1151号『LOCKER ROOM』はみだしレポート 【体操 谷川航選手】昨年の世界選手権では 悔しさと手応えの両方を感じた。 LEARN 2018.02.25

Hanako本誌の人気連載「LOCKER ROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタをご紹介。今回は1151号から、体操界の人気者・谷川航選手。前回のカーリング・両角公佑(もろずみこうすけ)選手はこちら。連載トップはこちら

 

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順天堂大学体操競技部の体育館にオジャマすると、真剣な表情でつり輪に向かう谷川航選手を発見。ひとつの技を試したあとは器具から離れ、手を動かしながら頭の中で技をイメージしたり、周囲の選手に修正点を確認。そしてまた器具に向かい、繰り返し練習していく。部の全体練習が終わると、小走りで本誌スタッフの元へ。見ると、手足につける滑り止め用の白い粉で、Tシャツが真っ白に。「撮影前に着替えをされますか?」と尋ねると、「大丈夫です。いつもこんな感じなので」と言って、にこっと笑い、Tシャツについた粉をパンパンはたく。その飾らない感じも素敵です。

インタビューでは体操への思いからプライベートなお話まで、ざっくばらんに語ってくれた谷川選手。昨年、初出場した世界選手権について伺うと「悔しい思いもしたが、得るものも多かった」と、大会を振り返る。種目別のゆかの代表として選出されたが、つり輪と平行棒にも出場。「つり輪と平行棒は、自分の中ではいい演技ができ、しっかり評価されたので手応えを感じました。ゆかに関しては、ひとつ新しい技を入れたのですが、完成度があまり高くない状態で行ったのでミスが出てしまい…。攻めることは必要ですが、やっぱりバランスが大事だなと、改めて勉強になりました」

大舞台で得た経験を糧に、さらなる飛躍を誓う谷川選手。今年の世界選手権では個人総合の舞台で活躍する姿に期待!

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Birthday 1996/7/23
Blood type B
Height 160cm
Birthplace CHIBA

たにがわ・わたる/得意種目は跳馬、ゆか。2016年、全日本種目別選手権の跳馬で優勝。17年、全日本個人総合で4位入賞。同年の全日本種目別ではゆかと跳馬で2位に。世界選手権の代表入りも果たし、ゆか、つり輪、平行棒の3種目に出場した。

photo:Yasunori Yamamoto(GIG)
text&edit:Naoko Sekikawa

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