルブレンドでラテに入れています。ここにも山椒が入っているのは注目ポイント。それではいただきましょう。

駒場 東京和茶房

ディープローストのコクを感じながらも、豆乳でまろやかな濃厚ラテに。ほうじ茶の茶葉の量の濃さだけではなく、焙煎度の濃さなのもここでしか味わえないとっておきの味です。それでいてスパイスの山椒がここでもいいお仕事している!カルダモンの高貴な甘みもほうじ茶ラテにマッチしています。人気なのも納得。

【本日の甘味】「ほうじ茶ラテプリン」

「ほうじ茶ラテプリン」テイクアウト486円、イートイン495円
「ほうじ茶ラテプリン」テイクアウト486円、イートイン495円

最後までほうじ茶づくしで胃も心も満たしましょう。〈東京和茶房〉は、ほうじ茶の料理やスイーツも充実していて、魯肉飯やハヤシライスという切り口から日本茶を楽しんでほしいとたくさん提供しています。今回は、その中でも惹かれた「ほうじ茶ラテプリン」をチョイス。なめらかな口当たりのプリンに、さっぱりとした甘みなのでスルスルいただけちゃいます。この芳醇なプリンとほうじ茶を合わせることで、口の中いっぱいにほうじ茶が感じられてずっと楽しい!おすすめです。

【本日のお土産】「東京和茶房ブレンド ほうじ茶〈LIGHT ROAST〉」

「東京和茶房ブレンド ほうじ茶〈LIGHT ROAST〉」ティーバッグ5個 540円
「東京和茶房ブレンド ほうじ茶〈LIGHT ROAST〉」ティーバッグ5個 540円

お土産も充実していて、オリジナルブレンドのほうじ茶やハーブティーのレモングラスなど様々な種類があります。今回は、さっぱりしていて山椒と一緒にいただきたいライトローストをお土産に。これからの季節におうちでも楽しめるライトローストはぜひ飲んでいただきたい私の推し土産。ミディアムローストや玄米ほうじ茶など、味わいの違う3種類をプレゼントにして飲み比べてみると、日本茶を知らない方にも興味をもってもらえるきっかけになりそう。

駒場 東京和茶房

〈東京和茶房〉は、ほうじ茶のアミューズメントパークのような、ほうじ茶好きにも、まだ知らない人にも楽しめる入門的な場所。興味をもってもらえる手段だったほうじ茶が、この場所を通して 広がり、茶葉の可能性を広げていくような空間になっていくことでしょう。ぜひお店でお茶の楽しさを堪能してみてください。それでは本日の一杯、召し上がれ!

〈東京和茶房〉

■東京都目黒区駒場4-6-2 Y-5 YAMAGATAYA 1F
■03-6407-0622
■11:00〜L.O.16:30
 ※6月26日(土)からは、土日祝のみL.O.17:30
■月曜休(祝日問わず)
https://www.tokyowasabo.com/

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